AndroidスマホをWindows 11風に大変身——私の予想外の実験記録
GavinはTechnology Explained、セキュリティ、インターネット、ストリーミング、エンターテイメント各セクションのセグメントリードを務める製品レビュアーで、「Really Useful Podcast」の元共同ホストでもあります。英国デヴォン出身、10年以上のプロライター経験を持ち、How-To Geek、Expert Reviews、Trusted Reviews、Online Tech Tips、Help Desk Geekなど多数の媒体で執筆してきました。CES、IFA、MWCといったテック見本市にも直接取材で足を運び、レビューしたヘッドホン、イヤホン、メカニカルキーボードは数え切れません。紅茶、ボードゲーム、サッカーをこよなく愛しています。
Androidを使い続ける最大の魅力のひとつが、自由自在なカスタマイズ性です。スマートフォンを出荷時の状態から、ほぼ思い通りの姿へと変えられる柔軟性は、制約だらけのiOSとは対照的で、他の追随を許しません。
以前、WindowsのライブタイルをAndroidスマホ上で再現してみたところ、なかなか良い結果が得られました。そこで今回、ホーム画面とアプリドロワーの体験をまるごとWindows 11そっくりに切り替えられるAndroidランチャーを見つけたときは、さすがに驚きました。そう、AndroidスマホをデスクトップPCのような環境に仕立てられたのです。結果は驚くほど快適——ただし、ひとつだけ難点がありました。
アプリ情報:Win 11 Launcher
対応OS:Android
価格モデル:無料(広告非表示・全機能解放は3ドル)
Windows 10/11の美学にインスパイアされた「Win 11 Launcher」は、洗練された軽量インターフェースでAndroid端末を変身させます。直感的なナビゲーション、カスタマイズ可能なテーマ、ワンタップのアプリ起動、タイル型アイコン、内蔵ファイルマネージャー機能を備え、幅広い機種でスムーズに動作します。
Windows 11の世界観をAndroidスマホへ
フォルダ機能までちゃんと再現!
Android端末でWindows 11風ランチャーを使っている人を何人か見かけ、「これは自分好みだ」と思ったのがきっかけでした。早速「Win 11 Launcher」を探してダウンロードし、起動してみます。
Nothing Phone 3(Nothing OS 4ベータ版)は、たちまちWindows 11風の環境へと変貌しました。画面左側にはクイックアクセス用のフォルダが縦に並び、画面下にはお馴染みのタスクバーが表示されます。
シンプルでモノクロ基調のNothing OSから乗り換えたこともあり、その見た目の変化はかなり印象的です。「Google」フォルダには期待通りのアプリが揃い、「ソーシャルメディア」フォルダにはインストール済みの該当アプリが自動的に登録されました。ちなみにWhatsAppが「ソーシャルメディア」に分類されるのは興味深いところ。個人的にはメッセンジャーアプリという印象ですが。
デスクトップ風のデザインも悪くありませんが、本当に秀逸なのはWindows風スタートメニューの搭載です。見た目はWindows 11というよりWindows 10に近いものの、それは些細な不満です。本物のスタートメニューのように上下スクロールでアプリを探したり、設定へアクセスしたり、アプリをピン留めしたりでき、動作面では十分実用的です。
さらに、Windows 11風のアクションセンターもリアリティを高めています。画面右下の通知アイコンをタップするとアクションセンターが開き、普段Androidなら画面を下にスワイプして呼び出すクイック操作メニューの多くがここに表示されるのです。
ファイルエクスプローラーは完成度高め
スマホでエクスプローラーを見るのはまだ少し不思議
デザイン面では、ファイルエクスプローラーのウィンドウはほぼ完璧な再現度です。ウィンドウ左側にクイックアクセス項目とローカルドライブが並び、フォルダを移動するたびにメインウィンドウの中身が切り替わります。
多くの場合、Win 11 Launcherは対応するフォルダを自動的に正しく振り分けてくれますが、AndroidとWindowsではフォルダやファイルの扱い方が異なるため、いくつか癖もあります。私の環境では、エクスプローラーで「ピクチャ」フォルダを開くと、Essential Space、Screenshots、Slack、Stardew Valleyが表示されました。
しかし、これらのフォルダのどこにも実際の写真ライブラリは含まれておらず、写真本体は「ローカルディスク > DCIM > Camera」を選択した先にあります。
もうひとつ嬉しいのが、エクスプローラーに統合されたネットワーク機能です。「LAN」または「FTP」を選んでネットワーク上のファイルへアクセスできます。ただし、この2つはプレミアム機能のため、今回は詳細な検証まで行っていません。
また、ファイルやフォルダを長押しすると、上部のリボン(コマンドバー)が反応して「切り取り」「コピー」「貼り付け」などの操作が使えるようになるのも、細部へのこだわりを感じます。表示モードを切り替えられるドロップダウンメニューも備えており、まさに本物のWindows 11さながらです。
広告について語ろう
無料ランチャーなら、どこかに収益源が必要
Win 11 Launcherは無料で使えますが、すべての機能を解放するプレミアム版も用意されています。そしてご想像どおり、プレミアム版では広告が非表示になります。ランチャーにとって、これは実はかなり重要なポイントです。
開発元のSpark Planetを批判したいわけでは決してありません。無料プロジェクトとして明らかに多くの手間をかけて作られており、広告はその対価として当然の仕組みです。ただ、一部の広告の表示頻度は苛立ちを覚えますし、カウントダウンタイマー付きのフルスクリーン広告であることも多いのです。
表示頻度は正直、多すぎます。フル版への課金を促す意図的な設計なのでしょう。厳密に計測はしていませんが、一定回数の操作ごとに広告が表示される感覚でした。フォルダを開いて写真を数枚閲覧し、通知を消したら——ドン、また広告。テーマを眺めてデスクトップに新しいフォルダを追加したら——ドン、また広告です。
繰り返しますが、開発資金のために必要なのは理解しています。それでも、プレミアム購読を検討するよりも先に、この広告の頻度が原因でWin 11 Launcherを削除することになりました。
Win 11 LauncherでAndroidスマホにデスクトップ体験を
正直なところ、AndroidスマホでWindows 11を使うという発想には最初、懐疑的でした。Windows 11は総じて優れたOSですが、問題も少なくありません。もちろんその多くはMicrosoft自身が招いたものですし、アップデートのたびに調子を崩すように感じられるのもマイナスポイントです。
少なくとも、そう感じてしまうのです。
しかしAndroidは別物です。ランチャーの多くは、端的に言えば端末の見た目を細部まで作り込んだビジュアルオーバーホールにすぎません。その意味で、Win 11 Launcherは見事な仕事をしています。フォルダもスタートメニューも良く、全体として「Androidスマホで本物のWindowsを使っている」ような感覚を味わえます。ちなみに、より古いOSに惹かれるなら、スマホでWindows XPを再現する方法もあるので、そちらも試してみる価値があります。
とはいえ、広告の多さだけはネックで、長期的には我慢しきれません。ただ、Win 11 Launcherはアップデートも頻繁で、スマホを他のテーマに変身させられるうえ、Playストアでの評価も4.6と高いため、広告除去のための3ドルは払う価値があるかもしれません。
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