MacBookのバッテリー寿命を最大化する7つの究極テクニック

バッテリー延命の世界には、根拠の薄い神話や伝説が数多く存在します。「スリープ前に画面を暗くする」「使っていないアプリを全部終了する」など、巷にあふれる対策の多くは効果がほとんどありません。本記事では、実際にMacBook Proのバッテリー持ちを最大化できる、検証済みのテクニックを厳選してご紹介します。効果の大きいものから小さいものまで、今すぐ実践できる方法ばかりです。
1. 画面の明るさを下げる

バッテリーやディスプレイ技術がどれほど進化しても、ノートPCにおいて最大の電力消費源は依然としてディスプレイです。その主な役割が電気を可視光へ変換することであり、それには相当なエネルギーが必要になります。MacBook ProがOLED搭載になるのはまだ先の話なので、当面は電力を大量に消費する液晶ディスプレイと付き合っていくしかありません。
明るさは、快適に操作できるぎりぎり最低のレベルまで下げましょう。最初は暗く感じても、人間の目はすぐに順応します。また、中〜低輝度のほうが色の正確な再現にも有利です。最大輝度では特定の色の彩度や明るさが誇張されて見えることが多いためです。
2. App Napを積極的に活用する

バッテリー延命における「プラセボ効果」の代表格こそ、アプリの終了です。iPhoneでバックグラウンドアプリを次々と強制終了して節電しようとする人を見たことはありませんか?iOSのバックグラウンドアプリはサーバーへの定期問い合わせ程度しかできないため、ほとんど意味がないのです。
ところがMacアプリは話が別です。画面に見えていなくても、裏でせっせと処理を回し、バッテリーを消耗しているケースがあります。きちんと作られたアプリなら問題ありませんが、すべての開発者が完璧なコードを書けているわけではないのが実情です。
そこで役立つのが「App Nap」です。アプリが非表示で、音を鳴らしておらず、OpenGLにもアクセスしていない場合、macOSは自動的にそのアプリを一時停止状態(App Nap)にします。この状態ではアプリは一切動作しないため、終了させることなくバッテリー消耗を止められます。アプリに戻れば瞬時に復帰するので便利です。強制的にナップさせたい場合は、ウィンドウを最小化するか非表示にしましょう。アプリを完全に終了する方法もありますが、その場合は再起動の手間や、メモリ整理による余計な電力消費というデメリットもあります。

どのアプリがApp Napの状態かは「アクティビティモニタ」で確認できます。ユーティリティフォルダからアクティビティモニタを開き、「エネルギー」タブをクリック。「App Nap」列の見出しをクリックしてソートすれば、「はい」と表示されているアプリが現在休止中であるとわかります。
3. 使っていないUSB機器を取り外す

使用中でなくても、USB接続されたデバイスは電力を消費します。対象はUSBメモリ、マウス、キーボード、ヘッドセット、SDカードリーダーなど、接続しているものすべてです。これらの機器はそれぞれ一定量の電力を引き込み、中にはかなり大量に消費するものもあります。スタンバイ状態のUSBドライブでも、MacBookのバッテリーから無視できない電力を奪います。さらに、自己給電型のデバイスでも通信のために電力を消費することがあります。節電したいときは、電源アダプタ以外をすべて取り外すのが鉄則です。最近のMacBook Proに接続するThunderboltやUSB-C機器についても同様です。
4. 不要なときはWi-Fiをオフにする

MacBookの内蔵ワイヤレス機能は、ネットワークに接続していなくても電力を消費します。中でもWi-Fiは電力食いとして有名です。Wi-Fiに接続する予定がないなら、Wi-Fiをオフに切り替えましょう。接続先ネットワークを絶えず探し回る「ハンティング」動作や、利用可能なSSID一覧の頻繁な更新によるバッテリー消耗を防げます。たとえば機内ではWi-Fiを無効にしても支障がないので、バッテリー持続時間を伸ばすチャンスです。
5. ブラウザはSafariを使う
Safariは省電力性能を重視して設計されています。Appleはハードウェアとソフトウェアの緊密な統合を活かし、Safariが最小限の電力で動作するよう最適化しています。その差は大きく、タブの数を控えめにしていれば特に顕著です。
一方、Firefoxは何も操作しなくてもCPU使用率が高くなりやすい傾向があり、Chromeも多数のタブを開くとメモリを大量に消費しがちです。バッテリー効率とOSとの親和性を最優先するなら、多機能さでは譲ってもSafari一択と言えるでしょう。
6. メモリ消費を抑える
ChromeやFirefoxなどの一部のアプリは、空きメモリをできる限り使い込もうとする性質があります。多くのブラウザは起動するだけで約1GBのメモリを必要とし、タブを増やすたびにメモリ消費——ひいてはバッテリー消耗——が膨らんでいきます。使わなくなったタブはこまめに閉じて、メモリフットプリントを小さく保つことを心がけましょう。
7. 暴走アプリを見逃さない

macOSには、異常に電力を食うアプリを発見するための便利なツールが2つ備わっています。1つ目は、メニューバーのバッテリーアイコンをクリックしたときに表示される「大幅にエネルギーを使用しているアプリ」の警告です。該当アプリが現在の作業に必須でないなら、迷わず終了しましょう。

2つ目は、アクティビティモニタの「CPU」タブです。負荷の高いアプリのCPU使用率を定期的にチェックし、フル稼働状態が長時間続いていないかを見守りましょう。
まとめ:省エネルギー設定を見直そう
どんなに工夫しても、システムの省エネ設定が非効率なら効果は半減します。「システム環境設定」の「省エネルギー」パネルを開き、バッテリー駆動時の設定が妥当かを確認してください。未使用時に速やかにスリープ入りする設定や、可能な場合にハードディスクを停止する設定を有効にしておくことで、バッテリー寿命をさらに延ばせます。
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