Windows 10 PCを最大限に活用するための必須ソフトウェアと便利な機能まとめ
AppleとAndroidがスマートフォンやタブレット市場の覇権を争う中、MicrosoftはPC市場の中核製品であるWindowsオペレーティングシステムに注力し続けています。新しいアプリや機能が絶えず提供されることで、Windowsは今も世界中の何百万人ものユーザーにとって欠かせない存在であり続けています。
初心者から上級者まで、Windowsを最大限に活用するために必要なソフトウェアや機能があります。この記事では、Windows 10のおすすめソフトウェアと、知っておくべき便利な機能をご紹介します。
Windowsに必須の6つのソフトウェア
Microsoftは標準状態でペイントやEdgeなどの基本的なアプリしか搭載していません。そのため、Windows 10 PCを快適に使うには、追加で必須ソフトウェアをダウンロード・インストールする必要があります。ここでは、現在利用できる優秀なWindowsソフトウェアを厳選して紹介します。
VLC Media Player(メディアプレイヤー)
Windows 10標準の「映画&テレビ」アプリは使いやすいものの、機能が少なく、すべての動画ファイル形式に対応しているわけではありません。そこでおすすめなのがVLC Media Playerです。完全無料でダウンロード・利用できます。
暗号化や破損がない限り、VLCはほぼすべての種類のメディアファイルを再生できます。ライブストリームやDVDにも対応しています。
VLCは動画の再生だけでなく、変換も可能です。スマートフォンなど、再生できるファイル形式が限られているデバイスで動画を見たい場合に便利です。操作は「メディア」→「変換/保存」から行えます。
また、「メディア」→「キャプチャーデバイスを開く」→「デスクトップ」でデスクトップ画面やWebカメラ映像を録画したり、「ツール」→「効果とフィルター」で動画にエフェクトを追加することもできます。
Google Chrome(ウェブブラウザ)
標準のMicrosoft Edgeではなく、Google Chromeの利用を検討してみてください。シンプルで高速なChromeなら、自分好みにブラウジング環境をカスタマイズできます。
Googleアカウントでサインインすれば、ブックマーク、閲覧履歴、拡張機能を複数のデバイス間で共有できます。WindowsとAndroidの連携もスムーズです。複数ユーザーアカウント機能を使えば、仕事用とプライベート用でプロフィールを分けることも可能です。
Chromeには、パスワード管理機能、タブブラウジング、閲覧履歴に残さない「シークレットモード」など、実用的な機能も豊富に搭載されています。
もしChromeが合わない場合は、Mozilla Firefoxを選ぶのも良いでしょう。
Microsoft Office(オフィススイート)
Microsoft Officeは1990年以降、ビジネスや家庭での作業に欠かせないプレミアム生産性ツールです。文書作成、プレゼンテーション、家計管理など、あらゆる作業に必要なツールが揃っています。
Officeはシームレスな作業体験を実現するよう設計されています。例えば、Wordで文書を作成し、PowerPointでプレゼン資料を作り、Outlookで同僚にメール送信するといった流れを一つのスイートで完結できます。
Officeパッケージによっては、データベース管理用のAccessなども利用できます。無料ではないため、買い切り版かOffice 365サブスクリプションのどちらかを選ぶことになります。
無料の代替手段としてはLibreOfficeがあり、多くの同等ツールを備えています。どちらが自分に合っているかは、LibreOfficeとMicrosoft Officeの比較記事を参考にするとよいでしょう。
BleachBit(クリーニングツール)
BleachBitは、ジャンクファイルや機密性の高いファイルを安全に削除できる、定期的なPCメンテナンスに最適なツールです。オープンソースプロジェクトとして開発されており、CCleanerとは異なり、マルウェアに改ざんされるリスクはほぼゼロと言えます。
ソフトウェアをアンインストールしても、痕跡ファイルは残ってしまいます。BleachBitはPCをスキャンしてこれらのファイルを削除します。さらに、ブラウザの閲覧履歴やトラッキングCookie、ごみ箱の中身、Windowsアップデートの残存ファイルなども一括でクリーンアップできます。
使い方は簡単です。サイドメニューから削除したい項目を選択し、「削除」ボタンをクリックするだけです。
