Androidスマホのノッチを多機能ボタンに変える「Action Notch」の使い方と活用術
Androidスマートフォンのディスプレイ上部には、ほとんどの場合「ノッチ(切り欠き)」やカメラ用のパンチホールが搭載されています。しかし、フロントカメラやセンサー周辺の表示領域を確保する以外に、実用的な役割はほとんどありません。実は、少しの手間をかけるだけで、このノッチをもっと便利に活用できるのです。
Action Notchでフロントカメラ部分をボタン化
「Action Notch」は、Androidスマホのノッチやカメラの穴をボタンのように動作させ、さまざまなアクションを実行できるシンプルなアプリです。このボタンはシングルタップ、ダブルタップ、ロングタップ、左スワイプ、右スワイプといった複数のジェスチャーに対応しており、それぞれに好みのアクションを割り当てることができます。
Action Notchは基本的に無料で利用できますが、いくつか制限があります。無料版では3つのジェスチャー(シングルタップ、ダブルタップ、ロングタップ)にしかアクションを割り当てられず、広告も表示されます。有料版の「Action Notch Pro」にアップグレードすると、これらの制限が解除されます。
Action Notchのセットアップ手順
セットアップはとても簡単です。まずGoogle PlayストアからAction Notchをダウンロードしましょう。次にアプリを開き、上部の「Fix It」ボタンをタップします。プロンプトが表示されたら「Agree」を選択し、お使いのデバイスに応じた手順に従って必要な権限を付与してください。
権限の設定が完了したら、以下の手順でカメラの穴をボタンとして使えるようになります。
- Action Notchのホーム画面に戻ります。
- 設定したいジェスチャーをタップします。たとえば、シングルタップでアクションを実行したい場合は「Single Touch」を選択します。
- 次の画面で利用可能なアクションの一覧をスクロールし、使いたいものをタップして選択します。
- 同じ手順を繰り返して、必要な数だけジェスチャーを設定します。
セットアップが完了すれば、使い方は簡単です。スマホのノッチ上で設定したジェスチャーを行うだけで、Action Notchが割り当てたアクションを実行してくれます。
また、触覚フィードバックを有効にすると、ジェスチャーを実行するたびに振動で確認できるため、画面の正しい位置をタッチできているか把握しやすくなります。設定するには、アプリのホーム画面右上にあるメニューボタン(スライダーアイコン2つ)をタップし、「Settings」を選択。「Haptic Feedback」のチェックボックスにチェックを入れましょう。
さらに、ノッチ自体をタップするのが難しいと感じる場合は、反応領域をノッチだけからステータスバー全体に拡張することもできます。「Settings」ページを開き、「Touch Settings」をタップして「Status Bar」を選択してください。
Action Notchをもっと活用するアイデア
Action Notchは多数のアクションに対応しており、ジェスチャー設定時に一覧で確認できます。その中でも特に注目したいのが、「ページ最上部へスクロール」「ページ最下部へスクロール」「自動化タスクのトリガー」の3つです。以下で具体的な活用方法を紹介します。
ワンタップでページの最上部・最下部へ移動
iOSと異なり、Androidには標準で「トップへ戻る」機能がありません。しかし、Action Notchを使えばAndroidスマホでもスクロールして一番上に戻る機能を実現できます。あわせて別のジェスチャーに「Scroll to Bottom」を割り当てておけば、どんなに長いページでも素早く最下部まで移動できて便利です。
筆者はシングルタップに「Scroll to Top」、ダブルタップに「Scroll to Bottom」を割り当てています。スマホで長いページを読む際に、どちらも重宝しています。
自動化タスクを実行する
自動化が好きな方なら、Tasker、MacroDroid、Automateといった定番の無料Android自動化アプリで複数のワークフローを作っているかもしれません。たとえば、スマホ内のスクリーンショットを自動削除するMacroDroidのオートメーションや、現在地から自宅へのナビゲーションを開始するGoogleマップのワークフローなどを設定しているケースもあるでしょう。
こうした自動化タスクをAction Notchのジェスチャーに割り当てれば、素早く実行できるようになります。「Trigger an Automated Task」アクションで好みの自動化ツールを選択すると、設定手順が画面に表示されるので、それに従ってください。
なお、Action Notchからワークフローを呼び出すには、自動化アプリがバックグラウンドで起動している必要がある点に注意しましょう。
Samsung端末でモード(Modes)を実行する
サムスン製スマホの「モードとルーティン」機能に含まれる「ルーティン」は、特定の操作をまとめて実行できる自動化ワークフローです。たとえば、Wi-Fi、Bluetooth、モバイルデータ、位置情報サービスをワンタップでオフにするルーティンや、就寝前に画面の明るさを下げ、目の保護(Eye Comfort Shield)を有効にし、サイレントモード(DND)をオンにして瞑想アプリを開くルーティンなどが考えられます。
どんなルーティンでも、手動での実行が必要なものであれば、Action Notchのジェスチャーに割り当ててどこからでも起動できます。「Trigger an Automated Task」アクションを選択し、「Other」を選ぶだけです。その後、画面下部の説明を確認しながら、ルーティン用のIF条件を適切に設定しましょう。
Action Notchは、何の役にも立っていなかったスマホのノッチを、多彩な操作ができるマルチファンクションボタンに変身させる賢い方法です。アプリ単体でも十分な種類のアクションが用意されていますが、自動化アプリと組み合わせれば、さらに幅広いことが実現可能になります。
さらに、通話中は一時停止する、特定のアプリ内では無効化するなど、Action Notchの設定を調整してボタンの挙動をカスタマイズすることもできます。ぜひAction Notchを試して、スマホのノッチの新たな使い道を発見してみてください。
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