インストール不要!Mac標準機能だけでオーディオを再生する5つの簡単な方法
Macに何も追加インストールせずに、単一のオーディオファイルを再生したい場面は意外と多いものです。実は、Macに最初から入っている標準アプリだけで、いくつもの再生方法があります。
誰かから音声ファイルをもらった、あるいはダウンロードしたポッドキャストをMacで聴きたい——そんなとき、サードパーティ製ソフトウェアを導入しなくても十分対応できます。この記事では、標準機能だけでオーディオファイルを再生する5つの方法をご紹介します。
※なお、macOS Catalina(10.15)以降ではiTunesは「ミュージック」アプリに統合されましたが、基本的な操作の考え方は共通しています。
1. iTunes(ミュージック)アプリで再生する
iTunesを普段の音楽管理に使っているかどうかにかかわらず、メディアライブラリにファイルを追加することなく、素早くオーディオを再生できます。
iTunesを起動し、Finderウィンドウを開いて再生したいオーディオファイルの場所へ移動します。
Alt/Optionキーを押しながら、オーディオファイルをiTunesウィンドウへドラッグしましょう。こうするとファイルはiTunesに追加されますが、「iTunes > 環境設定 > 詳細」で「ライブラリに追加時にファイルをiTunes Mediaフォルダにコピー」がオンになっていても、Macのメディアライブラリフォルダ(~/Music/iTunes/iTunes Media/)にはコピーされません。

再生中はiTunesウィンドウを最小化できるので、Macで他の作業をしながら聴くことも可能です。
聴き終わった後にファイルを残したくない場合は、iTunesから削除すればOK。ただし、ファイルを残しておくと、メディアライブラリには含まれていなくても、iTunesライブラリを手動バックアップする際に一緒にバックアップされる点には注意してください。

2. Finderの「情報を見る」で再生する
手軽な方法の一つが、Finderの「情報を見る」を使うやり方です。
再生したいファイルを選択してCommand + Iを押します。「情報を見る」パネルの「プレビュー」セクションで、マウスカーソルをアルバムアートワークの上に重ねると再生ボタンが現れるので、それをクリックします。
オーディオは「情報を見る」ウィンドウが開いている間再生され、ウィンドウを最小化しても再生は続きます。ただし、ウィンドウを閉じると再生も停止します。

3. Finderのクイックルックで再生する
さらにスピーディーなのが、クイックルックを活用する方法です。
Finderで再生したいオーディオファイルを選択し、スペースキーを押すだけ。クイックルックのダイアログが表示され、オーディオファイルが自動的に再生されます。
この方法の欠点は、再生を続けるにはクイックルックのウィンドウを開いたまま、前面に表示しておく必要がある点です。ウィンドウを最小化したり閉じたりすると、バックグラウンドでは再生されません。

4. QuickTime Playerで再生する
バックグラウンドで再生したいけれどiTunesは使いたくない——そんなときは、QuickTime Playerが手軽な解決策になります。
Finderで再生したいオーディオファイルを右クリックし、「このアプリケーションで開く > QuickTime Player.app」を選択します。

QuickTimeのウィンドウが開きますが、自動的には再生されません。再生ボタンをクリックすると再生が始まります。ウィンドウを最小化しても、Macで他の作業をしている間も再生は続くのが嬉しいポイントです。
また、オーディオファイルをQuickTimeのウィンドウに直接ドラッグ&ドロップして再生することもできます。

5. コマンドライン(afplay)で再生する
ターミナル操作が苦にならない方には、afplayコマンドがおすすめです。バックグラウンド再生にも対応しており、MP3をはじめ多くのオーディオ形式を再生できます。
「アプリケーション > ユーティリティ」からターミナルを開き、次のコマンドを実行します(audiofile.mp3の部分を、再生したいファイルのフルパスに置き換えてください)。
afplay audiofile.mp3実際のコマンドは、たとえば次のようになります。
afplay /Users/lorikaufman/Music/MyMusic/Doctorin\ The\ Tardis\ -\ Timelords\ -\ The\ KLF.mp3パスやファイル名にスペースが含まれる場合は、各スペースの前にバックスラッシュ(\)を付けてエスケープします。
iTunesライブラリ内のファイルを再生したい場合は、次のフォルダパスを指定します。
~/Music/iTunes/iTunes\ Media/Music/.「iTunes > 環境設定 > 詳細」で「iTunes Mediaフォルダを整理」が有効になっている場合は、タブ補完を使ってアーティスト名→アルバム名→曲名へと順にたどれます。このオプションがオンの場合、ファイル名はトラック番号から始まるので探しやすくなります。

afplayでバックグラウンド再生するには、コマンドの末尾にスペースとアンパサンド(&)を付けます。
afplay /Users/lorikaufman/Music/MyMusic/Doctorin\ The\ Tardis\ -\ Timelords\ -\ The\ KLF.mp3 &この方法なら、ターミナルウィンドウをフォーカスしておく必要も、開いたままにしておく必要もありません。ウィンドウを閉じても、オーディオは再生され続けます。
ウィンドウを閉じる際に「afplayプロセスを終了しますか?」と聞かれますが、一見不思議に思えても「終了」をクリックして問題ありません。オーディオはそのまま再生され続けます。

バックグラウンド再生中のオーディオを停止したいときは、ターミナルをもう一度開いて次のコマンドを入力します。
killall afplayこれで、オーディオファイルは即座に停止します。

その他の再生方法
ここまで紹介した方法は、すべてMacに標準搭載されているツールだけで使えるものです。とはいえ、iTunesを使いたくない場合には、VLCやIINAなど、オーディオや動画などさまざまなメディアファイルを再生できる無料のミュージックプレイヤーアプリを選ぶのも一つの手です。
また、古いiPodにお気に入りの楽曲が眠っている場合は、それらのオーディオファイルをMacに取り込むことも可能です。用途に合わせて、最適な方法を選んでみてください。
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