Windows 10コマンドプロンプト活用術14選|PCをより細かく制御する方法
Windows 10には洗練されたグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)が搭載されており、日常的な作業であれば、マウス操作だけでも十分にこなせます。
しかし、「もっとPCを自由に操りたい」と感じたら、ぜひコマンドラインの世界に足を踏み入れてみてください。
コマンドプロンプトを使えば、GUIではアクセスできない機能を利用でき、Windows 10のOSと直接対話できるようになります。
この記事では、PC操作が一気に上級者になった気分を味わえて、友人にもきっと驚かれる、コマンドプロンプトの便利な技を14個紹介します。
なお、コマンドプロンプトで実行したコマンドによっては、PCに恒久的な影響を与える場合があります。操作の際は十分に注意してください。
最後まで読めば、過去に接続したことのあるすべてのWi-Fiのパスワードを確認する方法も分かりますよ。
目次
- 任意のフォルダでコマンドプロンプトを開く方法
- コマンドプロンプトでセキュアなフォルダを作成する方法
- コマンドプロンプトを管理者として実行する方法
- コマンドプロンプトでファイルを暗号化する方法
- コマンドプロンプトでフォルダを隠す方法
- コマンドプロンプトの背景色と文字色を変更する方法
- コマンドプロンプトウィンドウのタイトルを変更する方法
- コマンドプロンプトのプロンプト表示を変更する方法
- コマンドプロンプトの文字サイズを変更する方法
- コマンドプロンプトでバッテリー診断レポートを生成する方法
- コマンドプロンプトからWebサイトを開く方法
- コマンドプロンプトでWebサイトのIPアドレスを確認する方法
- コマンドプロンプトですべてのWi-Fiパスワードを表示する方法
- コマンドプロンプトでPCをシャットダウンする方法
1. 任意のフォルダでコマンドプロンプトを開く方法
コマンドライン上でフォルダを移動するのが面倒だと感じる人は多いはずです。
そんなときは、エクスプローラーで目的のフォルダを開き、アドレスバーに「cmd」と入力してEnterキーを押しましょう。そのフォルダをカレントディレクトリとして、コマンドプロンプトを直接起動できます。

これだけでOKです!
2. コマンドプロンプトでセキュアなフォルダを作成する方法
プライバシー保護のため、PCにアクセスした誰にも編集・移動・コピー・削除されたくないフォルダを作りたいことがあります。
その場合は、フォルダを作成したいディレクトリに移動するか、先ほどのテクニックでその場所から直接コマンドプロンプトを開き、md aux\ を実行します。

これで「aux」という名前のフォルダが作成されます。このフォルダは、通常の操作では削除・編集・移動・コピーが一切できません。
フォルダが見つからない場合は、エクスプローラーの表示を更新してみてください。

では、このフォルダを削除したい場合はどうすればいいのでしょうか?GUIからは削除できないため、コマンドラインを使います。rd aux\ を実行すればフォルダを削除できます。実行前に、フォルダ内のファイルは必ずバックアップしておきましょう。
3. コマンドプロンプトを管理者として実行する方法
GUIが使えない状況でも、管理者権限が必要になることがあります。
その場合は、powershell "start cmd -Verb runAs" と入力してEnterキーを押します。次のダイアログで「はい」を選択すると、管理者権限を持つ新しいコマンドプロンプトのウィンドウが開きます。

4. コマンドプロンプトでファイルを暗号化する方法
Windows 10のPCを複数人で使っていて、自分のファイルを他のユーザーに見られたくない場合は、ファイルを暗号化しましょう。ファイルが保存されているフォルダに移動し、Cipher /E を実行します。

これで、あなた以外のユーザーはそのファイルを開けなくなります。
5. コマンドプロンプトでフォルダを隠す方法
フォルダを他人の目から隠したいときは、attrib +h +s +r フォルダ名 を実行してEnterキーを押します。
再び表示したいときは、attrib -h -s -r フォルダ名 を実行してください。

