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DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

おなじみのWindowsクリップボードは、一時的な保存場所として機能し、テキストの文字列から画像の一部まで、さまざまなデータをコピーして他のアプリケーションに貼り付けることを可能にします。誕生以来ほとんど変わっていないシンプルな仕組みですが、もしWindowsクリップボードをアップデートできるとしたらどうでしょうか?実は、それが可能なのです。その答えが「Ditto」です。

Dittoは、従来のクリップボードに、想像もしていなかった多彩な機能を追加します。長年確立されてきた仕組みに対する、理にかなった改善だと感じられるはずです。この記事では、アップグレードするとは思ってもみなかった「Windows 10のクリップボード」を強化するために、Dittoを活用する方法をご紹介します。

Windows 10にDittoをインストールする方法

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

MicrosoftはWindowsクリップボードをアップグレードしており、プロのように管理する方法も過去にご紹介しました。それでも、クリップボードからさらなる利便性を引き出したいなら、Dittoの方がはるかに万能なソリューションです。

Dittoには公式サイトがありますが、実際のプログラムはGitHubで公開されています。GitHubからダウンロードし、他のアプリケーションと同じ手順でインストールしてください。

インストール後、Dittoを起動するとシステムトレイ(タスクトレイ)に常駐します。何かをクリップボードにコピーするか、ホットキーで呼び出すまで、バックグラウンドで静かに待機します。

ただし、本格的に使い始める前に、自分の好みに合わせてカスタマイズしておくのがおすすめです。

Dittoをお好みのクリップボードに設定する方法

Dittoは唯一のサードパーティ製クリップボードマネージャーではありません。クリップボードマネージャーとは何か、なぜ必要なのかについては、過去の解説記事もぜひ参考にしてください。とはいえ、これから見ていくように、Dittoは多くの競合製品よりもはるかに柔軟で高機能です。

Dittoを設定するには、まずホットキー(デフォルトではCtrl + `。「Tabキーの上にある、あまり使わないあのキー」です)を押してウィンドウを表示します。次に、ウィンドウ右下の3点リーダーアイコンをクリックし、Options(オプション)を選択しましょう。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

General(全般)タブ

Generalタブでは、Start Ditto on System Startupを有効にしておきましょう。これにより、Windowsの起動時にDittoが自動的に立ち上がります。

Maximum Number of Saved Copiesでは、Dittoがデータベースに保持するエントリ数を指定できます。

また、ここからDittoのテーマやインターフェース言語の変更、データベースの保存先パスの指定も可能です。

Dittoでサポートされるデータ形式

Dittoは複数の種類のデータをサポートしています。Supported Typesタブにアクセスすれば、必要なデータ形式を個別に有効・無効にできます。

デフォルト設定でもほとんどのテキスト形式をカバーしていますが、Addボタンをクリックすれば、画像などさらに多くのデータ形式のサポートを追加することも可能です。ただし、その場合はDittoのデータベースサイズが増大し、パフォーマンスに影響を与える可能性がある点に注意してください。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

キーボードショートカット

Dittoを呼び出すメインのショートカットはすでに使いましたが、デフォルト設定のまま使う必要はありません。

Keyboard Shortcutsタブにアクセスすると、ショートカットを変更できます(リストの最初の項目です)。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

さらに、ウィンドウ下部にあるPositions(1〜10)用のショートカットを定義しておくのもおすすめです。これにより、Dittoのデータベースに保存された直近10件のエントリ(つまり「最後にコピーした10個のアイテム」)を素早く貼り付けられるようになります。

友人とクリップボードを共有する

複数のPCを使用しているなら、すべてのPCにDittoをインストールして、共有クリップボードとして活用できます。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

設定するには、Friendsタブにアクセスし、ページ最初のフィールドIP/Computer Names separated by commasに相手のIPアドレスを入力します。

他のPCへ送信のみ行い、受信はしたくない場合は、Disable Receiving Clipsにチェックを入れましょう。

セキュリティを強化したい場合は、共有クリップボードにアクセスできるネットワーク上のすべてのコンピューターで共通して使用するパスワードを設定することもできます。

Dittoの統計情報を確認する

Dittoをしばらく使ったら、Statsタブを覗いてみる価値があります。名前の通り、ここではDittoの使用状況に関する興味深い統計を確認できます。たとえば、データのコピーや貼り付けの回数、保存されているクリップの数、データベースのサイズなどです。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

Dittoの基本的な使い方

Dittoの最もシンプルな使い方は、複数のクリップを保持できる拡張クリップボードとして利用することです。普段どおりPCを使い続け、以前クリップボードにコピーしたものを呼び出したくなったタイミングで活用できます。

クリップのコピー

クリップボードにコピーしたものはすべて、自動的にDittoのデータベースにも保存されます。定番のCtrl + Cショートカットでも、右クリックメニューの「クリップボードにコピー」でも、どちらの方法でも構いません。

クリップの呼び出し

Dittoのデータベースに保存されたクリップを呼び出して貼り付けるには、デフォルトのショートカットでウィンドウを表示します。その後、エントリをダブルクリックするか、選択してEnterキーを押せばOKです。

マウスホイールやカーソルキーで、Dittoのクリップ一覧をスクロールできます。

保存しているクリップが多い場合は、ウィンドウ下部の検索フィールドから目的のエントリを検索する方が早いかもしれません。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

特殊な貼り付け(Special Paste)

Webサイトからドキュメントにコピーすると、余計な書式や文字が一緒に貼り付けられてしまうのは困りものです。そんなときこそ、Dittoの出番です!

