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LinuxをWindows 10風にカスタマイズする方法:テーマ・アイコン・壁紙の設定ガイド

長年Linuxを使っている方なら、お気に入りのテーマがすでにあるかもしれません。しかし、Linuxを始めたばかりの方にとっては、この環境が少しとっつきにくく感じられることもあるでしょう。慣れ親しんだ見た目にデスクトップをカスタマイズすれば、よりスムーズにLinuxに馴染むことができます。

Linuxの強みの一つはその柔軟性です。好みの外観に自由に変更できるため、Windows風のデザインにすることも簡単です。システムに慣れてきたら、見た目も操作性も自分好みにカスタマイズできるようになります。

手軽な方法:UKUIデスクトップ環境を使う

多くの人が使っているUbuntuをお使いなら、実はとても手軽な選択肢があります。標準のUbuntuからWindows風の外観へ、わずか数秒で切り替えられるほどです。主にWindows 10をベースにしていますが、Windows XPやWindows 7の要素も取り入れられています。

この方法では「UKUI」というデスクトップ環境を使用します。インストールは簡単で、気に入らなければ削除も容易です。

ただし、この方法にはいくつか欠点もあります。第一に、かなり近い外観ではあるものの、Windows 10と完全に一致するわけではありません。第二に、デスクトップ全体のスキンを丸ごと置き換える方式のため、細かいカスタマイズはほとんどできません。

自分の手で、より自由度の高いカスタマイズに挑戦したい方は、この先の方法をご覧ください。

Linuxデスクトップのテーマを変更する

ここで使用するのは「Boomerang Project」のテーマです。複数のデスクトップ環境で動作する点が、採用の大きな理由です。

GNOMEは最新のUbuntuやその他のディストリビューションの標準デスクトップですが、別の環境を使っている方もいるでしょう。Boomerang Win 10テーマは、GNOME、Cinnamon、Unity、Openbox、MATE、Fluxbox、Xfceに対応しています。GTK 3.6以上とMurrine GTK 2レンダリングエンジンが必要なので、事前に確認しておきましょう。

Boomerang Win 10のインストール手順

まず、Boomerang Win 10のダウンロードページにアクセスします。テーマにはライト版とダーク版の2種類があり、どちらか一方、または両方をダウンロードできます。

お好みのファイルマネージャーでファイルを解凍してください。ターミナルから以下のコマンドでも解凍できます。

cd ~/Downloads
unzip Windows-10-2.0.1.zip

なお、ファイル名はバージョンによって異なる場合があります。次に、テーマをテーマ用ディレクトリへ移動します。まだテーマをインストールしたことがない場合は、以下のコマンドでフォルダを作成する必要があります。

mkdir ~/.themes

ダウンロードしたディレクトリ(またはテーマファイルを保存した場所)から、以下のコマンドでテーマを移動します。

mv Windows-10-2.0.1 ~/.themes/

こちらも必要に応じてファイル名を読み替えてください。GNOMEを使用している場合は、テーマを変更するために「GNOME Tweaks」のインストールが必要です。以下のコマンドでインストールできます。

sudo apt install gnome-tweaks

インストールの確認画面が出たら承認し、完了まで待ちます。これでテーマを変更できるようになりました。Ubuntuの場合、アプリケーションランチャーからTweaksを起動し、左側のパネルで「外観(Appearance)」を選択します。「テーマ(Themes)」セクションの「アプリケーション(Applications)」で、「Windows-10-2.0.1」などを選びましょう。

他のデスクトップ環境をお使いの場合、テーマを適用する具体的な手順は異なりますが、それ以外の流れは同じです。他のデスクトップでは、テーマ変更のためだけに新しいアプリをインストールする必要がないので、設定メニューを探せば目的の項目が見つかるはずです。

アイコンを変更する

テーマの変更だけでもかなりWindows 10らしくなりますが、アイコンも変えると効果は絶大です。まず、Boomerang Windows 10アイコンのGitHubページにアクセスし、「Clone or download」をクリックして「Download ZIP」を選択します。

テーマの時と同じようにアーカイブを解凍します。ファイルマネージャーでも、ターミナルでも構いません。

cd ~/Downloads
unzip Windows-10-master.zip

次に、アイコンテーマ用のディレクトリへ移動します。アプリケーションのテーマと同様、ディレクトリを作成する必要があるかもしれません。

mkdir ~/.icons

解凍したばかりのアイコンテーマフォルダを、そのディレクトリへ移動します。

mv Windows-10-master ~/.icons/

Ubuntuをお使いなら、Tweaksを開いて「外観(Appearance)」ペインに戻り、「アイコン(Icons)」で「Windows-10-master」を選択します。

アプリケーションテーマと同様に、他のデスクトップ環境では新しいアイコンテーマを選ぶ手順が異なります。ただし、アプリケーションテーマの変更方法が分かれば、アイコンテーマの変更も同じ要領で行えます。

壁紙を変更する

徹底的に再現したいなら、壁紙も変更しましょう。Windows 10の壁紙を一度も変えたことがないタイプなら、このステップは不要かもしれません。それでも、どこまでLinuxをWindows 10に近づけられるか試してみたいなら、このステップは欠かせません。

Windows 10が入ったパソコンが手元にあるなら、そこから壁紙をコピーしてくるだけでOKです。難しい場合でも心配いりません。Windows 10の標準壁紙は、MSPoweruserがImgurアルバムで公開しています。

さらにWindowsらしくしたい方へ

アプリケーションテーマ、アイコンテーマ、壁紙が揃えば、完成までもう少しです。使用しているデスクトップ環境によって、Windowsらしい操作感になる度合いは変わります。特にGNOMEをお使いの場合は、まだ物足りなさを感じるかもしれません。

Boomerang Projectのテーマを最大限に活かし、デスクトップを最もWindowsらしくしたいなら、デスクトップ環境を「Cinnamon」に変更することを検討してみてください。Cinnamonは初期状態で、画面下部にWindows 10のようなタスクバーを備えています。

「Grouped Window List」アプレットは、Windows 10のようにウィンドウのアイコンをグループ化してくれるもので、Cinnamonにはデフォルトでインストール済みです。また、「Slingshot」アプレットを使えば、メニューがWindows 10のスタートメニューにそっくりなものに置き換わります。

Linux上でWindowsアプリケーションを動かしたいなら、Windowsユーザーに最適なLinuxディストリビューション「Robolinux」への乗り換えも検討してみてください。

macOS風にしたい場合

今回はLinuxをWindows風にする方法をご紹介しましたが、macOS風にすることも可能です。前述の通り、Linuxの高いカスタマイズ性のおかげで、これは簡単に実現できます。Boomerang ProjectはmacOS風のテーマも提供しているので、ここで紹介したテクニックの多くがそのまま使えます。

もっと簡単な方法をお探しなら、LinuxをmacOS風にするチュートリアルも参考にしてください。また、macOSからLinuxへの移行をスムーズにするコツをまとめた記事もありますので、あわせてチェックしてみてください。

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