Macのデスクトップをカスタマイズする方法|壁紙・アイコン・Dockの変更ガイド
Appleは、ユーザーの代わりに決めてしまう企業として知られてきました。スティーブ・ジョブズはかつて「多くの場合、人はそれを見せられるまで自分が何を欲しいのか分からない」という有名な言葉を残しています。同社は今でもOSプラットフォームを特定の形で動作させることを好み、ユーザーによるインターフェースの大幅なカスタマイズは許していません。
しかしmacOSでは、限定的ながら外観の変更やデスクトップのパーソナライズが可能です。この記事ではその方法を紹介します。さらに踏み込んでMacのインターフェースを本格的にカスタマイズしたい場合はサードパーティ製ツールが必要になるため、そちらについても解説します。
壁紙を変更する
Macで壁紙を変更するのは簡単です。デスクトップを右クリックして「デスクトップ背景を変更」を選択するか、「システム環境設定」を開いて「デスクトップとスクリーンセーバ」を選びましょう。
自分の好きな画像を設定するには、画面左上のプレビュー枠に画像をドラッグ&ドロップするだけです(プレビュー右側のプルダウンメニューから「全体を表示」「中央に表示」など、画面へのフィット方法を選べます)。また、Safariで閲覧中にお気に入りの画像を見つけたら、右クリックして「デスクトップピクチャとして使用」(古いバージョンのmacOSでは「イメージをデスクトップピクチャとして使用」)を選択すれば、そのまま壁紙にできます。
壁紙を自動的に切り替えたい場合は、画像を取得するフォルダを選択し、「順番に変更」にチェックを入れて頻度を指定します。「ランダムに並べ替える」にもチェックを入れておくのがおすすめです。
便利な小技:システム環境設定で壁紙のサムネイル画像を大きく表示するには、マウスカーソルをサムネイルに重ねた状態で、トラックパッドのピンチアウト(拡大)ジェスチャを使います。
Appleがスクリーンセーバ用に用意している素晴らしい画像は、デスクトップ壁紙としても流用できます。デスクトップの空白部分をクリックし、Shift + Cmd + Gを押します。表示されたダイアログボックスに「/Library/Screen Savers/Default Collections」と入力しましょう。好みの画像を選んで右クリックし、「デスクトップピクチャとして設定」を選択してください。
インターフェースをカスタマイズする
AppleがMacのインターフェースに許している視覚的なカスタマイズはごくわずかですが、その選択肢は「システム環境設定」の「一般」タブにあります。
この画面の最初の3つのプルダウンメニューでは、ボタン・メニュー・ウィンドウをブルーまたはグラファイトに設定したり、ハイライト色(テキストやアイコン選択時の色)を9種類のプリセットカラー、または「その他」を選んでカラーホイール上の任意の色に設定したり、Finderのサイドバーアイコンのサイズを小・中・大から選んだりできます。そう、選択肢は決して多くありません。
プルダウンメニューの間には、さらに2つのチェックボックスがあります。1つはダークモードで、Dockや上部のメニューバー、プルダウンメニューが黒くなり、なかなかスマートな印象です。もう1つは、上部メニューバーを自動的に隠し、マウスを近づけたときだけ再表示させるオプションです。
また、システム環境設定の「一般」ではなく「アクセシビリティ」アイコンをクリックし、左側の「ディスプレイ」を選択することで、最近のmacOS特有のフラットな見た目を多少緩和できます。「透明度を下げる」にチェックを入れれば半透明のウィンドウ背景がオフになり、「コントラストを上げる」にチェックを入れればウィンドウやツールバーに細い黒い枠線が追加されます。
アイコンとフォルダをカスタマイズする
デスクトップ上のアイコンのサイズや間隔を調整するには、空白部分を右クリックして「表示オプションを表示」を選択します。「アイコンサイズ」と「グリッド間隔」の各項目は直感的に理解できるでしょう。
Finderウィンドウ内の4つの表示モード(アイコン、リスト、カラム、Cover Flow)も、同じ操作で個別にカスタマイズできます。ウィンドウ内の空白部分を右クリックして「表示オプションを表示」を選びましょう。アイコン表示でのみ、背景を任意の色や画像に変更できます(ただし「最近使った項目」などの一部の標準フォルダはカスタマイズ範囲が限定されます)。
すべてのフォルダにそれぞれ独自の見た目を持たせることもできますし、1つのフォルダをお好みに設定したうえで、ウィンドウ下部の「デフォルトとして使用」ボタンをクリックすれば、以降開くすべてのFinderウィンドウにそのスタイルを適用できます。繰り返しますが、一部のフォルダウィンドウではこのオプションが利用できません。
オリジナルのアイコンをアップロードする
実は20年以上前から、自分の好きな画像を使ってMacのファイルやフォルダのアイコンをカスタマイズできるのです。
まずは差し替え用のアイコンを見つけましょう。オンラインには無料で配布されているアイコンが多数ありますし、手持ちの画像を使っても構いません。アイコンを使う場合は、GIFまたはPNG形式の最高解像度版を表示してダウンロードします(ブラウザからFinderウィンドウへドラッグするだけでOKです)。
画像やアイコンをダブルクリックして「プレビュー」で開きます。すべてを選択(Cmd + A、または編集 > すべてを選択)してコピー(Cmd + C、または編集 > コピー)し、プレビューを閉じます。
次に、アイコンを置き換えたいファイルやフォルダを選択し、Alt + Cmd + I(キーボードによってはOption + Cmd + I)を押して情報(インスペクタ)ウィンドウを表示します。
情報ウィンドウの左上にある小さなアイコンが見えますか?それを1回クリックしてからCmd + Vを押すと、新しいアイコンが貼り付けられます(編集 > 貼り付けでも可)。なお、エイリアス(ショートカット)に対してはこの操作が機能しないので注意してください。
情報ウィンドウは開いたまま残るため、他のファイルやフォルダを選択すると詳細が表示されます。上記の手順を繰り返せば、新しいアイコンを次々と貼り付けていけます。
デフォルトのアイコンに戻したい場合は、同じ手順で情報ウィンドウを開いてアイコンをクリックし、今度はBackspaceキーまたはDeleteキーを押すだけです。
詳しくは「Macアプリのアイコンを変更する方法」も参照してください。
サードパーティ製カスタマイズアプリ
残念ながら、Mac標準のパーソナライズ機能は上記程度にとどまります。例えばGoogle ChromeやMozilla FirefoxのようにSafariブラウザを「テーマ化」する方法はありません。
より細かく制御したいなら、Flavours 2(3.73ポンド/5ドルから)のようなサードパーティ製ツールが必要です。これを使えば、あらゆるアプリケーションウィンドウのカラースキームやインターフェース要素をテーマ化できます。
Dockはシステム環境設定のオプションでサイズ変更や画面左右への移動が可能ですが、見た目や操作性を変えるにはやはりサードパーティ製アプリが必要です。無料のcDockには、ワンクリックで適用できるさまざまなDockデザインが揃っており、中にはYosemite移行時に廃止された旧式の3D Dockを復活させる「Yosemite 3D」もあります。
cDockは、古いMac OS XのようにFinderサイドバーにカラーのアイコンを復元することもできます。HyperDock(公式サイトから6.95ユーロ、Mac App Storeからは9.99ポンド/9.99ドル。両者には若干の違いがある点に注意)もDockの見た目や操作性を変更できるほか、ウィンドウプレビューなど便利な新機能を追加します。
なお、これらのアプリはシステムファイルに手を加えるものです。ほとんどのユーザーは問題なく動作すると報告していますが、導入は自己責任で行ってください。
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