通常の方法で貼り付ける代わりに、クリップを右クリックし、Special PasteメニューからPlain Text Only(プレーンテキストのみ)を選択しましょう。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

また、コピーしたテキストを小文字に変換したり、先頭を大文字にしたり、現在時刻を末尾に追加したりといった、便利な追加オプションも用意されています。

クリップの管理

データベースが上限に達すると、Dittoは自動的に最も古いクリップを削除します。特定のクリップを保護して永久に保存したい場合は、右クリックしてQuick Properties > Never Auto Deleteを選択してください。しかし、これはクリップ管理のほんの入り口にすぎません。

グループ化

クリップをグループに分けて整理することもできます。クリップを右クリックし、Groups > Move to Groupを選択すればOKです。

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グループがまだ存在しない場合は、同じメニューから新規作成するか、Ctrl + F7を押して作成できます。

クリップグループには、Dittoウィンドウ左下の手帳アイコンのボタンをクリックするか、ウィンドウがアクティブな状態でCtrl + Gを押すことでアクセスできます。

クリップの編集

クリップを選択した状態でCtrl + Eを押すか、右クリックしてEdit Clipを選択すると、内容を編集できます。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

Dittoは簡易テキストエディターでクリップを表示するので、内容の編集だけでなく、見た目の調整も可能です。

クリップの順序変更

クリップの並び順を変えようとして、Dittoのウィンドウ内でドラッグしてみたものの、うまくいかず戸惑った方もいるかもしれません。

実は順序変更は可能ですが、少し手間がかかります。クリップを右クリックし、Clip Orderサブメニューのオプションを使う必要があります。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

クリップの削除

Dittoはデータベース内の最も古いエントリを自動的に削除するため、基本的に手動での削除は不要です。ただし、たとえば機密性の高いパスワードをコピーした場合など、簡単に参照できないようにしておきたいときには手動削除が役立ちます。

Dittoからクリップを削除するには、クリップを選択してDeleteキーを押すか、右クリックしてDelete Entryを選択します。

DittoでWindowsクリップボードを拡張する方法【導入から活用術まで完全解説】

あるべき姿のWindowsクリップボード

Dittoに慣れてしまうと、昔ながらの標準クリップボードには戻れなくなります。1件しか一時的に保存できない仕様は、まるでハンディキャップのように感じられるでしょう。Windows 10のアップグレード版クリップボードの新機能を使うこともできますが、ネットワーク連携が組み込まれているぶん、セキュリティ面で不安視する声も少なくありません。Windows 11のクリップボードはさらに改良されており、当サイトでも使い方を解説しましたが、それでもDittoの豊富な機能には及ばないのです。

特に、Web上の複数の項目をコピーして、Microsoftのサーバーとの往復なしにExcelへ連続して素早く貼り付けられるDittoの能力は、「知らなければ必要だとも気づかなかった」キラー機能と言えるでしょう。

  1. Windows 10でクリップボードをクリアする方法|履歴を完全に削除する4つの手順

    テキストや画像などを別の場所に貼り付ける際に活躍するのが「クリップボード」です。Windowsではコピー&ペースト操作が日常的によく使われており、WebページやSNSから情報をコピーする機会も非常に多くなっています。しかし、共有PCを使用している場合は、個人情報を守るためにいくつかの対策が必要です。Windows 10(1809アップデート以降)ではクリップボードがさらに使いやすくなりましたが、その分、履歴の管理も重要になっています。 この記事では、Windows 10のPCでクリップボード履歴を消去するためのさまざまな方法を詳しく解説します。 関連記事:Windows 10でのクリップボー

  2. Windows 10のクリップボード履歴と同期機能でデバイス間コピー&ペーストを活用する方法

    Windows 10でのコピー&ペーストは、もはや日常的な基本操作です。ドキュメント内のテキストやWebサイトのURL、画像、ファイル、フォルダなど、あらゆるものの移動に活用されており、今さら説明するまでもなく、この機能を知らない人はいないでしょう。 しかし、ここで少し意外な事実をご紹介します。実はWindows 10のコピー&ペースト機能は、Ctrl+CやCtrl+V、右クリック操作にとどまらないのです。そう、聞き間違いではありません。 今回ご紹介するのは「クリップボードのクラウド同期」 2018年のWindowsアップデート以降、コピーした内容をクリップボード経由で、Windows 10を