DuckDuckGoがデスクトップ向けプライバシーブラウザを開発中――現時点でわかっていること
DuckDuckGoが、プライバシー保護を最優先に設計されたデスクトップ向けブラウザを開発しています。検索エンジン、ブラウザ拡張機能、スマートフォンアプリを展開してきた同社のチームが、トラッキング防止とプライバシー保護という理念を、専用ソフトウェアという形で具現化しようとしています。ただし、正式なリリース日はまだ発表されていません。
DuckDuckGoブラウザに期待できることは?
デスクトップ版DuckDuckGoは現在、macOS向けにクローズドベータテストが実施されています。さらに、DuckDuckGoのCEOであるガブリエル・ワインバーグ氏のツイートによると、Windows版の提供も計画されているとのことです。
Linux対応については今のところ発表がありませんが、Linuxユーザー層とオンラインプライバシー・セキュリティへの関心の結びつきが非常に強いことを考えると、今後優先的に対応される可能性は十分にあります。
開発が始まったばかりの段階のため、新ブラウザに関する詳細な情報は多くありません。現時点でわかっているのは、ユーザーのプライバシーを明確に重視している点と、すでに存在するモバイルアプリとほぼ同じ操作性を持つという点です。
また、2021年初頭に提供が開始されたメール保護機能も新ブラウザに統合される可能性が高く、モバイル版で提供されている「App Tracking Protection」のWeb版が搭載されることも期待できます。
確実な情報として挙げられるのは、「Fire」ボタンが引き続き搭載されるという点です。このボタンを使えば、ワンクリックで端末内のローカルデータをすべて消去できます。さらに、すべてのセキュリティ機能がデフォルトで有効になるとされています。「!bang」機能――他のサイトへ移動することなく、直接目的のサイト内を検索できる機能――も、大きな特徴の一つになると見て間違いないでしょう。
本当に新しいブラウザは必要なのか?
すでに数多くのWebブラウザが存在する中で、「本当に新しいブラウザが必要なのか?」という疑問はごく自然なものです。数年前であれば話は違ったかもしれませんが、オンラインプライバシーへの関心がかつてないほど高まっている今、DuckDuckGoブラウザには大きな人気を集めるポテンシャルがあります。
実際、多くのユーザーがすでにGoogle検索の代替としてDuckDuckGoを利用しています。そのため、プライバシー特化型の専用ブラウザへの移行は、それほど大きなハードルにはならないでしょう。
ビッグテック企業に対する世間の信頼は、かつてないほど低下しています。そんな中、DuckDuckGoには他の多くの企業にはない強みがあります。それは、大規模なユーザーベースから長年にわたって築き上げてきた信頼です。現在、プライバシー意識の高いユーザーの間ではBraveが主流の選択肢となっていますが、この構図はまもなく変わるかもしれません。
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