知らないと危険!オフラインのセキュリティを脅かす4つのデジタル脅威と対策
年々、インターネット上ではプライバシーやセキュリティ、そしてウェブのあらゆる場所から忍び寄る危険から身を守る方法についての話題が増え続けています。メールのセキュリティ対策から避けるべきプライバシーミス、そして真実ではないセキュリティ神話まで、これまでさまざまなトピックが語られてきました。しかし、そのほとんどはオンラインのセキュリティに関するもの。実はオフラインのセキュリティも危険にさらされていることをご存じでしょうか?
スマートフォンの普及により、インターネットは私たちの日常生活とますます密接に結びついています。それに伴い、生活全体が脅威にさらされるのも時間の問題でしょう。今のところは比較的安全だと言えますが、身体的な安全を脅かしかねないリスクがいくつか存在します。
こうした脅威には、以前から存在するものもあれば、比較的新しいものもあります。今後さらに増えていくことは間違いありません。手遅れになる前に、今から備えを始めましょう。
脅威1:カードのスキミング(クローンカード)
現金は徐々に過去の遺物になりつつあります。代わりに登場したクレジットカードやデビットカードは速くて便利であり、現在ではカードを使った即時のネット決済まで可能になっています。カードを盗まれる脅威は常に恐ろしいものです。カードを物理的に手にした人は、好きなだけ買い物ができてしまうからです。
しかし、物理的なカードを盗まれなくても、カード情報を盗み取られる可能性があることをご存じでしたか? 「カードは今この瞬間も財布の中にあるから大丈夫」と思っていても、誰かがあなたのカードを盗んだのではなく、複製(クローン)していたかもしれません。クローンカードがあれば、本物のカードを手にしたのと同じアクセス権を持つことになります。
カードの複製に使われる手法がスキミングです。最もよくあるのは、ATMや店舗のレジなどの通常のカードリーダーに取り付けられたスキミング装置を使う手口です。この装置はカードの電子データをコピーし、犯人はあなたのカードの完全なレプリカを作成できます。さらに暗証番号(PIN)を知ることができれば、自分のカードとして自由に使えてしまうのです。
対策:推測されにくい暗証番号を設定しましょう。また、公共の場で暗証番号を入力するときは、必ず手でテンキーを覆うことが大切です。さらに、カードリーダーに不審な点がないか確認することも重要です。突起が出すぎている、改ざんされた形跡がある、ぐらついているなどの違和感があれば、その端末は使用しないでください。
脅威2:物理的な鍵の複製
「Keys Duplicated(旧Shloosl)」という一見無害なサービスをご存じでしょうか? わずか2枚のデジタル画像から鍵のコピーを作成できるサービスです。1本5ドルという手頃な価格で、鍵の両面の写真を2枚送れば、複製された鍵が郵送で届きます。正しい目的で使えば、非常に便利なサービスです。
しかし、もし誰かがあなたの許可なく鍵の写真を撮影したらどうなるでしょうか? 例えば家の鍵なら、複製して郵送してもらい、あなたの家は不法侵入の危険にさらされることになります。粘土での型取りや専用ゲージを使った鍵の複製は昔から可能でしたが、Keys Duplicatedの登場でそのプロセスは格段に速く簡単になりました。必要なのは、素早く写真を撮る手段だけです。
対策:完全には信頼できない人と一緒にいるときは、決して鍵を目から離さないようにしましょう。「複製禁止」と刻印された鍵にも法的根拠はなく、自由に複製できてしまうため、刻印に頼って鍵の安全を確保してはいけません(そもそも、悪意のある人物は写真編集ソフトで刻印部分を消去することも容易です)。詳細なセキュリティ情報については、Keys Duplicatedの公式セキュリティ対策ページを確認してください。
脅威3:デジタルチェックインによるプライバシーリスク
Foursquare、Yelp、Facebookなどの位置情報チェックインサービスは、多くの場所を訪れて友人やフォロワーと共有したい人にとって便利な機能です。しかし、チェックインサービスの本質は「特定の時点でのあなたの物理的な位置情報を公開する」ことにあります。これがもたらす影響は、場合によっては危険なものになり得ます。
ほとんどの場合、チェックインは日常的な行為にすぎません。何百万人もの人が何ヶ月、何年も定期的にチェックインを続けながら、悪い経験をしていません。誰かがあなたがマクドナルドに入店したことを知っていたとしても、実際にできる害は限られています。せいぜい後をつけて冷やかされる程度でしょう。
しかし、チェックインサービス最大の危険性は、あなたが家にいないことを空き巣狙いに知らせてしまう点にあります。ファミリーレストランにチェックインした瞬間、少なくとも30分間、泥棒に侵入と窃盗のチャンスを与えることになります。実際に起こった事例はあるのか? 答えはイエス。極めて稀なのか? これもイエスです。被害妄想に陥る必要はありませんが、こうした可能性は十分にあると認識しておきましょう。
対策:位置情報サービスのプライバシー設定を変更し、チェックインを見られるのは友達だけに限定しましょう。外出時は必ず家に施錠し、しっかりと防犯対策を行ってください。本当に安全を確保したいなら、信頼できるハウスシッターを雇うのも一案です。
脅威4:モバイルへの攻撃(NFC)
NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)の最近の革新は、新たな物理的リスクをもたらしています。簡単に説明すると、NFCとは数センチ以内の至近距離にあるデバイス同士が通信できる超短距離ワイヤレス技術のこと。「おサイフケータイ」やAndroid Beamといった機能でおなじみの方も多いでしょう。
セキュリティ上の問題により、このNFC通信は他のデバイスへマルウェアを送り込むために悪用される可能性があります。マルウェアがデバイスに侵入すると、機密データの収集が始まり、モバイル回線やWi-Fi経由で攻撃者に送信されてしまうのです。スマートフォンに保存されている機密データで何ができるか、想像してみてください。特に、銀行取引やメールにスマホを日常的に使っている場合、その影響は計り知れません。ゾッとする話です。
対策:NFCは使用する時だけ有効化し、普段は無効にしておきましょう。NFCを使用する場合は、デバイスを他のデバイスの数センチ以内に近づけないよう注意してください。これは思った以上に難しいものです(例えば、満員電車でポケットの中のデバイス同士が誤って接触する場面を思い浮かべてください)。加えて、マルウェアの定期スキャンも習慣にしましょう。理想的には毎日、週1回でも十分効果があります。
まとめ
テクノロジーにおいて最も重要なのは「予期せぬ結果」への警戒です。特定の製品やサービスが正しく使われている限り優れたものであっても、誰も意図しない方法で操作・悪用される可能性を常に考慮しなければなりません。つまり、デジタル技術は、たとえ一瞬でも油断すれば現実の生活を脅かす存在になり得るのです。
デジタル面での管理不足によって、オフラインのセキュリティ侵害を経験したことはありますか? その他の安全対策のコツをご存じでしたら、ぜひコメント欄で教えてください。
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