統計で見る中小企業のサイバーセキュリティ:現状の評価と知っておくべき脅威
中小企業のサイバーセキュリティ支出はどのくらい?
企業がサイバーセキュリティにどれほどの費用をかけているのかについては、調査によって幅があります。多くの企業はIT予算の15〜20%をセキュリティに充てており、専門家は組織全体の予算の約10%をセキュリティ対策に割り当てるべきだと考えています。
サイバー攻撃は中小企業にどのような影響を与えるか?
サイバー攻撃は、データ損失や従業員の解雇、業務復旧コストなどによって事業を大きく揺るがす可能性があります。さらに評判の低下、法的な責任問題、経済的損失をもたらし、中小企業のオーナーには平均14万9,000ドルの損失が生じるとされています。
サイバー攻撃の被害を受ける中小企業はどれほど多い?
中小企業の約60%は、サイバー攻撃の被害を受けた後6ヶ月以内に廃業に追い込まれると言われています。しかも、攻撃を受けた際の対応方針をあらかじめ定めていない中小企業がほとんどです。サイバー攻撃は軽微な不便にとどまらず、事業存続に関わる深刻なダメージをもたらします。
サイバー攻撃後に倒産する中小企業の割合は?
セキュリティ予算を圧縮すると防御体制が弱まり、攻撃に対する脆弱性が高まります。実際、サイバー攻撃を経験した企業の60%が6ヶ月以内に倒産するというデータもあります。サイバー攻撃がどれほど高くつくか、その金額には驚かされるかもしれません。
企業へのサイバー攻撃はどれほど一般的か?
現在では中小企業の14%が何らかのサイバー攻撃の影響を受けているとされます。背景には、セキュリティ意識の低さやリソース不足など、さまざまな要因があると考えられます。
ハッキングされた中小企業の数
CNBCが実施した中小企業向け調査によれば、ハッキング被害を受けた中小企業はわずか14%でした。中小企業部門はこれまで比較的被害が少なかったといえますが、全データ漏洩の43%が中小企業を標的としているという報告もあり、決して油断はできません。
サイバー攻撃にかかる中小企業のコスト
従業員250人未満の米国中小企業590社を対象とした調査では、過去12ヶ月間におけるサイバー攻撃による平均的な経済的損失は25,612ドルであることが明らかになりました。
サイバーセキュリティにおける主要な5つの脅威
- ソーシャルエンジニアリング(人的心理を突いた攻撃手法)
- ランサムウェアの蔓延
- DDoS攻撃
- サードパーティ製ソフトウェアのリスク
- クラウドコンピューティングの脆弱性
代表的なサイバー攻撃の種類
- マルウェア:スパイウェア、ウイルス、ワームなどを含む一連の攻撃
- フィッシング詐欺
- 中間者(MITM)攻撃
- サービス拒否(DoS)攻撃
- SQLインジェクション
- ゼロデイ脆弱性を狙った攻撃
- パスワード攻撃
- クロスサイトスクリプティング(XSS)
注目すべきサイバーセキュリティ上の脅威トップ10
- ソーシャルエンジニアリング:対話や信頼関係を利用して機密情報を盗み出す攻撃
- サードパーティ経由でのデータ漏洩
- パッチ管理の不備
- クラウド環境の脆弱性
- ランサムウェア
- コンプライアンス対応をセキュリティ対策と同一視してしまうこと
- モバイルアプリに関連するセキュリティ脅威
- BYOD(個人所有デバイスの業務利用)ポリシーの不備
最も一般的なサイバーセキュリティの脅威とは?
- マルウェア:最も一般的なセキュリティ脅威
- パスワードの盗難
- 通信トラフィックの傍受
- フィッシング攻撃
- DDoS攻撃
- クロスサイトスクリプティング
- ゼロデイ攻撃
企業はサイバーセキュリティにいくら支出すべきか?
報告によれば、企業は年間のIT予算の約2%〜15%をサイバーセキュリティに充てています。規模や業種によって差はあるものの、専門家は総IT予算の10%程度を目安として推奨しています。
中小企業にもサイバーセキュリティは必要か?
