最新のAndroidバージョンとは?Android OSをアップデートする方法を徹底解説
過去数年間、Android OSはモバイルOS市場を席巻し、2019年時点で86%以上という圧倒的な市場シェアを誇っています。高いパフォーマンスと安全性を提供しながら、新機能を搭載したバージョンアップデートも定期的に配信されているのが特徴です。
そのため、多くのAndroidユーザーが「自分のスマートフォンの現行バージョンをどうやって確認するのか」「最新版へどうアップデートすればいいのか」を知りたいと考えています。
本記事では、スマートフォンで稼働しているAndroidのバージョンを調べる方法と、Android OSのアップデートをインストールする手順をご紹介します。その前に、まずはAndroidバージョンの歴史を簡単に振り返ってみましょう。
Android OSの歴史を振り返る
Googleは2008年末、AppleのiOSに代わる選択肢として、革新的なAndroidオペレーティングシステムを初めて発表しました。
その控えめな始まりから現在まで、Androidは12のバージョンをリリースしており、年によっては1年に複数回のリリースが行われることもありました。
Google開発チームによる継続的なサポートのおかげで、AndroidはPlayストアに約300万ものアプリを擁するトップOSへと成長しました。これに伴い、Androidアプリ開発はJavaからKotlinへと移行し、Android開発者は高収入かつ市場で高い需要を持つ職業として確立されました。
以下に、OSがどのように進化し、ユーザーに高度な機能を提供してきたかを示す要約リストをまとめました。Androidの歴史の大半において、各バージョンは番号とコードネームで呼ばれてきました。
- Android 1.0〜1.1:Google初のモバイルOSは、Gmail、マップ、カレンダー、YouTubeといった統合アプリを備えた基本的な機能を提供しました。
- Android 1.5(Cupcake):2009年前半にリリースされた、コードネームが付けられた最初のバージョンです。画面キーボードを搭載し、モバイル端末でサードパーティ製アプリを動かすための基盤が導入されました。
- Android 2.0〜2.1(Eclair):バージョン2.0では、リアルタイムの交通情報、音声ナビゲーション、ピンチイン・ピンチアウトによるズーム機能が追加されました。
- Android 2.3(Gingerbread):2010年のこのリリースでは、黒と緑を基調としたインターフェースが採用され、Androidらしい独自のデザインが形成され始めました。
- Android 3.0〜3.2(Honeycomb):2011年にリリースされたこのバージョンはタブレット専用で、画面上のソフトウェアボタンが初めて導入されました。
- Android 4.0(Ice Cream Sandwich):同年リリースされた、スマートフォンとタブレットを統合したOSです。ホログラフィック風のデザインが特徴で、スワイプ操作が多用されました。
- Android 4.4(KitKat):2013年末に登場したこのアップデートでは、インターフェースの配色が軽快になり、「OK, Google」による音声操作が世界中に広まりました。
- Android 5.0〜5.1(Lollipop):2014年の大型アップデートでは、UIの見た目を統一するカード型デザインの「Material Design」が導入され、大きく生まれ変わりました。
- Android 6.0(Marshmallow):2015年の比較的小規模なアップデートで、以降毎年新しいバージョンをリリースするGoogleの方針の起点となりました。
- Android 7.0〜7.1(Nougat):2016年のバージョンでは、ネイティブの分割画面モードが追加され、Googleアシスタントが登場しました。
- Android 9(Pie):Googleが2018年8月にリリースした、コードネームを持つ最後のAndroidです。大きなホームボタンと小型の戻るボタンを採用したUI変更や、新たなセキュリティ機能が注目を集めました。
- Android 10:コードネームを持たずに登場した現行バージョンです。詳細は後述します。
Android 10の主な新機能
Android 10は2019年9月3日にリリースされました。まだバージョン9を使っている方でも、OSをアップグレードする価値を十分に感じられる、数多くの新機能と改善点が含まれています。
以下が、現行Androidバージョンのハイライトです。
- Live Caption(ライブキャプション):端末で再生中の動画や音声メディアに、自動で字幕を付けることができます。
- Smart Reply(スマート返信):返信候補の提案やアクションのおすすめによって、メッセージのやり取りをスムーズにします。
- Sound Amplifier(サウンド アンプ):音声設定を細かく調整でき、聞こえにくい音をよりクリアに聞き取れるようになります。
- Gesture Navigation(ジェスチャーナビゲーション):より直感的なスワイプ操作を導入し、Androidインターフェースに柔軟性をもたらしました。
- Dark Theme(ダークテーマ):純黒の背景を採用してバッテリー消費を抑え、目の負担も軽減します。従来の見た目よりもこちらを好むユーザーも多いでしょう。
- 強化されたセキュリティ設定:データのプライバシーをより細かく制御できます。データや位置情報の共有方法を、同じ設定画面から一元管理できます。
- Digital Wellbeing(デジタルウェルビーイング):仕事と生活のバランスを取るためのツールです。作業効率を高める機能も、リラックスのためのデジタル断食を支援する機能も備えています。
