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ネットいじめ(サイバーいじめ)とは?主な事例と効果的な対処・予防策を解説

インターネットの普及により、人々はかつてないほど手軽につながれるようになりました。しかし、そのつながりは良い面ばかりではありません。建設的で楽しい目的に使われる一方で、新たないじめの形――「ネットいじめ(サイバーいじめ)」に悪用されることも少なくありません。

この記事では、ネットいじめの定義や具体的な事例、そして予防・対処法について詳しく解説します。

ネットいじめとは何か?

いじめとは、現実世界で誰かを嫌がらせしたり侮辱したりする行為ですが、ネットいじめはこれをデジタルの世界に持ち込んだものです。基本的な構造は従来のいじめと同じですが、スマートフォンなどのデバイスやオンラインサービスを使って実行される点が大きく異なります。

現在では、電話からインスタントメッセージアプリまで、他人と連絡を取る手段は数多く存在します。悪意ある人物はこれらの機能を悪用し、画面の向こうにいる相手を執拗に嫌がらせすることができます。

ネットいじめの内容は、単なる暴言から、相手を精神的に追い詰めるまでの執拗な嫌がらせまで多岐にわたります。そのため、被害を受け始めた段階で、深刻化する前に早めに対処することが非常に重要です。

また、ネットいじめがもたらす影響は、物理的ないじめと同等に深刻です。一時的な悲しみや怒りにとどまらず、長期にわたる心の傷を負うケースもあります。

ネットいじめの具体例

オンライン上のコミュニケーション方法は多様であるため、ネットいじめもさまざまな形で現れます。だからこそ、すべての潜在的な嫌がらせ経路を完全に遮断することは難しいのです。

SNSでの有害なメッセージ送信

SNS上でのいじめは、最も蔓延している形態の一つです。Facebookの投稿へのコメントからX(旧Twitter)でのリプライまで、加害者が被害者にメッセージを届ける方法は数多くあります。

SNSのコンテンツ監視は比較的緩く、投稿後のユーザーからの通報に頼っているのが実情です。通報された投稿を非表示にするといった自動モデレーションは行われていますが、投稿された瞬間にはほとんど審査されません。

つまり、加害者が「送信」ボタンを押した瞬間にメッセージは公開され、通報されて削除されるまでの間(削除されなければそのまま)、被害者はそれを目にする時間がたっぷり与えられてしまうのです。

チャットツールでの標的化

人々がつながる場所はSNSだけではありません。Discordのようなチャットサービスでは、世界中の人々がサーバー内で会話でき、サーバーはトピックごとのチャンネルに分かれています。

こうしたサービスでは、サーバーを作成した人物が大きな権限を持ち、運営を補助するモデレーター(管理人)チームを任命できます。したがって、モデレーションの質は管理者とそのチームの能力次第と言えます。

厳格なルールを設け、悪意あるコメントが出た瞬間に対処するサーバーもあれば、不快な発言を自動的に削除するDiscordボットなどを導入しているところもあります。

一方で、管理が甘く、傷つける発言がほとんど咎められないサーバーも存在します。そうなると、有害かどうかにかかわらず、思ったことを何でも自由に言える環境が生まれてしまいます。

さらに、これらのサービスではダイレクトメッセージ(DM)を送ることも可能です。通常、サーバーのメンバー同士はデフォルトでメッセージをやり取りできる設定になっています。

被害者を嘲笑うためのウェブサイト作成

現在ではウェブサイトを短時間で簡単に作れるため、これはネットいじめ加害者にとって都合のよい道具となっています。被害者について有害な内容を掲載するサイトを作り、こっそり拡散することができるのです。

そのようなサイトでは、被害者を中傷したり、下品なあだ名をつけたりするかもしれません。加工された画像を掲載したり、訪問者に憎悪に満ちたコメントを書き込むよう促したりすることもあります。

対象が一人だけとは限りません。複数の被害者の写真を掲載し、訪問者に評価やコメントを求める悪質なサイトもあるのです。

オンラインゲームでの「グリーフィング」

ネットいじめの加害者が、必ずしも現実で被害者を知っている人物とは限りません。オンラインゲームでは、ゲーム内チャットや操作を通じて、見知らぬ他のプレイヤーを嫌がらせできます。

