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親や祖父母に最適なシンプルなスマホの選び方と初期設定ガイド

デジタル時代を席巻しているのは若者たちです。近年生まれた子どもたちがタブレットを何気なく使いこなす姿は驚きに値しますし、20代以下の多くはスマートフォンをほとんど教えられなくても操作できます。しかし、それが高齢の世代に当てはまるとは限りません。

中には、スマートフォンを使いたくない、あるいは使い方がわからないという理由で、従来型のフィーチャーフォンを使い続けている方もいます。ITに不慣れだけどスマートフォンが必要なご家族がいるなら、初心者におすすめのスマホをご紹介します。さらに、どんな端末でも高齢者にとって使いやすくセットアップする方法についても解説します。

以前、シニア向け携帯電話のベストセレクションをご紹介しましたが、それらはスマート機能を持たない基本機種でした。そもそも電話そのものが不要という方には、シニア向けタブレットの方が適している場合もあります。

シンプルさを追求したスマートフォン

※本記事で紹介するJitterbugおよびConsumer Cellularは米国のサービス・ブランドです。日本では参考事例としてご覧ください。

それでは、ITに不慣れな方向けに特別に設計された市販の端末を見ていきましょう。

Jitterbug Smart

Jitterbugは昔からシニア向け基本携帯電話の代名詞的存在であり、その新製品はスマートフォン市場にもその伝統を持ち込みました。価格は150ドルと手頃で、使いやすさを最優先に設計されています。

画面サイズは5.5インチで、iPhone 7 Plusと同等です。アプリがシンプルなリスト形式で整理されるため、誤ってアプリを非表示にしたり移動させたりする心配がありません。さらに、スマートフォンの使い方を解説した動画ライブラリをいつでも視聴できるのも魅力です。

もちろん、スペック自体は突出していません。内蔵ストレージはわずか8GBで大型アプリを多数インストールする余地は限られますが、microSDカードによる容量拡張に対応しています。4G LTEによる高速データ通信に対応し、大切な人とビデオ通話ができる前面カメラも搭載しています。

Jitterbug Smartが高齢者にとって魅力的なのは、契約縛りのないプランが用意されている点です。希望すれば、3段階の「Health & Safetyパッケージ」を追加できます。別途料金が必要ですが、24時間365日対応の看護師相談、服薬リマインダー、脳トレゲームなどのサービスが含まれます。同様の機能を無料で提供するアプリもある点は覚えておきましょう。これらのパッケージは必須ではありませんが、加入すると月額の通話料割引もあります。

安全パッケージを利用しない場合でも、通話・SMS・データ量は自由に組み合わせられます。最安構成は通話200分で15ドル、SMS300通で3ドル、データ40MBで2.50ドルです。通話の多い方は月50ドルで通話・SMS無制限+データ100MBのプランも選べます。メッセージ中心で通話が少ない人は、必要な分だけ支払える柔軟性が嬉しいポイントです。超過分は標準料金で精算されます。

総じて、Jitterbug Smartはシニア向けに特化して作られた良質な端末で、価格も妥当です。圧倒されることなくスマート機能を活用できる一台といえます。

Doro 824 SmartEasy

Consumer Cellularが提供するDoro 824 SmartEasyは、Jitterbugとよく似た体験を提供します。画面は5インチで、小さめの手にも扱いやすく、十分に鮮明な表示も確保しています。内蔵ストレージ8GB(microSDスロットあり)、4G LTE接続、表裏の基本的なカメラといった、定番のエントリーモデル仕様です。

SmartEasyの特徴は、各端末にプリインストールされた「My Doro Manager」というアプリです。信頼できる連絡先からリモートサポートを受けられる機能で、家族のITサポート役になった経験があれば、相手の画面が見えないまま電話で説明するのがどれほど大変かご存じでしょう。このアプリがあれば、ちょっとした質問もずっと解決しやすくなります。背面には指定した連絡先へワンタッチ発信できる緊急ボタンも備えています。

価格は200ドルで、一括払いか、初回50ドル+月25ドル×6ヶ月の分割払いが選択できます。プランは250分で月15ドルから、無制限通話で月50ドルまで。月10ドルで従量課金(1分0.25ドル)にすることも可能です。プラン上限を超えた場合は、自動的に最もお得なプランへ調整されます。

SMSとデータはオプションです。最安はSMS300通+データ30MBで月2.50ドル、月20ドルでSMS無制限+データ1.5GBとなります。すべてのプランに契約期間の縛りはなく、家族を追加するのも月10ドルだけで可能です。

