Windows 10の音量を自在にコントロールする9つの便利な方法
昔はWindowsパソコンの音量を調整する手段が非常に限られていました。しかし現在のWindows 10は、スマートフォンやリモートデスクトップ接続、多彩なソフトウェアとも相性が抜群で、音量コントロールの選択肢はかつてないほど充実しています。
ここでは、Windows 10のサウンドを思いどおりに操作できる、特におすすめの9つの方法をご紹介します。
この記事でわかること
- iOSアプリ「Hippo Remote Lite」でWindows 10のサウンドを操作
- Androidアプリ「PC Remote」でWindows 10のサウンドを操作
- 「EarTrumpet」でアプリごとの音量を個別にコントロール
- 「Speaker Locker」で音量の上限・下限を制限
- マウスホイールで音量を操作(Volumouse)
- 「3RVX」で画面表示の音量コントロールをカスタマイズ
- オーディオ系Rainmeterスキンを活用する
- 「AutoHotKey」で音量操作のショートカットキーを自作
- 「StrokesPlus」のマウスジェスチャーで音量を操作
1. iOSアプリ「Hippo Remote Lite」でWindows 10のサウンドを操作
Hippo Remote Liteは、Windows 10マシンをリモート操作できる無料のiOSアプリです。無料ながら高機能で、iPhoneやiPadを手軽にWindows 10専用のリモコンに変えられます。
音量の操作もとても簡単です。
- iOS版Hippo Remote Liteをダウンロードする
- Windows用のHippo Remote Lite Serverをダウンロードしてインストールする(macOS・Linux版もあり)
- iOSデバイスとパソコンを同じWi-Fiネットワークに接続し、両者をペアリングする
- iOSデバイスの音量ボタン、またはアプリ内のスライダーでWindows 10の音量を調整する
この通り、とてもシンプルです。
しかも音量コントロールはHippo Remote Liteの機能のごく一部。キーボードやメディアコントローラーとしても使え、Boxee、XBMC(Kodi)、Plexにも対応しています。
ダウンロード: Hippo Remote Lite for iOS(無料)
ダウンロード: Hippo Remote Lite Server for Windows|macOS|Linux(無料)
2. Androidアプリ「PC Remote」でWindows 10のサウンドを操作
次にご紹介するのは、Android向けのPC Remoteです。使い方はRemote Mouseと似ていて、AndroidデバイスにPC Remote本体を、Windows 10のデスクトップやノートPCにはサーバー版をインストールします。BluetoothまたはWi-Fiで接続すれば、Androidデバイスから直接Windows 10の音量をコントロールできます。
- Android版PC Remoteをダウンロードする
- Windows用のPC Remote(Server)をダウンロードしてインストールする
- Androidデバイスとパソコンを同じWi-Fiネットワーク、またはBluetoothで接続する
- Androidデバイスの音量ボタン、またはアプリ内のスライダーで音量を調整する
こちらも同様に簡単です。
PC Remoteは多機能さも魅力です。数多くのゲームコントローラー設定が内蔵されており、お気に入りのゲームをPC Remoteでプレイすることも可能。ファイル転送機能、Androidカメラ映像のWindowsへの直接ストリーミング、アプリ起動支援、専用キーボードなど、搭載機能は多岐にわたります。
ダウンロード: PC Remote for Android|iOS(無料)
ダウンロード: PC Remote Server for Windows(無料)
3. 「EarTrumpet」でアプリごとの音量を個別にコントロール

EarTrumpetは、Windows 10の音量管理を大幅に強化できる優秀なオープンソースソフトウェアです。最大の魅力は、1台のPCで複数のオーディオ入出力をきめ細かく制御できる点。コントロールパネルやWindows 10の設定画面を開く必要はなく、オーディオデバイスごとに独立した音量パネルを表示してくれます。しかもWindows 10にネイティブアプリとして完全に溶け込むデザインなのも嬉しいところです。
さらに見逃せないのが、再生中のアプリをドラッグ&ドロップで別のオーディオデバイスに振り分けられる機能と、アプリ単位での音量調節機能です。
ダウンロード: EarTrumpet for Windows(無料)
4. 「Speaker Locker」で音量の上限・下限を制限する

状況によっては、Windows 10ユーザーが設定できる音量の範囲を制限したいケースもあるでしょう。GreennaturesoftのSpeaker Lockerは、まさにそのためのツールです。主なオプションは次の4つです。
- スピーカーの音量をミュート状態に固定する
- スピーカーの音量に上限を設ける
- スピーカーの音量を特定のレベルに固定する
- スピーカーの音量に下限を設ける
さらに便利なのは、これらの音量制限を時間帯と組み合わせられる点です。たとえば「午前6時から正午までは50%以下」「正午から午後5時までは75%以上」といった設定が可能です。
Speaker Lockerには管理者パスワード機能があるため、他のユーザーが勝手に無効化することはできません。Windows起動時に自動で立ち上がるよう設定すれば、常に制限が適用された状態を保てます。
ダウンロード: Speaker Locker for Windows(無料)
5. マウスホイールでWindows 10の音量を操作する

