コンピューターをサイバー攻撃から守る15の簡単なセキュリティ対策
コンピューターのセキュリティは、アンチマルウェア対策だけで完結するものではありません。総合的なセキュリティを実現するには、複数の対策を組み合わせることが重要です。アンチマルウェアソフトの導入はサイバー攻撃から身を守るための一歩にすぎませんが、シンプルで効果的な習慣を身につければ、誰でも包括的なセキュリティを手軽に実現できます。
「私たちをサイバー攻撃の罠に陥れるのは、他でもない自分自身の無知です。」
既存の脅威から将来現れる新種の攻撃まで、あらゆる危険からコンピューターを守りたいなら、以下の15の簡単な対策を実践してみてください。本記事では、日常のセキュリティ慣行に潜む落とし穴を解説し、より強固な防御体制の構築をサポートします。
1. 正規版のOSを使用・購入する
正規のオペレーティングシステム(OS)を持つことの重要性を見落としている人は少なくありません。正規版OSは定期的なシステムアップデートが提供されるため、サイバー攻撃に対して最も脆弱性が低くなります。システムパッチを継続的に適用することで、大多数の攻撃からコンピューターを守ることができます。
注意: 不正なキーコードによるライセンス解除(クラック)は絶対に行わないでください。
2. システムを定期的にアップデートする
これは最初の対策と密接に関わるポイントです。コンピューターを自動アップデートに設定しておけば、更新プログラムが配信され次第、自動的にダウンロードとインストールが行われます。
Windowsの場合は、必須の更新プログラムに加えてオプションの更新もインストールすることで、より高いセキュリティレベルを維持できます。
3. コンピューターを多層的に守る
アンチマルウェア/アンチウイルスソフトを導入する
Microsoftによると、Windows 8ユーザーの約10%は有効期限切れのウイルス対策ソフトを使い続けており、そうしたユーザーは攻撃を受けるリスクが4倍になるとされています。信頼できるセキュリティソフトを導入し、定義ファイルをこまめに最新の状態に保ちましょう。
ファイアウォールを有効化する
ファイアウォールは、コンピューターとの間でやり取りされる通信を監視し、不正なアクセスをブロックします。Windowsであれば「Windows Defenderファイアウォール」が標準搭載されているので、有効になっているか必ず確認してください。
海賊版ソフトの使用をやめる
海賊版(クラック済み)ソフトには、スパイウェアが仕込まれているケースがあります。こうしたソフトの使用は避けましょう。また、ソフトをインストールする際に「次へ」を盲目的に押し続けるのも危険です。「標準インストール」ではなく「カスタムインストール」を選択すれば、望まない不要プログラム(PUP)の同時インストールを防げます。
可能であれば、コード署名証明書によって正当性が確認されたアプリケーションを導入し、インストール前にユーザーレビューや専門家の評価をチェックするのが安全な習慣です。
4. データは常にバックアップする
データのバックアップは非常に重要です。外部ストレージなど複数の保存先にデータを保管してもよいですし、オンラインストレージサービスを利用しても構いません。大切なのは、定期的にバックアップを行うことです。
また、Google DriveやDropBoxなどのクラウドストレージに、暗号化されていないデータをアップロードするのは避けましょう。サードパーティ製の暗号化ソフトを使えば数分でデータを暗号化できます。自動バックアップ&暗号化機能を備えたクラウドサービスを利用すれば、作業の手間も大幅に減らせます。
5. 機器を正しく設定する
サーバーやWi-Fiルーターが正しく設定されていることを確認しましょう。これにより、全体的なセキュリティ体制が向上します。特に、Wi-Fiの初期パスワードは必ず変更し、WPA2などの強力な暗号化方式を選択してください。
注意: 公共Wi-Fiでは決してオンライン決済を行わないでください。
6. 「パスワード」ではなく「パスフレーズ」を使う
サイトごとに異なるユーザー名とパスワードの組み合わせを使うことに加えて、覚えやすく複雑なパスフレーズを採用しましょう。
例:「IAmAgainstCybercrime」
このような長いパスフレーズは、総当たり攻撃に対して極めて強固です。
7. SSL証明書を確認する
SSL証明書は、詐欺行為や情報漏えいから利用者を守る目安になります。訪問するサイトのSSL証明書(ブラウザのアドレスバーに表示される鍵マークや https:// )を確認する習慣をつければ、そのサイトが安全に閲覧できるかどうかを見分けられます。
8. データ復元ソフトを用意しておく
誤操作や障害によるデータ消失に備えて、効果的なデータ復元ソフトを用意しておくと安心です。削除してしまったファイルも、専用ソフトならワンクリックで復旧できる場合があります。
9. SNSアカウントのセキュリティ設定を見直す
SNSアカウントのセキュリティ設定が適切に調整されているか確認し、公開範囲は「非公開」にしておきましょう。さらに、友人からの投稿であっても、不審な内容や過激な投稿は開かないでください。それはマルウェアの変装である可能性があります。
10. カード情報をサイトに保存しない
「決済をスムーズにするためにカード情報を保存します」という提案には応じないようにしましょう。自分のカード情報がネット上に流出していないか心配な場合は、デビットカード/クレジットカード番号の下4〜8桁をダブルクォーテーションで囲んで検索してみると確認できます。
11. 二段階認証/多要素認証を有効化する
二段階認証は、システムへの不正侵入に追加の関門をもたらします。仮にハッカーがパスワードを破ったとしても、認証コードなどの追加情報がなければデータを盗むことはできません。ただし、自分が要求していない認証コードやOTP(ワンタイムパスワード)は、絶対に他人に教えないでください。
12. 良すぎる話のメールを信用しない
これはフィッシングメール攻撃を防ぐための鉄則です。メールに反応する前に、論理的に考えてみましょう。「そもそもこんな懸賞やキャンペーンに応募したことがあるか?」と自問してみてください。金融情報やカード情報は、サイトが信頼できSSL証明書を持っている場合を除き、絶対に入力しないでください。
13. 閲覧中のポップアップをクリックしない
スケアウェアなどのマルウェアは、ポップアップを悪用して被害者を作ります。こうしたポップアップにはマルウェアへのリンクが含まれており、クリックするとコンピューターが感染する恐れがあります。特に知らないウェブサイトを閲覧しているときは、広告を決してクリックせず、ポップアップ右上の「×」ボタンで閉じるようにしましょう。
14. クレジットカードの明細をこまめに確認する
クレジットカードの利用明細をチェックすれば、すでに不正アクセスを受けていないかを検証できます。たとえ1円単位の不明な引き落としであっても、すぐにカード会社に報告しましょう。それは「サラミ詐欺」と呼ばれる攻撃かもしれません。この手口では、数百万人規模の口座から少額ずつ不正に引き落とされます。
15. 万一ハッキングされたら?
まず何よりも優先すべきは、可能であれば直ちにパスワードを変更することです。新しいパスワードは、以前のものと完全に異なる内容にしてください。
その後、被害状況を警察のサイバー犯罪相談窓口やJPCERTコーディネーションセンターなどの専門機関に報告することも検討しましょう。
以上が、コンピューターをサイバー攻撃から守るための15の簡単かつ強力な対策でした。これらを実践することで、セキュリティ侵害のリスクを大幅に減らせるはずです。ぜひ今日から取り入れてみてください。
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