ルーターでUPnPを有効にする方法|メーカー別の設定手順と注意点
はじめに知っておきたいこと
- ルーターの管理画面で「詳細設定」「管理者」「ネットワーク」などの項目を探しましょう。
- 多くのルーターでは、UPnPは初期状態で有効になっています。
- セキュリティを重視するなら、手動でのポート転送(ポートフォワーディング)をおすすめします。
UPnP(Universal Plug and Play、ユニバーサルプラグアンドプレイ)は、ネットワーク上のデバイス同士が自動的に認識し合い、通信に必要なポートを自動で開放できるようにする便利な機能です。この記事では、NETGEAR、Linksys、D-Link、HUAWEI、ASUS、TP-Link、Google Nest Wifi、Google Fiberといった主要なルーターでUPnPを有効にする方法を解説します。
ルーターでUPnPを使う方法
UPnPの有効化手順は、お使いのルーターの機種によって異なります。ただし、ほとんどのメーカーに共通する最初のステップは「管理者としてルーターにログインする」ことです。通常はブラウザーに192.168.0.1や192.168.1.1などのルーターのIPアドレスを入力してアクセスします。
その後の手順は、具体的な機種ごとに以下の通りです。
ヒント: お使いのルーターのブランドが下記に見つからない場合でも、多くのルーターではUPnPの設定がよく似た場所にあるため、これらの手順を少しアレンジすれば対応できる可能性が高いです。
NETGEARの場合
- ADVANCED(詳細設定)>Advanced Setup>UPnPの順に進みます。
ログイン情報がわからない場合は、NETGEARのデフォルトパスワード一覧を参考にしてください。 - Turn UPnP Onの横にあるチェックボックスにチェックを入れます。
- 表示される2つのオプションを設定します。
- Advertisement Period(アドバタイズ期間):1〜1440分(24時間)の範囲で入力します。これはルーターがUPnP情報を通知する頻度を決めるもので、デフォルトは30分です。短めに設定するとコントロールポイントが最新のデバイス状態を受け取りやすくなり、長めにするとネットワークトラフィックを抑えられます。
- Advertisement Time to Live(アドバタイズTTL):1〜255ホップの範囲で入力します。デフォルト値は4ホップです。デバイス間の通信がうまくいかない場合は、この値を大きくしてみてください。
- Apply(適用)を選択します。
Nighthawk M1など一部のNETGEARルーターでは、UPnPの設定が別の場所にあります。Advanced Settings>Otherを開き、UPnPセクションのチェックボックスにチェックを入れましょう。
Linksysの場合
- 画面上部からAdministration(管理)を選択します。機種によっては、先に左側のメニューから設定(歯車)アイコンを選ぶ必要があります。
IPアドレスやログイン情報が不明な場合は、Linksysのデフォルトパスワード一覧を確認してください。 - UPnPの行にあるEnable(有効)またはEnabledのラジオボタンを選択します。見つからない場合は、Managementサブメニュー内にいるかどうかを確認しましょう。
- OKまたはSave Settings(設定を保存)を選択します。該当するボタンが表示されない場合は、ルーターを手動で再起動してください。
D-Linkの場合
- 画面上部のADVANCED(詳細設定)タブを開きます。
- 左側からADVANCED NETWORKを選択します。代わりにUPNP SETTINGが表示されている場合は、そちらを選んでください。
- 右側のUPNPまたはUPNP SETTINGSエリアで、Enable UPnPの横のチェックボックスにチェックを入れます。
- Save Settings(設定を保存)を選択します。
上記の手順が使えないD-Linkルーターもあります。その場合は、Toolsタブを開き、左側のMisc.を選択し、右側のUPnP SettingsエリアでEnabledを選択します。その後、Applyを押し、続けてContinue(またはYes/OK)を押して保存してください。
HUAWEIの場合
- ルーターにログインしたら、メニューからMore Functions(その他の機能)を開きます。
- 左側からNetwork Settings(ネットワーク設定)を選択し、続いてUPnPサブメニューを選びます。
