【Windows】右クリックメニューに「所有権の取得」を追加してアクセス拒否エラーを即解決する方法
パソコン上のファイルやフォルダを開こうとしたとき、「アクセスが拒否されました」というエラーに遭遇したことはありませんか?PCを一人だけで使っていても、このエラーは時々発生し、非常に厄介な問題です。
原因はファイルの所有権にあります。システムファイルや他のアカウントが作成したファイルなどは、管理者であっても所有者が明示されていない場合があり、所有権を取得しなければ操作できません。通常はプロパティを開いてセキュリティ設定を変更し、何段階もの手順を踏む必要がありますが、右クリックメニューに「所有権の取得」を追加しておけば、ワンクリックで解決できるようになります。
REGファイルを作成して右クリックメニューに追加する
このカスタマイズにはレジストリの編集が伴います。レジストリはWindowsの中核となる設定データベースであり、誤った編集をするとシステムが不安定になる恐れがあるため注意が必要です。編集箇所も複数に分かれているため、一つずつ手動で変更するよりも、REGファイル(レジストリ設定を自動適用するファイル)を作成して実行する方が簡単で確実です。
手順1:メモ帳にコードを貼り付ける
まずメモ帳を開き、以下のコードをそのまま貼り付けてください。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\runas]
@="Take Ownership"
"NoWorkingDirectory"=""
[HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\runas\command]
@="cmd.exe /c takeown /f "%1" && icacls "%1" /grant administrators:F"
"IsolatedCommand"="cmd.exe /c takeown /f "%1" && icacls "%1" /grant administrators:F"
[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\runas]
@="Take Ownership"
"NoWorkingDirectory"=""
[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\runas\command]
@="cmd.exe /c takeown /f "%1" /r /d y && icacls "%1" /grant administrators:F /t"
"IsolatedCommand"="cmd.exe /c takeown /f "%1" /r /d y && icacls "%1" /grant administrators:F /t"このコードは、個別のファイル(*)とフォルダ(Directory)の両方に対して「所有権の取得」メニューを登録するものです。フォルダの場合はサブフォルダ内の項目もまとめて処理されるようになっています。
なお、メニューの表示名を日本語にしたい場合は、@="Take Ownership" の部分を @="所有権の取得" に書き換えておくとよいでしょう。
手順2:REGファイルとして保存する
続いて、「ファイル」>「名前を付けて保存」を選択します。ファイルの種類を「すべてのファイル」に変更し、ファイル名を「TakeOwnership.reg」として保存してください。ファイル名自体は自由ですが、拡張子が必ず「.reg」になるようにしてください。「テキスト文書(.txt)」のまま保存すると動作しないので注意しましょう。
手順3:ファイルを実行して警告を承認する
保存したREGファイルをダブルクリックし、表示される警告(「不明な発行元」や「レジストリへの追加の確認」)をすべて受け入れると、右クリックメニューへの登録が完了します。
以降、ファイルやフォルダを右クリックすると、メニューの上部付近に「Take Ownership(所有権の取得)」という新しい項目が表示されます。これを選択するだけで、コマンドプロンプトが一瞬起動し、自動的に所有権の取得と管理者へのフルコントロール権限の付与が行われます。
ショートカットを削除したい場合
不要になった場合は、以下のコードを使って同じ手順でREGファイルを作成・実行すれば、メニューから項目をきれいに削除できます。
Windows Registry Editor Version 5.00
[-HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\runas]
[-HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\runas]レジストリ編集時の注意点
万が一に備えて、REGファイルを実行する前にレジストリのバックアップ(「regedit」を開き、「ファイル」>「エクスポート」)を取っておくと安心です。また、システムが管理している重要なファイルの所有権を不用意に変更すると、Windowsの動作に影響を与える可能性があるため、あくまでアクセスできずに困っているファイルに対して使用するようにしましょう。
まとめ
「アクセスが拒否されました」エラーは突然現れて戸惑いますが、このショートカットを登録しておけば数秒で解決できます。右クリックメニューのカスタマイズは他にも便利な技がたくさんあるので、ぜひ試してみてください。
あなたはこのショートカットを追加しましたか?ファイルの所有権を取得しなければならなかったのはいつが最後でしたか?ぜひコメント欄でお聞かせください!
画像クレジット:Thinglass via Shutterstock
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