macOSのログイン画面からユーザーアカウントを非表示にする方法
家族や職場で共用しているMacBookでは、ログイン画面に複数のアカウントがずらりと並び、見た目がごちゃごちゃしてしまいがちです。そんなときは、macOSのログイン画面からユーザーアカウント(ユーザー名とユーザーアイコン)を非表示にすれば、すっきりとしたミニマルな印象に変えられます。
ログイン画面をユーザー名なしのシンプルな画面にする
初期設定のままでは、macOSのログイン画面にはMacに登録されているすべてのアカウントのユーザー名とユーザーアイコンが表示されます。
しかし設定を変更すれば、ログイン画面からユーザー名とアイコンをすべて取り除くことが可能です。
この情報がログイン画面から消えると、代わりに空白のテキストボックスが2つ表示され、アクセスしたいアカウントのユーザー名とパスワードを手動で入力することになります。
実はこの変更には、見た目以外にもメリットがあります。ユーザー名とアイコンが非表示になれば、アカウントへの不正アクセスを試みる者は、Macの電源を入れた時点でユーザー名を知ることができません。つまり、Macにひとつのセキュリティレイヤーが追加されることになるのです。
すべてのユーザー名とアイコンを非表示にする手順
- メニューバーのAppleロゴをクリックします。
- 「システム環境設定」→「ユーザとグループ」を開きます。
- 左下の鍵アイコンをクリックし、管理者のユーザー名とパスワードを入力してロックを解除します。
- 「ログインオプション」を選択します。
- 「ログインウィンドウの表示方法」で「名前とパスワード」を選択します。
以上で完了です。次回からアカウントにログインする際は、ユーザー名とパスワードの両方を入力する必要があります。
特定のアカウントだけをログイン画面から隠す
「すべてのアカウントを隠す」のではなく、表示するアカウントを選びたいケースもあるでしょう。たとえば、ゲストアカウントをすべて隠して自分のアカウントだけを目立たせたい、あるいは管理者アカウントをログイン画面に表示させないことでセキュリティを強化したい、といった場合です。
macOSでは、非表示にした複数のアカウントを「その他…」という項目にまとめることができます。
隠したアカウントにログインしたいときは、「その他…」を選択し、そのアカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
特定のユーザーアカウントを非表示にする手順
- 「システム環境設定」→「ユーザとグループ」を開きます。
- 鍵アイコンをクリックし、管理者のユーザー名とパスワードを入力します。
- 非表示にしたいユーザーをControlキーを押しながらクリックし、「詳細オプション…」を選択します。
- 表示された画面で「アカウント名」を控えます。スペースや大文字・小文字など表記もそのままメモしておいてください。この情報は後ほど必要になります。
- ターミナルを開きます(アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル)。
- 以下のコマンドをコピー&ペーストします。「username」の部分は、非表示にしたいアカウントのユーザー名に置き換えてください。
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.loginwindow HiddenUsersList -array-add username
- Enterキーを押してコマンドを実行します。
- 求められたら管理者パスワードを入力します。
- 非表示にしたいアカウントの数だけ、手順を繰り返します。
これで、指定したアカウントはログイン画面に表示されなくなります。アクセスするには「その他…」を選択し、該当アカウントのユーザー名とパスワードを入力しましょう。
ユーザー名を忘れてしまったときの対処法
アカウントを非表示にすると、ログインにはそのアカウントの正確なユーザー名が必要になります。では、ユーザー名を忘れてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
別のアカウントにログインできる場合
ほかのアカウントに少なくとも1つアクセスできるなら、そのアカウントでログインし、Macに登録されている全ユーザー名のリストを確認できます。ターミナルを開いて、次のコマンドを実行してください。
ls /users
ターミナルに、Macに登録されているすべてのアカウントの一覧が表示されます。
どのアカウントにもログインできない場合
すべてのアカウントから締め出されてしまった場合は、macOSのシングルユーザーモードで起動すればユーザー名のリストを取得できます。
- Macの電源を完全に切ります。
- Command + Sキーを押しながら電源を入れます。Macはシングルユーザーモードで起動します。これはテキストコマンドを受け付ける黒い画面で、フルスクリーンのターミナルのようなものです。
- シングルユーザーモードで、次のコマンドを入力します。
ls /users
- Enterキーを押します。
- しばらく待つと、Macの情報とともにすべてのユーザーアカウントが表示されます。ユーザー名の表記(大文字・小文字など)も含めて、必ずメモしておきましょう。
- 次のコマンドを実行してMacを再起動します。
reboot
Macが再起動し、しばらくすると通常のmacOSログイン画面が表示されます。
補足: Apple Silicon(M1以降)やT2チップ搭載の比較的新しいMacでは、Command + Sによるシングルユーザーモードは利用できません。その場合は、電源ボタンを長押しするなどしてmacOS復旧(リカバリー)モードを起動し、ユーティリティからターミナルを開いて同じコマンドを試してみてください。
Macはカスタマイズ性の高さで知られるOSではありませんが、ログイン画面からユーザーアカウントを隠す簡単な方法が用意されています。カスタムメッセージを表示させるなど、ログイン画面を自分好みに調整する手段はほかにもあります。あなたはログイン画面にどんな工夫をしていますか?ぜひコメント欄で教えてください!
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