Windows 11 Build 22610登場:タブレット最適化タスクバーを削除、タスクマネージャーに新配色を追加
Microsoftは、DevチャネルおよびBetaチャネルのWindows Insider向けに、Windows 11 Build 22610を公開しました。先週は大型ビルドの提供がなかったこともあり、今回は比較的小規模なリリースとなっています。主な変更点として、IT管理者向けの新しいグループポリシーの追加、タスクマネージャーの使用率エリアへの新配色の導入、そしてタブレット向けに最適化されたタスクバーの削除が挙げられます。本記事では、このビルドで押さえておきたい重要なポイントをまとめてご紹介します。
ファミリー セーフティ ウィジェットの更新
最初の変更点は、ファミリー セーフティ ウィジェットのアップデートです。新しい位置情報共有ビューにより、ファミリー セーフティ アプリを使って家族メンバーの現在地を確認できるようになりました。また、「メンバー」ロールのユーザー向けにも改善が加えられ、アプリやデバイス全体での画面使用時間を、より分かりやすく把握できるようになっています。
タスクマネージャーにテーマ連動の配色が追加
タスクマネージャーも更新され、設定で選択したPCのカラーテーマに合わせて、使用率エリアに色が表示されるようになりました。この機能については、以前開催されたWindows Insiderウェブキャストでも詳しく紹介されていました。

タブレット最適化タスクバーの削除
その他の変更点として注目すべきは、Build 22563で一度追加されたタブレット向け最適化タスクバーが削除されたことです。Microsoftによると、この機能はWindows Insiderからのフィードバックに基づいて取り除かれたものであり、将来的には改良を経て再び提供される可能性があるとのことです。
さらに、ロック画面のバッテリーアイコンのデザインも刷新され、タスクバーのアイコンと統一感のある外観になりました。対応ハードウェアを搭載したPCでは、システムトレイのバッテリーアイコンにマウスカーソルを合わせた際のツールチップに、推定バッテリー残り時間が再び表示されるようになっています。あわせて、コンテキストメニューやコマンドバーで使われる「名前の変更」「プロパティ」「最適化」の各アイコンも更新され、視認性と一貫性が向上しました。

注意したい既知の問題
最近の慣例どおり、ここでは変更履歴の全文ではなく、主要なポイントのみをご紹介します。今週の変更リストはかなり長めですが、既知の問題のリストも同様に充実しています。中でもMicrosoftが特に注意喚起した新しい既知の問題は次の2つです。
1つ目は、一部のInsiderユーザーの環境で、システムトレイの「非表示のアイコン」ポップアップが完全に表示されなくなるというものです。[設定] > [個人用設定] > [タスクバー] の「その他のシステムトレイアイコン」で「オン」と表示されているにもかかわらず、この問題が発生する場合があります。
2つ目は、タスクマネージャーのコマンドバーから効率モードを有効にすると、[プロセス] ページのプロセスリストが「アプリ」と「バックグラウンド プロセス」の各グループ間で行き来し、表示が不安定になる可能性があるというものです。
IT管理者向けの新しいMDM・グループポリシー
このビルドには、IT管理者向けの新しいMDMポリシーおよびグループポリシーも含まれています。これらを活用することで、スタートメニュー、タスクバー、システムトレイ全体にわたるWindows 11の操作性を簡素化できます。新しいポリシーでは、クイック設定・通知センター・カレンダーのポップアップの無効化、タスクバー設定全般の無効化、検索機能の無効化、タスクバーからのタスクビューの非表示などが可能です。
これらのポリシーを構成するには、グループポリシーエディターを開き、[ユーザーの構成] > [管理用テンプレート] > [スタート メニューとタスクバー] へと移動します。企業環境でのWindows 11展開を進めるIT部門にとって、有用な機能強化といえるでしょう。
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