シークレットモードはポルノ専用じゃない!プライベートブラウジングの意外な便利な使い道9選
プライベートブラウジングモードにはさまざまな呼び名があります。Chromeでは「シークレットモード」、Internet Explorerでは「InPrivateブラウズ」と呼ばれています。俗に「ポルンモード」と呼ばれることもありますが、実際にはそれ以外にも幅広い用途があるのです。たとえば、航空券やショッピングサイトが自分に高い価格を表示していないかを確認するのにも使えます。
簡単に言えば、プライベートブラウジングモードとは、ブラウザに閲覧したサイトの履歴を保存させず、行動を記憶するCookieも残さずにウェブを見られる機能です。プライベートブラウジングのウィンドウは通常のセッションとは独立しています。たとえば、通常のブラウザでGoogleにログインしていても、プライベートウィンドウを開けばそこではログインしていない状態になります。
価格差別がないかチェックする
一部のウェブサイトでは、人によって異なる価格を表示しています。特に航空券サイトはこの傾向が強く、チケットを探す過程で訪れたページの記録がCookieとして保存され、その結果、高い航空券価格を提示されることがあります。Amazonでも、新規ユーザーには低い価格を、アカウントを持つユーザーには高い価格を表示していたことが発覚しています。
こうしたことが起きていないか確認するには、プライベートブラウジングウィンドウで航空券や商品の価格を調べてみましょう。思ったより安い価格が見つかるかもしれません。
他人のパソコンで自分のアカウントにログインする
友人のパソコンや公共のパソコンを使って、メールやFacebookをチェックしたい場面はよくあります。そんなとき、通常のブラウザでログインする代わりに、プライベートブラウジングウィンドウを開いてサインインしましょう。ウィンドウを閉じれば、使用していたすべてのサイトから自動的にログアウトされます。通常の方法でログインすると、ログアウトし忘れて他人のパソコンにログイン状態が残ってしまうリスクがあります。
また、友人のパソコンでメールを確認する場合も、相手は自分のブラウザでログインしたままにできるため、わざわざサインアウトしてもらう必要がありません。
ただし注意点もあります。キーロガーやマルウェアの危険性は依然としてあるため、信頼できないパソコンにパスワードを入力するのはおすすめできません。どうしても必要な場合でも、プライベートブラウジングモードを使えばログイン状態が残るのを防げます。
さらに、自分のパソコンでこの方法を使えば、プライベートセッションを閉じるたびにアカウントから自動的にログアウトできるというメリットもあります。
同じサイトで複数のアカウントに同時ログインする
たとえば、受信箱が異なる2つのGmailアカウントを持っているとしましょう。同じブラウザでは両方を同時に表示できません。
しかし、プライベートブラウジングウィンドウを開けば、その中で2つ目のアカウントにログインできます。プライベートセッションは独自のCookieセットを持つため、ログイン状態も独立しています。これにより、両方のGmailの受信箱を画面上に並べて表示することが可能です。
複数のGmailアカウントを同時に使う方法や、Firefox・Chromeでユーザーアカウントを切り替える方法は他にもありますが、プライベートブラウジングモードは手軽で素早い解決策になります。
閲覧履歴にページを残さない
これはプライベートブラウジングの本来の目的の一つです。誰にも知られたくないサイトを見たいとき、友人のパソコンを使っていて履歴を残したくないとき、恥ずかしい悩みについて調べ物をするときなどに役立ちます。
プライベートブラウジングモードを使えば、訪れたページの履歴は保存されず、オートコンプリート候補にも表示されないため、他人に見られてしまう心配がありません。
サプライズギフトのネットショッピングに使う
家族やパートナーへのプレゼントを共有パソコンで購入する場合、プライベートブラウジングモードを使えば、同じブラウザを使う他の人に買い物の痕跡が見つかりません。ショッピング履歴はブラウザの履歴に残りません。
重要なのは、ブラウザ履歴だけではないという点です。たとえばAmazonは、あなたが閲覧した商品を記憶しています。共有パソコンの場合、次にそのパソコンを使った人がAmazonを開くと、あなたがプレゼントとして考えていた商品を目にしてしまうかもしれません。プライベートブラウジングモードを使えば、Amazonがあなたと商品を紐付けるのを防げます(ただし、プライベートセッション内でAmazonにログインした場合は除きます)。
一般の人が見るページの表示を確認する
自分のFacebookやLinkedInのプロフィールが、他人からどのように見えているのか気になったことはありませんか?一度ログアウトして確認し、またログインし直すこともできますが、少し面倒です。もっと手軽なのは、プライベートブラウジングウィンドウを開いて自分のプロフィールページにアクセスする方法です。ログインしていない状態なので、一般公開されている状態をそのまま確認できます。
クーポンを複数枚印刷する
クーポン配布サイトの中には、1人につき1枚しか印刷できないところがあります。Cookieでクーポンを印刷済みであることを記憶し、追加ダウンロードを防いでいるのです。しかし、プライベートブラウジングウィンドウでそのサイトに再度アクセスすれば、追加のクーポンを印刷できる場合があります。
サイトがアカウントと紐付けていたり、IPアドレスで制限していたりする場合はうまくいかないこともありますが、試してみる価値はあります。
フィルターバブルの外に出る
Googleは過去の検索履歴などを基に、検索結果をパーソナライズして表示します。偏りのない検索結果を見たい場合は、プライベートブラウジングウィンドウでGoogle検索を行いましょう。個人の履歴に基づいたカスタマイズなしの結果が得られます。
これは、コンテンツをユーザーごとに調整している他のウェブサイトでも同様に有効です。
記事の閲覧制限を回避する
ニューヨーク・タイムズなどの一部のサイトでは、購読契約前に読める記事の本数に制限を設けています。「あともう1記事だけ読みたい」というときは、プライベートブラウジングモードを起動してアクセスしてみましょう。プライベートモードは独自のCookieを持つため、閲覧制限にかからずに記事を読める可能性があります。
このように、プライベートブラウジングは決して「ポルノのためだけ」の機能ではありません。さまざまな用途を持つ便利なツールであり、ここで紹介したのはほんの一例です。
ただし注意が必要です。プライベートブラウジングは完全な匿名性を保証するものではありません。プライベートブラウジング中でも追跡されるケースは存在するため、過信しないようにしましょう。
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