マウスホイールを使ってWindows 10の音量を調整することもできます。Nirsoft製のVolumouseを利用すれば、マウスホイールだけでシステム音量をコントロール可能です。ただし、Volumouseは単体で常時有効にするよりも、何らかのトリガーと組み合わせて使うのがおすすめです。
たとえば「右Ctrlキーを押している間だけ動作させる」「マウスカーソルが画面の特定の領域にあるときだけ有効にする」といった条件指定ができます。
またNirsoftでは、アクティブウィンドウをホイールで操作したり、CD-ROM/DVDドライブのトレイをマウスで開閉したりできるプラグインも公開しています。
ダウンロード: Volumouse for Windows(無料)
6. 「3RVX」で画面表示の音量コントロールをカスタマイズする
3RVXはWindows 10向けのオープンソース・オンスクリーンディスプレイ(OSD)です。カスタマイズ性の高い画面表示型の音量コントロールやトレイ通知など、便利な機能を多数搭載しています。標準の音量ポップアップに物足りなさを感じている方におすすめです。
ダウンロード: 3RVX for Windows(無料)
7. オーディオ&音量コントロール対応のRainmeterスキンを活用する

RainmeterはWindows用の無料オープンソース・デスクトップカスタマイズツールです。コミュニティでは、システムメーター、オーディオコントロール、カレンダー、小物ウィジェットなど、驚くほど凝ったスキンが日々生み出されています。筆者も執筆にあたって久しぶりに最新のカスタムデザインを見てみましたが、その進化には目を見張るものがありました。
音量管理に役立つ代表的なスキン・プラグインはこちらです。
- Audio Switcher: ヘッドホンとスピーカーをワンタッチで切り替えられる超シンプルなスキン
- Radian Linear Visualizer: 自動更新されるアルバムアートワークなど、カスタマイズ項目が豊富なライブオーディオビジュアライザー
- VolKnob: マウスホイールで回せるボリュームノブをデスクトップに追加(NirsoftのVolumouseに近い挙動)
- AppVolumePlugin: アプリごとの音量メーターと個別音量コントロールを追加
- Minimal Volume Control: 極めてシンプルでありながら実用的な音量バーをデスクトップに追加
そのほかにもオーディオ・音量コントロール機能を内蔵したRainmeterスキンは多数存在します。スキンやプラグインの種類が非常に多いので、自分のニーズに合うものが必ず見つかるはずです。
ダウンロード: Rainmeter for Windows(無料)
8. 「AutoHotKey」で音量操作のショートカットキーを自作する
AutoHotKeyを使えば、独自のキーボードマクロを作成できます。これを利用してWindows 10の音量をコントロールしてみましょう。次の基本スクリプトを使うと、「Windowsキー + Page Up / Page Down」で音量を上げ下げできるようになります。
#PgUp::Send {Volume_Up 3}
#PgDn::Send {Volume_Down 3}スクリプトの使い方は以下の通りです。
- AutoHotKeyをダウンロードしてインストールする
- デスクトップを右クリックし、「新規作成 > テキストドキュメント」を選択する
- スクリプトを新規テキストファイルにコピーする
- 「ファイル > 名前を付けて保存」から、ファイル形式を「.ahk(AutoHotKey Script)」に変更して保存する
- スクリプトを実行すれば、カスタムキーマクロで音量を変更できる
もちろん、ここで終わる必要はありません。公式のSoundSetドキュメントにはスクリプトの高度なカスタマイズ方法が詳しく解説されています。ミュートの切り替えはもちろん、低音・高音・ベースブーストなど、さまざまな音響設定の操作も追加可能です。
ダウンロード: AutoHotKey for Windows(無料)
9. 「StrokesPlus」のマウスジェスチャーで音量を操作する

最後にご紹介するのはStrokesPlusです。無料のマウスジェスチャー認識ツールで、独自のジェスチャーを割り当ててWindows 10の音量を操作できます。
StrokesPlusは比較的直感的に使えます。基本操作は、マウス右ボタンを押しながらジェスチャーを描くだけ。たとえば音量アップには「U」、音量ダウンには「D」を描く、といった設定が可能です。修飾キーの併用や拡張機能、マウスホイールとの組み合わせなど、応用の幅も大きく広がります。
ダウンロード: StrokesPlus for Windows(無料)
まとめ:Windows 10の音量コントロールは思いのまま
これで、スマートフォン、マウスジェスチャー、インタラクティブなデスクトップスキンなど、さまざまな方法でWindows 10の音量をコントロールできるようになりました。
それでもWindows 10の標準音量コントロールが気に入らないという方は、旧バージョンのクラシックな音量コントロールを復活させる方法を試してみるのもいいかもしれません。ぜひ自分に合ったやり方を見つけて、快適なサウンド環境を整えてください。
-
Windows 10をロックする10の方法|キーボード・マウス・自動ロックまで徹底解説
サイバー犯罪者がコンピューターに不正アクセスし、データを盗もうとするニュースは、誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。これを防ぐために、ファイアウォール、VPN、暗号化など、さまざまなセキュリティ対策が講じられています。しかし、パソコンをロックせずに放置していることが、データを盗むための「開かれた招待状」になっていたとしたらどうでしょう。Windows 10の画面ロックは、第三者があなたのデバイスやデータに不正に触れることを防ぐ、最も基本的な防御策なのです。休憩中などにPCから離れる際にWindows 10をロックする方法は実に多彩です。簡単なものもあれば、少し手間のかかるもの、上級者向けで
-
Windows 11でサウンドコントロールパネルを開く方法|初心者向け3つの簡単手順
Windows 11にアップグレードした後、「サウンドの設定」や「サウンドミキサー」がどこにあるのか分からず困っていませんか?ご安心ください。The CPU Guideでは、Windows 11で確実に使える解決策をご紹介します。Windows 11へのアップグレード後に起こることWindows 10からWindows 11へ更新した後、ゲーム中のFPS低下に悩まされている方は少なくありません。PCゲーミングユーザーの多くが同じ不具合を報告しており、あなただけが経験している問題ではないのです。Windows 11は、これまでで最も注目されたOSです。マルチタスク作業を効率化する生産性機能や、A