Windows 10のバックアップをネットワークドライブに作成する方法【手順を画像付きで解説】
PCのバックアップは最も重要な作業のひとつでありながら、意外と実行されていないのが現実です。かつては「時間がかかる」「面倒」「ストレージが高価」といった言い訳も通用していました。しかし今では、ストレージは非常に安価になり、OSにはさまざまなバックアップ支援機能が標準搭載されています。特にWindows 10には比較的高度なバックアップ機能が備わっており、ネットワークドライブへのシステムバックアップも可能です。つまり、ドライブをPCに直接接続する必要はなく、常時アクセスできるサーバーに接続しておくだけで、設定後は自動的にバックアップが行われます。

なぜネットワークバックアップなのか?
ネットワークバックアップには大きなメリットが2つあります。
まず1つ目は、一度設定してしまえば維持の手間がほとんど不要になることです。バックアップのたびにPCへドライブを接続する必要も、「バックアップ用ドライブをどこにしまったか」を思い出す必要もありません。ケーブル接続なしで無線経由(ネットワーク経由)で自動的にバックアップが実行されます。ソファからすべての作業を行うノートPCユーザーにとって、これは非常に大きな利点です。
2つ目は、ネットワークバックアップが常に利用可能であることです。ネットワークに接続していれば、常にバックアップドライブにも接続されている状態になります。持ち運び可能な外付けHDDでバックアップしている場合、そのドライブを紛失すればバックアップごと失うリスクがあります。一方、ネットワークドライブは持ち運ばないため信頼性が高く、ローカルネットワーク外からもアクセスできるよう設定すれば、外出先からでもバックアップファイルにアクセスできます。
クラウドバックアップにも同様の機能がありますが、ローカルのネットワークドライブと比べるとデメリットもあります。クラウドバックアップは便利ですが、データを保持し続ける限り月額料金を支払い続ける必要がありコストがかさみます。また、自分のデータの管理を第三者に委ねることになります。もし提供企業が倒産したり、保管施設が火災で失われたりした場合、バックアップをすべて失い、新しいシステムへ迅速に移行できない可能性もあります。
もちろんネットワークバックアップにも欠点はあります。転送速度が遅く、初期設定の手順も決して簡単ではありません。また、ハードディスクに常時接続された、電源が入りっぱなしのデスクトップPCまたはサーバーが必要です。しかし、一度環境を整えてしまえば、あとは放置するだけで自動的にバックアップが続けられます。
Windows 10でネットワークドライブへのバックアップを作成する手順
Windows 10 Proをお使いの場合、標準搭載のツールだけでネットワークドライブへのバックアップが可能です。以下の手順に従ってください。
1. 「設定」アプリを開きます。
2. 「更新とセキュリティ」をクリックします。

3. 「バックアップ」をクリックし、「バックアップと復元(Windows 7)」に移動する をクリックします。

4. 「バックアップの設定」をクリックして、新しいバックアップをセットアップします。

5. ネットワークドライブを選択するには、「ネットワーク上に保存...」をクリックします。

6. ファイルパスの横にある「参照」ボタンをクリックし、ネットワーク上のバックアップ先ドライブを指定します。

7. 「ネットワーク資格情報」の欄に、対象マシン上のユーザーアカウントのユーザー名とパスワードを入力します。入力が完了したら「OK」をクリックします。


8. 利用可能なドライブの一覧から目的のドライブが選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

9. 上部で「Windowsが選択」によるフルバックアップ、または下部で「自分で選択」によるカスタムバックアップを選択し、「次へ」をクリックします。

10. 「設定を保存してバックアップを実行する」をクリックすると、設定が確定され、バックアップが開始されます。

まとめ
Windows 10 Proに標準搭載されているバックアップツールだけでも、ネットワークドライブへのバックアップは十分に行えます。Windows 10 HomeなどPro以外のエディションをお使いの場合は、無料ユーティリティの「AOMEI Backupper」などを利用すれば、同様にネットワークドライブへのバックアップが可能です。大切なデータを守るために、今日からバックアップ環境を整えておきましょう。
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