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知る人ぞ知るマニアックなWindows標準ツール「数学入力パネル」の使い方

Windows 7以降、Microsoftは「数学入力パネル(Math Input Panel)」という新しいツールを標準搭載しました。これは、Windowsに最初から含まれているプログラムの中でも群を抜いてマニアックな存在です。それまでの王者といえば、関数電卓プログラマー変換モードを備えた電卓アプリでしたが、その座はこの数学入力パネルに譲りました。

数学入力パネルを使えば、手書きで整形式の数式を記述し、MathML(Mathematical Markup Language)に対応した他のプログラムへ挿入することができます。

MathMLに対応している主なソフトウェアには、OpenOffice、LibreOffice、Calligra Suite、Microsoft Officeなどがあります。WebブラウザではFirefoxが最もMathMLへの対応が進んでおり、その他のブラウザはプラグインが必要だったり、そもそも対応していなかったりします(Chromeなど)。そのため、WebページにMathMLコードを埋め込むのは現実的ではないと考えておいたほうがよいでしょう。

数学入力パネルは、高校から大学レベルまでの幅広い数学に対応しています。関数、数字、文字、算術、代数、集合、幾何学、確率・統計などを書くことが可能です。

数学入力パネルを快適に使うなら、タブレットやペンタブレットをPCに接続するのが断然おすすめです。マウスで数式を書くのはかなりストレスの溜まる作業になります。筆者が使ってきた中で優秀だったのは、長年の実績を持つWacom製のペンタブレットです。

数学入力パネルの使い方

起動方法

それでは、数学入力パネルの基本的な使い方を見ていきましょう。起動する最も簡単な方法は、スタートボタンをクリックして「math」(または「数学」)と入力することです。検索結果の先頭に数学入力パネルが表示されるはずです。

知る人ぞ知るマニアックなWindows標準ツール「数学入力パネル」の使い方

プログラムを初めて開くと、「ここに数式を入力してください(Write math here)」という案内が表示された、方眼紙のような背景の空白画面が現れます。ウィンドウサイズが小さすぎると感じても心配いりません。画面の端に近づくと、高さと幅が自動的に拡張される仕組みになっており、なかなか気が利いています。

さらに、数式を書き始めると、メイン画面の右側に小さなウィンドウがポップアップ表示されます。ここには、数式を消去したり修正したりするための各種ツールが揃っています。

知る人ぞ知るマニアックなWindows標準ツール「数学入力パネル」の使い方

数式を書いてみる

あとは数式を書き始めるだけです。プレビューウィンドウの表示が一時的に意図と違って見えても、慌てる必要はありません。例えば筆者が「x=」と書いた時点では、プレビューには別のものが表示されていました。しかし、続けて「a」という文字を書くと、プログラムは「x = a」だと正しく認識してくれました。

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知る人ぞ知るマニアックなWindows標準ツール「数学入力パネル」の使い方

認識結果を修正する

数式を書き終えたら、入力パネルが正しく認識できていない部分がないか確認しましょう。もし間違いがあれば、右側にある修正ツールを使います。まず試したいのが[選択して訂正]です。

知る人ぞ知るマニアックなWindows標準ツール「数学入力パネル」の使い方

上の例では、筆者が雑に書いた「a」がプログラムに「n」と認識されてしまいました。これを直すには、消して書き直す方法もありますが、もっと簡単なのは[選択して訂正]をクリックし、該当する文字をクリックして赤くハイライトさせ、候補リストから正しい文字や記号を選ぶことです。この例では、リストの2番目の候補が求めているものでした。

何かを消したいときは、[消しゴム]ボタンをクリックし、入力パネル上でクリック&ドラッグすれば、好きな部分だけを消すことができます。数式が完成したら、いよいよ実際に役立つ場所へ挿入しましょう。

Wordなどの文書に挿入する

挿入するには、まず数式を挿入したいプログラムを開きます。ここではWordを例に説明します。Wordを開き、カーソルを数式を挿入したい位置に移動させておいてください。

知る人ぞ知るマニアックなWindows標準ツール「数学入力パネル」の使い方

次に数学入力パネルの[挿入]ボタンをクリックすると、数式がドキュメントに貼り付けられます。なお、数式のフォントサイズは、数式を選択した状態でフォントサイズを大きく・小さくするだけで簡単に調整できます。

最後にもう一度強調しておきたいのは、修正作業を始める前に、数式全体を先に書き切っておくということです。書いた量が多いほど、プログラムがあなたの意図を正しく推測できる可能性が高くなります。ご不明な点があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。それでは、快適な数式ライフを!

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