DoroはJitterbugよりやや高価ですが、大型端末を避けたい方には小型画面が好都合です。リモートアクセスが標準搭載されているのは強みですが、後述する方法でも同様のことは実現できます。両者のプランはかなり似ていますので、通話とメッセージ・データの使用バランス次第で、月額を少し節約できるかもしれません。

最近のSamsung製スマホならどれでも

上記の2機種はシニア専用に設計されており、「通常モード」での操作は前提としていません。Samsungは高齢者向け端末を販売していませんが、ほぼすべての端末に「イージーモード(Easy Mode)」というシニアに最適なモードを搭載しています。

Samsungは大画面・小画面、ハイエンド・ローエンドとあらゆるニーズに応える多彩なラインナップを揃えているため、ご家族にぴったりの一台を選びやすいのが利点です。しかも、ミドル〜ハイエンドモデルの多くは、上記2機種よりもシャープなディスプレイと大容量ストレージを備えています。

イージーモードを有効にするには、「設定」を開いて「イージーモード」までスクロールし、説明を確認したうえでオンにします。文字が大きくなり、ナビゲーションが簡素化され、よく使う連絡先へのショートカットが配置されるため、操作が大幅にシンプルになります。Androidの紛らわしい要素の多くを、必要のないユーザーの目から遠ざけてくれるのです。

イージーモードはフラッグシップのGalaxy S7でも利用できますが、ひとつ前のS6やS5でも十分かもしれません。より大きな画面が欲しいならGalaxy Note 5やNote 4も候補になりますし、コストを抑えたいならJ3などの廉価モデルも検討する価値があります。

その他のシニア向けツール

上記3つのうちどれも選ばず、手持ちの予備端末を譲る予定の場合でも、Androidを使いやすくする方法はたくさんあります。

まず、Androidのアクセシビリティ機能を活用すれば、端末の操作性を大きく向上できます。たとえば、タッチスクリーンでの文字入力が苦手なご家族でも、音声だけで端末を完全に操作することが可能です。

さらに、Samsungのイージーモードのように端末の見た目を根本的に変えられるアプリもあります。「Wiser Launcher」のようなシンプルなランチャーを使えば、小さなアイコンを大きな画像と文字に置き換え、迷子になりにくい画面を実現できます。

成功につなげる初期設定

適切な端末やツールを選んだら、親や祖父母が新しいスマホをしっかり理解できるよう、いくつかのステップを一緒に確認しましょう。Android初心者向けガイドの基礎編を読んでもらうのがおすすめです。余裕があれば、新しいAndroidスマホでやってはいけないことや、インストールを避けるべきアプリも伝えておくと安心です。

端末を渡す前に、時間をかけてセットアップを行いましょう。Googleアカウントがなければ作成し、必ずセキュリティ設定を固めてください。プリインストールされた不要なアプリ(bloatware)を削除し、データ消失に備えてバックアップアプリを導入します。

煩わしいアプリの通知はオフにして、邪魔が入らないようにしましょう。最重要の連絡先を登録してお気に入りに追加すれば、ワンタップで発信できます。使いづらい標準SMSアプリをTextraなどの評判の良いアプリに置き換えるのも効果的です。

いつでも遠隔操作できるよう、リモートアクセスアプリもインストールしておきましょう。TeamViewerが有力な選択肢です。相手の端末にTeamViewer QuickSupportを、自分の端末にTeamViewer for Remote Controlを入れておきます。

仕上げに、端末の状態を記録しておくことをおすすめします。電話越しに操作を案内するときに備えてボタンの位置をメモし、ホーム画面やアプリメニューのスクリーンショットを撮影しておけば、リモート接続が失敗したときにも相手の画面をある程度把握できます。重要な操作の手順を紙に書いて渡せば、最初の数回はそれを見ながら一人で進められるでしょう。

おそらく、スマホを使いこなせるようになるまでには多少のサポートが必要です。上記の準備に時間をかけておくことで、今後の支援が格段に楽になります。

大切な人のスマホ購入、準備はいいですか?

考慮すべき点はありますが、IT経験のない方のためのスマートフォン購入は、必ずしも苦痛である必要はありません。シニア向けに最適化された専用端末でも、アプリで使いやすくした一般端末でも、ニーズに合った解決策は必ず見つかります。リモートアクセスツールと初心者向けガイドで仕上げれば、ご家族もすぐにスマホマスターへの第一歩を踏み出せるはずです。

スマホよりも新しいパソコンの方が良い選択だと思いませんか?シニアに最適なパソコンとしてChromebookが注目されている理由も、ぜひチェックしてみてください。

ITに不慣れなご家族がスマートフォンを探していませんか?この記事のコツが役立ったか、ぜひ教えてください。おすすめのシニア向け端末やアプリがあれば、コメント欄でシェアをお願いします!

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