- Focus mode(集中モード):気を散らす要素を最小限に抑え、特定のタスクへの集中を支援します。気が散る原因になるアプリを、タップするだけで一時停止できます。
- Family Link(ファミリーリンク):デジタル上のルールを設定でき、保護者が子どものネット利用をサポートできます。利用時間の制限、コンテンツの規制、家族向けアプリの管理が可能です。
最近Android端末を新しく購入した方は、おそらくAndroid 10がプリインストールされているはずです。そうでない場合でも、これらの魅力的な機能は、スマートフォンやタブレットのOSをアップデートする十分な動機になるかもしれません。
現在のAndroid OSの確認方法とバージョン10へのアップデート
モバイル端末のアップグレードを検討する際は、まず自分の端末が対応できる最新のAndroid OSバージョンを把握する必要があります。古い端末の中には、対応バージョンに制限があるケースもあります。
端末の種類や使用年数によって、Android OSのアップデート取得方法は異なります。新しい端末ほど早くアップデートを受け取れ、特にGoogle純正端末では、更新が配信されると通知が届きます。
ここからは、Android OSをアップデートする方法を説明します。実際のアップデート作業の前に、いくつかの準備ステップが必要です。
Androidバージョンの確認方法
バージョン確認の具体的な手順は端末によって多少異なりますが、いずれも「設定」内の「端末情報」を開くのが基本です。ここでは機種名も確認できるため、アップデートを始める前に控えておきましょう。
- 「設定」を開き、下にスクロールして「システム」カテゴリを探します。
- 「システム」設定画面で「端末情報」をタップします。
- リストを一番下までスクロールすると「Androidバージョン」という項目があり、現在端末で動作しているバージョンを確認できます。



OSを手動でアップデートする場合は、作業前に以下のポイントを押さえておきましょう。
データをバックアップする:データは日常的にバックアップすべきですが、OSアップグレードの前は特に絶好のタイミングです。万が一のトラブルに備え、大切なデータを失わないようにしましょう。便利なバックアップアプリは多数あるので、ぜひ活用してください。
空き容量を確認する:アップグレード時には必要な容量が表示されます。十分な空きスペースがない場合は、不要なデータを端末から移動・削除して、アップデートに必要な領域を確保してください。
OSをアップデートする:OTA(Over The Air)通知を受信している場合は、通知を開いてアップデートボタンをタップするだけで完了します。「設定」内の「システムアップデート」から手動でアップグレードを開始することも可能です。
注意:一部のユーザーは、アップデートをいち早く入手したり、端末やインストールするアプリを自由に管理したりするために、端末をroot化することもあります。
Android 11で期待されること

バージョン10で大きな技術的進歩を遂げたAndroidですが、Googleは予定通り2020年中に最新OSをリリースする構えです。同社が技術革新の歩みを止めないことは、もう周知の事実でしょう。
Android 11では、プライバシーとセキュリティの強化、アプリの挙動の改善、新APIを含む新機能に焦点が当てられます。また、5Gや折りたたみ式端末への対応も盛り込まれ、高速ネットワーク時代の到来を先取りした設計となります。主な新機能は以下の通りです。
- 端末をより安全に守る生体認証機能の拡充
- 繰り返し表示される権限リクエストの制限による、より使いやすいアプリ体験
- カメラ、マイク、位置情報サービスへの一時的な権限付与
- アプリが自動認証を行い、安全なWi-Fiホットスポットへ自動接続できる機能
- 拡張されたカメラサポート
- チャットバブルをアプリごとにオン・オフできる機能
これらは、Android 11で期待される新機能のごく一部です。アプリ開発者にとっても、自らの作品に組み込める拡張機能の幅が大きく広がることになります。
まとめ
ごく稀な例外を除き、新しいバージョンがリリースされたらAndroid端末をアップグレードすることをおすすめします。Googleはこれまで一貫して、新OSの機能性とパフォーマンスに数多くの有用な改善を加えてきました。お使いの端末が対応しているなら、ぜひ最新バージョンを試してみてはいかがでしょうか。
-
BIOSとは?仕組みとWindows 10での正しい更新方法を徹底解説
パソコンでキーボードの不具合、電源まわりのトラブル、インターネット接続の問題や動作速度の低下などが発生したとき、その原因がBIOSに関連しているケースは少なくありません。修理業者やITの専門家に相談すると、本格的なトラブルシューティングの前に「まずBIOSを更新してみてください」とアドバイスされることも多いでしょう。実際、BIOSの更新だけで問題が解決するケースも多くあります。 BIOSとは? BIOS(Basic Input/Output System:基本入出力システム)は、PCのマザーボード上にある小さなメモリチップに格納されたソフトウェアで、CPUやGPUなど、PCに搭載されたすべての
-
Androidを手動で最新バージョンに更新する4つの方法を徹底解説
Android端末では、ソフトウェア更新の通知が頻繁に表示されます。この更新は、端末のセキュリティ強化や動作速度の向上に直結する重要なものであり、新機能の追加や全体的なパフォーマンス改善にもつながります。 本ガイドでは、Androidを手動で最新バージョンに更新する方法として、「端末の設定」「パソコン」「アップグレードパッケージ」などを利用した複数の手順を詳しく解説します。 更新前の注意点:データのバックアップを忘れずに Androidの更新作業自体はシンプルですが、実行前に写真・連絡先・ファイルなどの大切なデータをバックアップしておくことをおすすめします。更新によってデータが失われることは