Shopifyの詐欺ストアから身を守る方法|見分け方と対処法を徹底解説
Shopifyは、小規模事業者が手軽にオンラインショップを開設できる低コストのECプラットフォームとして人気ですが、その一方で、詐欺師や不正なストアが潜みやすい環境にもなっています。
とはいえ、Shopifyは個人商店や小さなブランドを応援し、お得な商品に出会える便利な場でもあります。Shopifyのストアで買い物をする際は、以下のポイントを押さえて、しっかりと自分自身を守りましょう。
Shopifyの詐欺ストアを見分ける
Fakespotの調査レポートによると、Shopify上のストアの約20%が「不正行為に関連している」とされています。さらに驚くべきデータも明らかになりました。約26,000件の不正ストアのうち、39%が偽造品・商標侵害・悪評の問題を抱え、28%がプライバシー漏洩や不自然な低価格の商品を掲載し、17%が消費者からの苦情を受けていたというのです。
ここでは、こうした詐欺ストアがどのような手口で消費者を騙そうとするのかを紹介します。
デザイナーズブランドの偽物を販売する手口

一部の詐欺ストアは、高級セレクトショップなどからデザイナー商品の画像を盗用しています。高級店の写真は画質が高く、「本物は買えないけど欲しい」という需要も多いためです。
購入を促した後、詐欺師たちは写真とはまったく似ても似つかない安価な偽物を送りつけるか、あるいはお金だけを受け取って何も発送しないという被害をもたらします。
SNS広告を利用した手口
多くのSNSでは、広告を配信する前にストアの正当性を確認していません。詐欺かどうかの判断は、基本的にユーザーからの通報頼みです。このため、詐欺師は盗んだ写真とありえないほどの激安価格を使った広告を掲載し、URLを直接入力させることなく、簡単に自社のShopifyサイトへ誘導できるのです。
正規ストアを複製する手口
多くの詐欺師は、実在するストアのソースコード、デザイン、店舗名、商品ラインナップを丸ごとコピーして、消費者を騙します。URLや店舗名にはわずかなタイプミスや語順の違いがあることが多く、本物とよく似ていますが同一ではありません。
また、スマートフォンで買い物をする人が多い昨今、閲覧中のサイトのURLを確認しづらいことを詐欺師たちは狙っています。「面倒だから確認しないだろう」という心理につけ込むわけです。
Shopifyの詐欺を避けるための対策
詐欺師の手口を理解したところで、次は不正なストアを見抜き、被害に遭わないための具体的な方法を学びましょう。
ストアのURLを確認する
URLがストア名と一致しているか、スペルミスや改変がないかを必ずチェックしましょう。ストア名でGoogle検索すれば、そのShopifyストアが検索結果に表示されるかどうかを確認できます。
ストアのプロフィールを確認する
多くの正規のShopifyストアには「会社概要」などのページがあり、企業について詳しく知ることができます。一方、詐欺ストアはこの項目をまるごと省略していたり、文法ミスやスペルミスだらけの不自然な文章で書かれていたり、本社所在地などの具体的な情報がなかったりすることが多い傾向にあります。
連絡先として電話番号やメールアドレスが記載されているかも確認しましょう。電話番号なら実際にかけてみて、想定される相手につながるか確かめるか、番号をインターネット検索して誰のものか調べるのも有効です。

正規のストアであれば、店舗名と一致したプロフェッショナルなメールアドレスを使用しているのが一般的です。逆に、ランダムな数字や文字が大量に入った不自然なメールアドレスを使う詐欺サービスも少なくありません。これは、過去にShopifyから何度もストアを閉鎖されており、新しいメールアドレスで再登録を繰り返す必要があるためです。
商品写真を分析する
他のサイトより明らかに安い価格で商品が掲載されていたら、写真の類似画像検索(リバースイメージ検索)を試してみましょう。写真が別のウェブサイトから盗用されたものであれば、そのShopifyストアは偽物である可能性が高いといえます。
カスタマーレビューを読む
Shopifyストアで購入する前に、検討している商品だけでなく、ストアの他の商品のレビューも必ず確認しましょう。レビューに実際の商品写真が添付されている場合、サイト上の公式写真よりも正確な情報になります。
ただし、偽レビューには注意が必要です。詐欺師自身が書き込んでいるケースも多くあります。偽レビューは、ほぼすべて星5つ評価であること、文体やトーンが似通っていること、投稿時期が集中していることなどで見分けられます。
直感を信じる
一般的に、ネット上で「良すぎる話」に見えるものは、実際にはそうではない可能性が高いものです。他の場所では見かけないほど大幅に安い価格で商品が掲載されていたら、正規のストアから購入しているかどうかを、念入りに確認するようにしましょう。
SNS広告を見て衝動的にスマートフォンで購入するのは避け、時間をかけてShopifyストアを調査してから判断することをおすすめします。
Shopifyで詐欺に遭ってしまった場合の対処法
Shopifyストアで商品を購入したのに、予定した期間内に届かない場合は、まずストアに直接問い合わせてみましょう。小規模事業者の場合、商品の製造、梱包、発送に時間がかかることもあるため、他に怪しい点がなければ、まずは寛容に構えて様子を見るのがよいでしょう。
それでも販売元に連絡が取れない場合や、問い合わせた結果、偽サイトから注文してしまったことが判明した場合は、Shopifyに詐欺師を報告してください。これによりShopifyがストアを調査し、不正が確認されれば閉鎖されます。同じ被害に遭う人を減らすことにもつながります。
最後に、クレジットカード会社に連絡し、チャージバック(支払い取消し)を申請しましょう。カード会社は通常、不正ストアへの調査を進めながら即座に返金処理を行ってくれるため、自分で詐欺師を追いかけることなく、迅速にお金を取り戻せます。PayPalでも同様の保護サービスが提供されています。
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