Android Oの新機能7選――サードパーティアプリで今すぐ試せる方法
Googleは次期バージョンのAndroid、仮称「Android O」の開発者向けプレビュー版を公開しました。大型アップデートのたびに目を引く新機能が登場しますが、実は公式リリースを待たなくても、その一部は今すぐ体験できるのです。
現時点でAndroid O Developer Previewを利用できるのは、Nexus 5X、Nexus 6P、Nexus Player、Pixel C、Pixel、Pixel XLといった一部のNexusおよびPixel端末のみです。しかし、対象外の端末をお使いでも、サードパーティ製アプリを組み合わせれば、主要な新機能をほぼ再現できます。本記事では、その具体的な方法を7つ紹介します。
1. 通知のスヌーズとグループ化
Android Oでは、通知まわりに2つの便利な操作が追加されます。1つ目は通知のスヌーズ機能で、いまは通知を消しておき、15分後など指定した時間に再表示させることができます。2つ目は「通知チャンネル」で、特定のアプリの通知をひとつの見出しにまとめてグループ化できる機能です。
たとえば、複数のメッセージングアプリをすべて「メッセンジャー」というチャンネルにまとめれば、5件の個別通知ではなく1件の通知だけが表示され、タップすれば中身を展開できます。
無料アプリ「Snowball」なら、こうした機能をすでに実現しています。スヌーズは期待どおりに動作し、メッセージのグループ化こそ未対応ですが、気を散らす要素を減らす仕組みが用意されています。
さらにSnowballでは、特定アプリの通知を非表示にしたり、重要なアプリの通知を通知パネルの上部へ優先表示したりすることも可能です。現在の通知は時系列で並ぶため、重要度順に整理できると大事な連絡を見逃しにくくなります。
2. アプリの未読バッジ
iPhoneや一部のAndroidカスタムスキンでおなじみの機能です。GmailやTwitterなどのアプリに未読の通知やメッセージがあると、アイコンにバッジが付き、未読数がカウント表示されます。
iPhoneにはあってAndroidにはなかった魅力的な機能のひとつでしたが、Android Oではオプションとして正式搭載されます。アプリごとの設定から有効・無効を切り替えられます。

Androidでは「Notifyer」が複数のアプリでこれを実現しています。すべてのアプリに対応しているわけではありませんが、人気アプリは幅広くサポート。仕組みはシンプルで、ホーム画面のアプリアイコンをウィジェットに置き換え、未読数を表示しつつ、タップすれば通常どおりアプリを起動できます。
3. ピクチャーインピクチャー(PiP)モード
これもiPadや一部のカスタムスキンで先行投入されていた機能です。動画視聴中に別のアプリへ切り替えても、Android Oでは動画を見続けられます。フローティング(浮遊)動画プレイヤーのようなイメージで、他のアプリを操作しながら視聴を継続できるのです。

実はAndroid Nougatの分割画面モードや、Samsungのマルチウィンドウを再現する方法でも、ある程度同じことは可能です。動画を固定側の分割領域にドックし、もう片方の領域でアプリを使えばよいのです。
古い端末でも、類似の体験を提供するアプリがいくつかあります。YouTubeなら「Floating Tube」、「Float Video Player」ならどんな動画でもフローティングウィンドウで再生でき、ブラウザ用途には「Flyperlink」がおすすめです。
4. 改良されたファイルマネージャー
Android Oには、新しく生まれ変わったファイルエクスプローラー兼ファイルマネージャーが搭載されます。Material Designを採用した洗練された見た目に加え、新機能やオプションも追加されています。
とはいえ、最高クラスのAndroidファイル管理アプリには及ばないのも事実です。Android Oに近い体験を求めるなら「Solid Explorer」を試してみてください。見た目もよく似ており、Android Oのエクスプローラーの機能をすべて備えたうえで、さらに多彩な機能を提供しています。
5. ロック画面のショートカット
Android Oでは、お気に入りのアプリへのショートカットをロック画面に配置できるようになります。これまでGoogleがこの機能を実装していなかったのはやや不可解で、アプリ起動に余計な手間がかかっていました。
そして、このためだけにAndroid Oを待つ必要はまったくありません。Androidには高機能なロック画面置き換えアプリが多数存在します。
たとえば「Start」をダウンロードして設定すれば、簡単な操作でお気に入りアプリのショートカットをロック画面に追加できます。ロック画面上でアプリをスワイプまたはダブルタップすれば即座に起動。「GO Locker」でも同様の機能が利用できます。
6. どこからでもアプリドロワーを開く
現在のホーム画面では、ナビゲーションバーから上にスワイプしないとアプリドロワーを開けません。Android Oでは、ホーム画面のどこからでもスワイプするだけでドロワーを開けるようになります。小さな変更ですが、あえて待たずに「App Swap」をダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
App Swapなら、端末のどこからでもアプリドロワーにアクセスできます。物理キー搭載端末でも、仮想ナビゲーションバー搭載端末でも問題ありません。ホームボタンを長押しするか、そこから上にスワイプすればアプリドロワーが起動します。アプリを探して起動する最も手軽な方法のひとつと言えるでしょう。
7. ナビゲーションバーの新ボタン
画面内ナビゲーションバーを使っている人に朗報です。Android Oでは、ナビゲーションバーの左右に2つの追加ボタンを配置できるようになります。ただし、これはシステム設定用のボタンであり、アプリのショートカットではありません。たとえば、キーボードを素早く切り替えるボタンなどを追加できます。
この機能だけは、Androidのroot化とXposedフレームワークの導入が必要です。さらに「GravityBox」というXposedモジュールをインストールしましょう。GravityBoxは既存の3つのキーに追加機能を持たせてナビゲーションバーをカスタマイズします。残念ながらボタンの物理的な追加はできませんが、長押しやスワイプにショートカットを割り当てるだけでも、十分に実用的な第一歩となります。
それでもAndroid Oが重要な理由
これらのアプリは将来の姿を垣間見せてくれるものの、Android Oが約束する体験そのものではありません。完成度で大きく見劣りするものもあれば、そもそも新機能を再現できないものもあります。
たとえば、次期バージョンの大きな改善点のひとつがバックグラウンド制限による省電力化です。Googleは、ユーザーがすぐに使っていないアプリのバックグラウンド動作を制限します。これにより、Android MarshmallowのDozeモードを上回る大幅なバッテリー持ちの向上が期待できます。しかし、この部分は残念ながらアプリでは再現できません。
あなたのお気に入りのAndroid O機能は?
Android Oのどの機能が最もワクワクしますか? バックグラウンド制限のような機能は優れていて必要不可欠ですが、華やかさという点では物足りないかもしれません。
個人的には、ナビゲーションバーへの追加ボタンに期待しています。近年は優れたAndroidキーボードが数多く登場しているので、キーボードのクイックスイッチは非常に便利になりそうです。皆さんはどの機能に期待していますか? ぜひコメントで教えてください。
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