Adobe Acrobat Reader DCがMicrosoft Storeに登場――初のAdobe Win32アプリ
Windows 11の新しいMicrosoft Storeには大きな期待が寄せられており、開発者たちも少しずつマイクロソフトが描くアプリストアの新ビジョンに参画しています。Adobeもその重要な存在の一つで、このたび同社の最も人気のあるWin32アプリが、Windows 11のMicrosoft Storeに登場しました。
そのアプリとは「Adobe Acrobat Reader DC」。PDFドキュメントの閲覧、印刷、コメント追加において標準とされるソフトウェアです。無料で提供されており、ペンや指を使ったPDFへの注釈付け、電子署名やフォーム入力、PDF上での共同作業などが可能です。公開時点での評価は、13件のレビューに基づく4.5つ星と、好評を得ています。
ダウンロードサイズは公式サイト版より小さめ
アプリのサイズは183.2MBで、Adobe公式サイトからダウンロードできるバージョン(203.9MB)よりもコンパクトです。ただし興味深いことに、このアプリは32ビット版のみで動作します。Windows 11が64ビットプロセッサのみをサポートしていることを考えると、意外な仕様といえるでしょう。
UWPアプリからWin32アプリへ
Adobe Reader DCが登場する以前、Microsoft StoreにラインナップされていたAdobeアプリは、Adobe Reader Touch、Photoshop Elements 2021、Lightroom、Content Viewer、Experience Manager Forms、PhoneGap Developerなどでした。ほかに「Adobe Photoshop Express Toshiba Only」という限定版も存在していました。
これらのアプリはすべて、MicrosoftのUWPコードベースに基づいていました。一方、今回登場したAdobe Reader DCはWin32アプリで、Google ChromeやFirefoxなどをインストールする際におなじみの従来型フォーマットを採用しています。Win32アプリがMicrosoft Storeに直接掲載されることで、Adobeの公式サイトを経由しなくても、ストアから簡単に見つけてインストールできるようになった点が大きなメリットです。
Creative Cloudの登場にも期待
今後もより多くのAdobeアプリがMicrosoft Storeに追加される予定で、今回はその第一歩にすぎません。マイクロソフトは、クリエイター向けアプリ群として人気の「Adobe Creative Cloud」がWindows 11に対応することをすでに確認しています。実現の時期はまだ明らかになっていませんが、OBS StudioやZoomといった主要アプリがすでにストアに登場していることを考えると、Adobe CCの登場もそう遠くないかもしれません。
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