ブロードバンドや情報技術の活用は、中小企業の生産性と効率を大幅に向上させます。しかし同時に、自社のデータ、顧客情報、そして事業そのものを守るために、サイバーセキュリティ戦略を整えることが不可欠です。
サイバーセキュリティ対策を実施している中小企業の割合
中小企業オーナーの43%はサイバーセキュリティを優先事項と考えていません。大多数の中小企業はサイバーセキュリティ計画を持たず、5社に1社はエンドポイントセキュリティを導入しておらず、52%はITセキュリティ担当の人員が不足しています。
中小企業がサイバー攻撃に脆弱な理由
中小企業の経営者は常に多忙で、従業員への十分な研修・教育・監督を行う時間が取れないことが多いのが実情です。その結果、従業員の不注意からセキュリティホールが生じ、攻撃の標的になりやすくなります。実際、サイバー犯罪による侵害の95%は人為的なミスが原因とされています。
中小企業は自社のサイバーセキュリティをどう評価しているか?(統計)
Small Business Trendsの調査によると、サイバー攻撃やリスクの緩和について「非常に有効に対処できている」と自認する中小企業はわずか14%でした。一方で、66%の中小企業がサイバーセキュリティリスクを「懸念している」または「極めて懸念している」と回答し、47%は攻撃への具体的な防衛方法を知らないと答えています。
中小企業に対するサイバー攻撃の割合
英国では2019年に記録的な年となり、半数以上(55%)の企業が攻撃の試みを受けたと報告しています。中小企業への攻撃件数は前年比14%増加しました。全データ漏洩の43%が中小企業(SMB)を標的としている点も見逃せません。
最大のサイバーセキュリティ脅威
- ハッキング:従業員を狙ったソーシャル攻撃の危険性は依然として高い
- ランサムウェア攻撃の急増
- サイバーセキュリティ監視体制の不足
- 未修正の脆弱性・アップデートの怠り
- DDoS攻撃
企業のサイバーセキュリティコスト
一般に、組織のIT支出は規模によって大きく異なり、大規模組織では年間2,000万〜5,000万ドルに及ぶこともあります。企業が総IT予算の約10%をサイバーセキュリティに充てていると仮定すれば、平均的なセキュリティコストを概算することができます。
2020年に発生したサイバー攻撃の数
2020年には、ランサムウェアを含むサイバー攻撃により1日あたり約55万人が影響を受けたとされ、要求される身代金の平均は約25万ドルに達しました。また、2020年3月9日から4月6日の間には、新型コロナウイルスを悪用して犠牲者を騙そうとする手口が急増し、「coronavirus」を含む30万以上のドメインが登録されました。
中小企業が直面する主なリスク
- 財産の喪失:商業用不動産は多くの小規模事業者にとって最大の投資
- 業務の中断
- 従業員の事故
- 賠償責任に起因する損失
- 電子情報の流出(データ漏洩)
動画で学ぶ:中小企業のサイバーセキュリティ評価に関する統計
以下の動画では、中小企業が自社のサイバーセキュリティをどのように評価しているかについて、統計データをもとにわかりやすく解説しています。
まとめ
中小企業は「自社は攻撃の標的にならない」と考えがちですが、統計はそれが誤りであることを示しています。全データ漏洩の43%が中小企業を標的とし、攻撃を受けた企業の60%が6ヶ月以内に廃業するという現実を踏まえれば、適切な予算の確保、従業員教育、インシデント対応計画の策定といった基本的な備えを今すぐ始めることが重要です。
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中小企業こそサイバー犯罪の最大の標的――知っておきたい6つの脅威と実践的な防衛策
サイバー犯罪がオンラインビジネスに与える損害は、年間5,000億ドルから1兆ドルに上ると推計されています。この数字だけを見ると、MicrosoftやAlibaba、世界的な大手銀行といった大企業が被害者の大多数を占めているように思えるかもしれません。しかし実際は違います。最も深刻な被害を受けているのは、いわゆる「街の小さなお店」、つまり中小企業なのです。 米国Verizon社が2019年に全業種を対象にサイバーセキュリティインシデントを追跡調査したところ、報告されたセキュリティ侵害の43%が中小企業によるものであることが判明しました。 その理由はシンプルです。MicrosoftやAmazon、
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中小企業が限られたリソースでサイバーセキュリティを強化する方法
近年、サイバー犯罪やセキュリティ脅威は急激に増加しており、IT専門家から一般ユーザーまで、あらゆる層がその影響を受けています。さらに問題を深刻化させているのが、サイバーセキュリティ人材における需要と供給の大きなギャップです。シスコシステムズ(Cisco)によると、世界中で100万件以上のサイバーセキュリティ関連職が空席のままになっています。また、ISACAの最新レポートでは、多くのサイバーセキュリティ職が、採用されるまで(あるいは永遠に埋まらないまま)6か月以上も空席状態が続いていることが明らかになっています。高度化するサイバー犯罪、フィッシング、ランサムウェア、SQLインジェクション攻撃など