多くのマルチプレイヤーゲームには、プレイヤー同士がコミュニケーションを取る手段があります。テキスト入力によるチャットや、マイクを使った音声チャットなどです。

これらの機能は本来、協力プレイや和やかな雑談のためのものですが、試合が白熱すると様相が変わることがあります。味方が勝ち気になりすぎたり、敵チームのプレイヤーが失礼な言葉を浴びせたりするのです。

また、加害者は特定のゲーム内アクションによって、他のプレイヤーを「グリーフィング」(嫌がらせ行為)することもあります。例えば『Minecraft』では、制御不能なグリーファーが他のプレイヤーの建造物を破壊します。チーム戦のゲームでは、特定の一人を狙い撃ちにして執拗に絡むケースも見られます。

ネットいじめを防ぐ方法

ネットいじめの被害に遭った場合は、利用可能なツールを積極的に活用することが重要です。SNSのモデレーションは緩いものの、自分のフィードを自己管理し、見たいものだけを表示させる機能は備わっています。

ほとんどのSNSには、トラブルの原因となるユーザーをブロックする機能があります。誰かに執拗に嫌がらせされているなら、遠慮なくブロックしましょう。

また、自分の人種、性別、性的指向などに関して特定の用語が使われる場合、その単語をフィルターに設定できます。そうすれば、それらの単語を含むメッセージがフィードに表示されなくなります。

そもそも、侮辱や嫌がらせを受けやすい状況に身を置かないのも有効な対策です。プレイヤーが独自サーバーを立てられるゲームなら、モデレーションがしっかりしたサーバーを見つけてそこに定着するのがおすすめです。独自サーバーがないゲームでも、「チャットをミュート」するオプションで有害な発言を防げます(ただし、チーム内の連携は犠牲になります)。

自分を嘲笑うサイトを作られても、それをブロックしたりオフにしたりすることはできません。しかし、サイトをホストしているホスティングサービスの利用規約を確認してみましょう。

こうしたサービスは通常、人を嫌がらせする目的のサイト作成を禁止しています。ホストのカスタマーサポートに連絡してサイトを通報すれば、利用規約違反として削除される可能性が高いのです。

周りの人がネットいじめ被害に遭っているかを見分ける方法

自分の子どもや友人がネットいじめの標的になっている疑いがある場合、必ずしも表面に現れるとは限りません。「わかってもらえないだろう」と感じ、ゲームやSNSでの嫌がらせを打ち明けるのをためらう人も多いのです。

誰かが辛い時期を過ごしている兆候に目を向けることが大切です。例えば、普段は元気なのに、特定のサービスを使ったり特定のゲームを遊んだりした後に急に沈んだ表情になることはありませんか? どこからともなく自分自身に対して否定的な考えを持つようになっていませんか?

誰かがネットでいじめられていると思うなら、勇気を出して話しかけてみましょう。「奇妙な理由」で落ち込んでいることに気づくかもしれません。例えば、『Minecraft』の家を爆破されて強く動揺しているのかもしれません。

一見些細なことに聞こえるかもしれませんが、人はゲームに多くの情熱と努力を注いでいます。それを壊されれば、感情的に深く傷つくのはごく自然なことです。現実世界で何時間もかけて作ったものを、わざと怒らせるために壊されるのと同じなのです。

だからこそ、どんなに小さなことに見えても、ゲームやウェブサイト上の行為に動揺するのは理解に値します。相手の視点に立って考え、今後の被害を防ぐ方法を一緒に探りましょう。

ネットいじめをなくすために

インターネットは世界中へ瞬時にメッセージを送れる力をもたらしましたが、同時にネットいじめという新たな問題も生み出しました。この記事を通じて、ネットいじめのさまざまな形態と、自分や身近な人がオンライン上の有害な行為に遭遇したときの対処法を学べたはずです。

子どもがネットでいじめられることを心配している保護者の方には、オンラインセキュリティを楽しく学べるゲームがおすすめです。こうしたゲームは、強力なパスワードの設定など、個人情報を守る方法も自然に身につけさせてくれます。

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