6. コマンドプロンプトの背景色と文字色を変更する方法
昔ながらの黒地に白文字という配色に飽きたら、好みの色に変更できます。
コマンドプロンプトを起動して color /? を実行すると、番号とアルファベットで表される使用可能な色の一覧が表示されます。

実際に色を変更するには、color 背景色の番号 文字色の番号 の形式で実行します。たとえば color 02 と入力すると、背景は黒のまま、文字色が緑に変わります。

7. コマンドプロンプトウィンドウのタイトルを変更する方法
開いたコマンドプロンプトのウィンドウタイトルは、デフォルトのままにしておく必要はありません。
title タイトル名 と入力するだけで変更できます。

8. コマンドプロンプトのプロンプト表示を変更する方法
コマンドを入力する前に表示されるテキスト(プロンプト)が気に入らないなら、変更してしまいましょう。
prompt 表示したい名前 $G と入力してEnterキーを押します。
指定した名前の後ろに付ける「$G」は、大なり記号(>)を自動的に追加してくれるオプションです。コマンドの開始位置がひと目で分かるようになり、使いやすさが向上します。

9. コマンドプロンプトの文字サイズを変更する方法
デフォルトの文字サイズが小さすぎると感じたら、変更できます。この操作にはコマンドは不要です。
手順1: コマンドプロンプトのウィンドウ上で右クリックし、「プロパティ」を選択します。

手順2: 「フォント」タブに切り替えて、希望のサイズを選択し、「OK」をクリックします。

10. コマンドプロンプトでバッテリー診断レポートを生成する方法
このコマンドを使えば、ノートPCのバッテリーの状態を把握し、改善のためのヒントを得られます。個人的には、コマンドプロンプトでできることの中でも特にお気に入りの機能です。
レポートを生成するには、まずコマンドプロンプトを管理者として実行します。そのうえで powercfg /energy を実行してEnterキーを押してください。

約60秒後に、ブラウザで開けるHTML形式のレポートが生成されます。
ファイルは C:\Windows\system32\energy-report.html に保存されています。
11. コマンドプロンプトからWebサイトを開く方法
コマンドプロンプトから直接Webサイトを開くこともできます。start www.website_name.com と入力してEnterキーを押すと、デフォルトのブラウザでそのサイトが開きます。


なお、ドメイン名の前に必ず「www」を付ける必要があります。付けないと動作しないので注意してください。
12. コマンドプロンプトでWebサイトのIPアドレスを確認する方法
ping www.website_name.com と入力してEnterキーを押せば、任意のWebサイトのIPアドレスを確認できます。

こちらも同様に、ドメイン名の前に「www」を付ける必要があります。
13. コマンドプロンプトですべてのWi-Fiパスワードを表示する方法
現在接続中のWi-FiのパスワードはGUIからも確認できますが、コマンドプロンプトを使えば、過去にPCが接続したことのあるすべてのWi-Fiのパスワードを一括で表示できます。
パスワードを確認するには、次のコマンドを実行してEnterキーを押します。
for /f "skip=9 tokens=1,2 delims=:" %i in ('netsh wlan show profiles') do @echo %j | findstr -i -v echo | netsh wlan show profiles %j key=clear
「キーの内容(Key Content)」の右側に表示されているのがパスワードです。

(スクリーンショットのパスワード部分は、近所の人にこの記事を読まれているかもしれないので、ぼかしておきました。)
14. コマンドプロンプトでPCをシャットダウンする方法
最後に、コマンドプロンプトからPCをシャットダウンまたは再起動する方法を紹介します。
シャットダウンするには shutdown -s を実行します。
再起動するには shutdown -r を実行してEnterキーを押してください。
シャットダウンまでのカウントダウンを設定したい場合は、shutdown /s /t 秒数 を実行します。

さらに、カウントダウンとともに警告メッセージを表示したい場合は、shutdown /s /t 秒数 /c "表示したいメッセージ" を実行してください。

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