BleachBitコミュニティが作成した追加クリーニングルール(2400以上が公開)を取り込むこともできます。「メニューボタン」→「設定」を開き、「コミュニティからクリーナーをダウンロードして更新(winapp2.ini)」にチェックを入れましょう。
7-Zip(圧縮・解凍ツール)
Windows 10でもZIPファイルの作成や展開は可能ですが、機能は非常に基本的なもので、暗号化や圧縮率の最適化は行えません。より高度なアーカイブ操作には7-Zipのインストールが必要です。
この無料のオープンソースファイル管理ツールは、ZIP、GZIP、RARなど、ほぼすべてのアーカイブ形式に対応しています。独自の7Z形式はAES-256暗号化と高圧縮率をサポートしており、ファイルサイズを大幅に削減できます。
アーカイブにパスワード保護をかけたり、圧縮方式(速度重視かセキュリティ重視か)をカスタマイズしたりすることも可能です。さらに、7-Zipはファイルマネージャーとしても使え、ファイルやフォルダの閲覧にも活用できます。
Dropbox(クラウドストレージ)
システム障害からファイルを守りたいなら、クラウドストレージの導入を検討しましょう。DropboxはWindows向けのすぐに使えるクラウドストレージソリューションで、無料で2GBのストレージをバックアップ用途に利用できます。
エクスプローラーからアクセスできるDropboxフォルダに保存したファイルやフォルダは、自動的にDropboxのサーバーへバックアップされます。ファイルはAES 256ビット暗号化で保護され、高いセキュリティが確保されています。
安全なバックアップ場所を提供するだけでなく、Dropboxではファイルへのコメント、ブラウザからの動画再生、公開または特定ユーザーへのファイル共有なども行えます。
初期の無料2GBを超える容量が必要な場合は、2TB〜5TBの有料プランや、チーム・企業向けの無制限プランを選択できます。
Windows 10の必須機能5選
1995年以降、Windowsの基本レイアウトは大きく変わっていませんが、内部はまったく別物へと進化しています。各バージョンのリリースごとに、ユーザー体験を向上させる新機能が追加されてきました。ここでは、Windows 10で特に重要な機能を厳選して紹介します。
仮想デスクトップによるマルチタスク
セカンドモニターがなければ、開いたウィンドウやショートカットで画面がすぐに埋まってしまいます。MacやLinuxユーザーにはお馴染みの仮想デスクトップ機能が、Windows 10でついに搭載されました。
仮想デスクトップを使う最大のメリットは生産性の向上です。単一のデスクトップ上でウィンドウを切り替える代わりに、複数の仮想デスクトップ間で完全に開いた状態のウィンドウを切り替えられます。
仕事用とゲーム用のアプリを分けたり、作業スペースを広げたりと、使い方は自由です。仮想デスクトップの数に制限はありません。
新しい仮想デスクトップを作成するには、キーボードの「Windows + Tab」キーを押し、上部の「新しいデスクトップ」をクリックします。既存のデスクトップは上部のスライドメニューに表示され、クリックするだけで切り替えられます。
また、「Windows + Ctrl + 左/右矢印」キーでも素早く切り替えられます。
進化したスタートメニュー
スタートメニューは1995年以降のほぼすべてのWindowsに搭載されてきた定番機能です。Windows 8での廃止騒動を経て、Windows 10で改良されて復活しました。今や単なるインストール済みソフトの一覧ではなくなっています。
Windows PCのコントロールセンターとして、スタートメニューからはアプリや設定など、必要なほぼすべての機能にアクセスできます。
画面は2分割されており、左側にはインストール済みソフトが一覧表示され、最近インストールしたアプリが上位に表示されます。ファイルや写真へのクイックアクセスボタン、電源メニューへのボタンも備えています。
右側はカスタマイズ可能なエリアで、お気に入りのアプリのコンテンツや最新ニュース、未読メールを表示する「ライブタイル」を配置できます。よく使うファイルやフォルダへのショートカットも追加でき、タイルをセクションごとに整理することも可能です。
Windows 10のスタートメニューは検索にも対応しています。メニューを開いて入力を始めるだけで、PC内やインターネットを検索できます。また、スタートメニューボタンを右クリックすれば、PowerShellやディスクの管理などの重要なシステムツールに素早くアクセスできます。
内蔵マルウェア対策
市場シェアの大きさゆえ、Windowsは常にマルウェアの脅威にさらされてきました。Windows Defender(現在はWindowsセキュリティと呼ばれます)は、この問題に正面から取り組むMicrosoftの答えであり、サードパーティ製ソフトの完全な代替となる内蔵アンチウイルス保護を提供しています。
