Windows 7/Vista対応ERD Commanderとは?よくある3つの質問と活用ガイド
Windows 7およびVistaには、Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset(MSDaRT)、旧称Emergency Repair Disk Commander(ERD Commander)と呼ばれるシステム修復ツールが用意されています。このページでは、Windows 7/Vista向けERD Commanderについて詳しく解説し、Windowsシステムのトラブルシューティングに最大限活かせるようご紹介します。
パート1:ERD Commanderとは
パート2:Windows 7/Vista向けERD Commanderでできること
パート3:ERD Commander(Windows 7/XP)用ブートCDの作成方法
パート1:ERD Commanderとは
Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset(MSDaRT)は、Microsoft(旧Winternals)が提供する強力かつ多機能なツールスイートです。バージョン5.0はXP用、6.0はVista用、6.5はWindows 7用としてリリースされており、起動できないシステムやログインできなくなったシステムの修復、失われたデータの復元、システムやネットワークの問題診断を、システムを安全にオフライン状態に保ったまま実行できます。
ERD Commanderは非常に強力なツールです。ISOファイル形式で提供され、これをCDに書き込むことで、Windows 7/Vista用の診断・復元ブートディスクとして利用できます。
パート2:Windows 7/Vista向けERD Commanderでできること
ERD Commanderを使えば、オフライン状態のWindowsを診断できます。インストール済みホットフィックスのアンインストール、クラッシュ分析、Windowsパスワードの復旧など、さまざまな操作が可能です。

以下の表は、Windows 7/Vista向けERD Commanderで解決できる主な問題をまとめたものです。
| ツール | 主な機能 |
| ERD Registry Editor | システム修復に役立つレジストリ情報を提供します。 |
| Locksmith | ローカルユーザーアカウントの一覧表示とパスワード変更を行います。 |
| Crash Analyzer | システム障害の原因を診断し、障害を引き起こす可能性のあるドライバーを特定します。 |
| Disk Commander | パーティションやボリュームの復元・修復を行います。 |
| File Restore | サポート対象のWindowsファイルシステムから、削除されたファイルを検索して復元します。 |
| Disk Wipe | ディスクやボリュームの内容を消去します。 |
| Search | ファイル名の一部、検索場所、推定ファイルサイズ、更新日時などを指定して、検索範囲を絞り込めます。 |
| Explorer | 各種ドライブに保存されたフォルダやファイルを閲覧します。 |
| Computer Management | 問題のあるドライバーやサービスの無効化、イベントログの確認、ハードディスクのパーティション分割とフォーマット、自動実行プログラム(Autoruns)情報の取得などが可能です。 |
| TCP/IP Config | TCP/IP設定の表示と変更を行います。 |
| Hotfix Uninstall | 起動できないシステムから、Windowsのホットフィックスやサービスパックを削除します。 |
| SFC Scan | システムファイルをチェックし、破損または欠落しているファイルを修復します。 |
| Standalone System Sweeper | マルウェアなどの不要なソフトウェアを検出し、潜在的なリスクを警告します。 |
パート3:ERD Commander(Windows 7/XP)用ブートCDの作成方法
ERD Commander Boot Media Wizardを使用すると、Windows上で起動可能なISOイメージを作成できます。
ISOイメージから起動可能なCDを作成するには、以下のものが必要です。
- CD-RWドライブ
- 書き込み可能なCD(お使いのドライブが対応している形式)
- ドライブに対応し、ISOイメージを直接CDに書き込めるライティングソフト
ERD Commander Boot Media Wizardの実行時には、以下の項目を準備しておきましょう。
- ツールの選択
- Debugging Tools for Windows
- Standalone System Sweeper用の定義ファイル
- ドライバー
- 追加ファイル
- ISOイメージの保存場所
- CDドライブ
Windows 7/VistaでERD Commander Boot Media Wizardを起動する手順は以下の通りです。
- [スタート]ボタンをクリックし、「Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset」をポイントして、「ERD Commander Boot Media Wizard」をクリックします。ブートメディアウィザードは管理者権限で実行してください。
-
Windows 8/7/Vista/XPで忘れたパスワードを復元する4つの方法
PCに重要な情報を保存している場合でも、家族とPCを共有している場合でも、自分専用のWindowsユーザーアカウントとパスワードを設定しておくことは非常に大切です。しかし、いざ使おうとしたときに「Windows 8、7、Vista、XPのパスワードをうっかり忘れてしまった」という経験はありませんか?ここでは、紛失したWindowsのパスワードを復元するための実用的な方法を4つご紹介します。 方法1:管理者アカウントを使ってパスワードを復元する Windows XP以降の各バージョンには、デフォルトで「Administrator(管理者)」アカウントが用意されており、パスワードを空欄のままログ
-
6月24日のイベントで明かされる?Windows 11に関する10の疑問を徹底考察
Windows 11 の登場はもうすぐそこまで迫っているのかもしれません。2日前、Microsoftは「Windows の次の姿」を発表するイベントを6月24日に開催するとアナウンスしました。現時点では詳細はほとんど明かされていませんが、当然ながら憶測が飛び交っています。ここでは、これまでに分かっている情報と、6月24日に語られるかもしれない内容を見ていきましょう。まずは簡単な経緯から振り返ります。 「新しいバージョン」の噂が最初に流れ出したのは、Windows 10X と呼ばれる軽量版Windowsのリークでした。当初はSurface Duoや未発売のSurface Neo向けとして予定され