AndroidスマホをPCのスピーカーに変える方法|Wi-Fi・USB対応でWindows/Mac/LinuxもOK
最終更新日:2023年5月20日(米東部時間 午後2時46分)
執筆者について
Tashreefは学生時代、図書館で技術雑誌「CHIP」と出会ったことをきっかけにコンシューマーテクノロジーへの興味を深め、コンピュータサイエンスの学位取得へと進みました。2012年以降、Windows ReportやHow-To Geekなどで1,000本以上のハウツー記事を執筆しており、現在は2007年から使い続けているMakeUseOfでMicrosoft Windows関連の記事を中心に担当しています。
ウェブサイトや技術ブログの構築経験を持つ実務派ライターとして、開発者ならではの実践的な視点を記事に反映させています。ポートフォリオはitashreef.comで公開中。執筆以外にも、複雑なトピックを分かりやすく解説するショート動画の制作やゲーム、アニメ鑑賞を楽しんでいます。
Androidスマホで代用できるシーンとは
多くのパソコンモニターやノートパソコンには内蔵スピーカーが搭載されています。音質の良し悪しはあるものの、外部スピーカー環境が整っていない場合には十分役立つ存在です。
しかし、いざ使おうとしたときにスピーカーや外部オーディオ機器が故障してしまい、トラブルを解決する時間もない——そんな経験はありませんか?実は、手元にあるAndroidスマホさえあれば、それをPCの外付けスピーカーとして活用できます。
この記事では、専用アプリを使ってAndroidスマホをラップトップやデスクトップPCのスピーカーに変える2つの方法を詳しく解説します。
方法1:AudioRelayでWi-Fi経由のワイヤレススピーカーにする
AudioRelayは、AndroidスマホをPCのワイヤレススピーカー化できるオーディオストリーミングアプリです。Wi-Fiによるワイヤレス接続とUSBケーブルを使った有線接続の両方に対応しています。
スマホとPCを連携させるには、Windows/macOS/Linux向けのPCクライアントと、Android端末向けアプリの両方をインストールする必要があります。
無料版は広告表示があり、一部機能に制限がかかります。プレミアム版にアップグレードすれば広告が消えるだけでなく、複数デバイスへの同時ストリーミングや、音質設定の細かいカスタマイズも可能になります。
ダウンロード:AudioRelay(Android版|Windows版|Mac版|Linux版/無料、アプリ内課金あり)
ここではWindows PCを例に、セットアップの手順を紹介します。
PC側の準備
- AndroidスマホとPCが同じWi-Fiネットワークに接続されていることを確認します。
- Windows PC用のAudioRelayをダウンロードし、インストーラーを起動して「Next(次へ)」をクリックします。
- 「Select Additional Tasks(追加タスクの選択)」の項目には、すべてチェックを入れておきましょう。
- 「Install(インストール)」をクリックしてインストールを完了させたら、PCを再起動します。

スマホとのペアリング
アプリのインストールとPCの再起動が完了したら、以下の手順に進みます。
- PC側でAudioRelayアプリを起動します。
- AndroidスマホにAudioRelayアプリをダウンロードしてインストールします。
- スマホでアプリを起動し、「Get Started」をタップします。
- 「Server(サーバー)」欄に表示された自分のPC名をタップします。
接続が確立すると、PCクライアントの「Connections(接続)」欄にAndroidスマホの名前が表示されます。

これでセットアップ完了です!PC上で任意の音声を再生すると、スマホのスピーカーから音が出力されます。音量はPCクライアントから調整でき、ストリーミングを止めたいときはAndroidアプリ内の「Stop」ボタンをタップしてください。
音質の最終的なクオリティはスマホ本体のスピーカー性能に大きく左右されますが、プレミアム版にアップグレードすると、非圧縮オーディオの利用や圧縮率の選択、バッファ量の調整など、より高音質を目指せる高度な機能が解放されます。
方法2:USBケーブル接続で有線スピーカーにする
同じWi-Fiネットワークに接続できない環境や、ワイヤレス接続の遅延(ラグ)が気になる場合は、AudioRelayの有線モードがおすすめです。USBテザリングを利用し、USBケーブル経由で音声データを送信するため、遅延を大幅に抑えられます。ちなみにUSBテザリングは、スマホのモバイル回線をPCのネットワーク接続として共有する用途にも使えます。
以下の手順で、AndroidスマホをUSB接続のPCスピーカーに変えましょう。
- PCとAndroidスマホの両方にAudioRelayがインストール済みであることを確認します。
- USBケーブルでスマホとPCを接続し、スマホが正しく認識されていることを確認します。
- Androidアプリを開き、「USB tethering(USBテザリング)」セクションまでスクロールします。
- 「Settings(設定)」をタップして、スマホの「テザリングとアクセスポイント」設定画面を開きます。
- 「USBテザリング」のスイッチをオンにします。
USBテザリングを有効にしたら、改めてスマホをスピーカーとして接続します。
- スマホのAudioRelayアプリ画面に戻ります。
- 「Servers(サーバー)」欄に新しく表示された自分のPC名のエントリーをタップします。
- PCクライアントの「Connections」欄にスマホ名が表示されていれば成功です。
- PC上で音楽や動画などを再生すると、スマホのスピーカーから音声が流れます。
もしUSBテザリング経由でのストリーミングがうまくいかない場合は、別のUSBケーブルや別のポートに差し替えて試してみてください。
おまけ:スマホをPCのマイク代わりにすることも可能
AudioRelayはスピーカーだけでなく、AndroidスマホをPC用マイクとして使うこともできます。やり方は簡単で、PCクライアントの「Player」タブを開き、「Mode」欄の「Mic」を選択するだけです。Web会議などでマイクが突然使えなくなったときにも重宝します。
まとめ:AndroidスマホをPCスピーカーとして活用しよう
AudioRelayは、AndroidスマホをPCスピーカーに変えるための非常に優れたツールです。ただし完璧ではなく、無料版の音質は「まずまず」といったレベルで、スマホ側で何か音を再生するとPCとの接続が自動的に切断されてしまう点には注意が必要です。
それでも、PCのスピーカーやマイクが作業中に突然使えなくなったとき、手元のAndroidスマホを即席の代替デバイスとして活用できるのは大きな心強さです。緊急時の備えとして、ぜひ試してみてください。
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