サードパーティ製アンチウイルスがインストールされていないWindows PCでは、Windowsセキュリティが既定で有効になります。他のアンチウイルスソフトを検出した場合、干渉を避けるために自動的に無効化される仕組みです。
Windowsが起動すると同時に、Windowsセキュリティは最新のマルウェアやウイルスに対して定期スキャンを実行し、定期的な更新によって保護を最新の状態に保ちます。
ウイルス対策に加えて、Windowsセキュリティにはシステムファイアウォール、未確認アプリの制御、システムパフォーマンスツール、ペアレンタルコントロールも含まれています。確認するには、スタートメニューボタンを右クリックして「設定」を開き、「更新とセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」を選択します。
Cortanaによる音声操作
Cortanaは、Microsoftが当初構想していたAmazon AlexaやGoogleアシスタントの対抗馬にはなりませんでしたが、それでも音声だけでWindows PCを操作できる完全なハンズフリー体験を提供しています。
Cortanaを使えば、検索、リマインダーやタイマーの設定、他のアプリの起動と操作、ファイルへのアクセス、スマートデバイスの制御、設定変更などが可能です。
Cortanaの設定メニュー(「設定」→「Cortana」)から「Hey Cortana」というフレーズで起動するように設定したり、タスクバーの円形のCortanaボタンをクリックして起動したりできます。
Microsoftのプライバシーポリシーが気になる場合は、Cortanaを完全に無効化することも可能です。
Xboxストリーミングの統合
Windows 10に付属するXbox Console Companionアプリは、Xboxゲーマーにとって理想的な相棒です。Xboxをリモートで完全にコントロールでき、ゲームのダウンロード、友人とのチャット、実績の確認などが行えます。
しかし最大の魅力は、なんといってもXboxゲームのストリーミング機能です。Xboxコントローラーや好みの代替コントローラーを使って、Windows PCから直接Xboxのゲームをプレイできます。Xboxからの映像出力をPCにストリーミングし、全画面表示でも、他のウィンドウを見ながらの小さなウィンドウ表示でも楽しめます。
Xbox Companionアプリを通じて、Microsoftは好きなゲームをいつでもどこでも柔軟にプレイできるエコシステムを構築しています。最高のパフォーマンスを得るには有線接続が推奨されますが、WiFi環境でも画質を下げれば十分に遊べる品質でプレイ可能です。
Windowsを最大限に活用しよう
新しいPCをセットアップする際、まず最初に使うことになるのが、これらの必須ソフトウェアと機能です。もちろん、自分の好みに合わせた選択をして問題ありません。Windowsは最大限のカスタマイズ性を備えており、自分のニーズに合ったアプリや設定を自由に組み合わせられます。
新しいWindows PCを手に入れたら、まずはこれらのアプリをインストールして、素早く環境を整えましょう。
-
Windows 10・8・7に必須のおすすめソフトウェア10選
ソフトウェアはコンピュータの背骨とも言える存在であり、システムのパフォーマンスを最大限に引き出すために欠かせません。新しいWindows PCを購入したときも、Windowsを再インストールしたときも、日々の作業を快適にするためにいくつかのソフトウェアを導入する必要があります。本記事では、Windowsパソコンに入れておきたい必須ソフトウェアを10個ご紹介します。関連記事:Windows 10におすすめのクリーナーツールWindows 10・8・7に必須のソフトウェア10選1. Advanced Identity Protector(個人情報保護ツール)現代では、銀行取引からネットショッピング
-
【2022年版】Windows 10におすすめの動画編集ソフト7選(無料・有料)
録画した動画を編集・仕上げて、さまざまなデバイスで再生できる複数のファイル形式に書き出したいとお考えですか?ご安心ください。この記事では、2022年にWindowsで使える最高の動画編集ソフトを厳選してご紹介します。これらのソフトを使えば、編集、カット、仕上げ作業が驚くほど簡単になります。価格も手頃なものばかりですが、なるべく費用をかけたくない方のために、無料で使えるソフトも含めています。 Windows 10向けのおすすめ動画編集ソフト Windows 10で利用できる無料・有料の動画編集ソフトは数多くあります。標準的なエディタには、動画をリニアに配置できるタイムライン、トランジションやエ