- 右側に表示されるUPnPを見つけ、その横のボタンを選択してオンにします。
HUAWEIの一部のルーターでは、異なる手順が必要になります。上記が当てはまらない場合は、次のいずれかを試してください。
- Security>UPnPに進み、UPnPにチェックを入れてSubmit(送信)を選択します。
- 設定の切り替えがSettings>Security>UPnP Settingsにある場合もあります。
- Network Application>UPnP Configurationに進み、Enable UPnPの横のチェックボックスにチェックを入れ、Applyを選択します。
ASUSの場合
- ページ左側のAdvanced Settings(詳細設定)エリアからWANを選択します。
- Internet Connectionタブにいることを確認し、Enable UPnPの横でYesを選択します。
機種によっては、この段階でUPnPタブを探す形になります。そのページからEnableを選択してください。 - Apply(適用)を選択します。
TP-Linkの場合
- Advanced(詳細)>NAT Forwarding>UPnPの順に移動します。
ログイン方法がわからない場合は、ルーターのIPアドレスの調べ方を確認しておきましょう。 - UPnPの横のボタンを選択してオンにします。
上記の手順がお使いのルーターに当てはまらない場合は、Advanced>Forwarding>UPnP>Enableの順に試してみてください。一部のTP-Linkルーターでは、最初にAdvancedを開く必要がない場合もあります。
Google Nest Wifiの場合
- Google Homeアプリのメイン画面からWi-Fiをタップします。アプリはGoogle Playストアからダウンロードできます。
- 右上の設定アイコンを選択し、次のページで高度なネットワーク(Advanced networking)をタップします。
- UPnPの横のボタンをタップします。
Google Fiberの場合
- Fiberにサインインします。
- メニューからNetwork(ネットワーク)を選択します。
- Advanced(詳細)>Ports(ポート)に移動します。
- Universal Plug and Playの横のボタンを選択します。
- APPLY(適用)を押します。
ルーターでUPnPをオンにすべき?メリットとリスク
UPnPには明確なメリットがあります。最大の利点は、ゲーム機などのデバイスやソフトウェアのセットアップが格段に速くなることです。たとえばXboxをオンラインに接続する場合、通常なら自分でルーターの設定画面を開き、必要なポートを一つひとつ開放しなければなりません。しかしUPnPが有効なら、Xboxがルーターと直接通信して必要な設定を自動的に行ってくれるのです。
また、プリンターやその他の周辺機器のように、ネットワーク上の他のデバイスやインターネットとの通信を必要とする機器を使う際にも役立ちます。特定のポートを介して動作するリモートアクセスツールを使っている場合も、ネットワーク外から利用できるようにするポート開放をUPnPが簡単にしてくれます。
注意: UPnPが有効だと、マルウェアなどの悪意あるソフトウェアがネットワーク経由で有害なコードを実行しやすくなるという側面もあります。
たとえば、マルウェアに感染したコンピューターがプリンターになりすまし、ルーターに対してUPnPリクエストを送信してポートを開けさせてしまう可能性があります。ルーターはその要求に応答してしまうため、結果として攻撃者がマルウェアを送り込んだり個人情報を盗んだりできる経路が開いてしまうのです。
このように、気軽にポートを開放できる仕組みは便利である反面、侵入者に悪用されたときの危険性も高まります。DDoS攻撃のリスクも、UPnPの使用に伴って生じうる脅威の一つです。
代替策:手動のポート転送
こうしたリスクが心配で、利便性よりもセキュリティを優先したいのであれば、代替策があります。それは、ルーターでポートを手動で転送(ポートフォワーディング)することです。チェックボックスにチェックを入れるだけのUPnPよりは手間がかかりますが、UPnPの状態を確認するためにすでにルーターの設定画面に入っているなら、そのタイミングで手動のポートフォワーディングを設定してしまうのがおすすめです。
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