ネットワークセキュリティ
 Computer >> コンピューター >  >> ネットワーキング >> ネットワークセキュリティ

【徹底比較】WEP・WPA・WPA2・WPA3の違いとは?最強のWi-Fiセキュリティ規格を解説

WEP・WPA・WPA2の中で最も安全なのは?

3つの規格の中で最も高いセキュリティレベルを提供するのはWPA2です。WPA標準の第2世代にあたり、暗号化を一切使わない場合と比べてもはるかに安全です。可能な限りWEPの使用は避けることを強くおすすめします。

WEP・WPA・WPA2・WPA3とは何か

これらはすべて、Wi-Fi Allianceが策定した無線ネットワーク向けのセキュリティ認証プログラムです。
- WEP(Wired Equivalent Privacy):1990年代後半に登場した最初期の規格。脆弱性が多く、現在では短時間で解読される危険性があります。
- WPA(Wi-Fi Protected Access):WEPの弱点を補うために登場し、TKIPという暗号方式を採用しました。
- WPA2:2004年以降の事実上の標準規格。強力なAES暗号を使用します。
- WPA3:2018年に発表された最新規格。PSKの代わりにSAEを採用し、鍵交換をより安全に行えます。

AES-CCMPは現行で最も強力な暗号アルゴリズムの一つで、WEPやWPAが採用していた旧式のRC4ストリーム暗号やTKIPに代わり、WPA2以降で使用されています。特にWPA3では初期鍵交換の方式としてPSKがSAEに置き換えられ、より安全な接続が実現しました。

Wi-Fiに最適なセキュリティモードは?

ルーターを設定する際は、WPA2-AES(WPA2-PSK/AES)を選ぶのが最善です。TKIP、WPA、WEPはネットワーク設定から除外しましょう。この組み合わせにより、KRACKなどの既知の攻撃手法に対する耐性が大きく向上します。

なぜWEPやWPAではなくWPA2なのか

WEPは解読が極めて容易な無線暗号技術でした。その後継のWPAは、暗号キーを混ぜ合わせて伝送中の改ざんを検証することでセキュリティを改善しましたが、今ではハッカーに対して脆弱だと指摘されています。一方のWPA2は、米国政府の極秘情報保護にも使われるAES(Advanced Encryption Standard)を採用しており、個人デバイスや企業のWi-Fiをマルウェアや不正アクセスから守る優れた選択肢です。また、以前の規格と比べて設定も簡単になっています。

WEPとWPA2で通信速度は変わる?

結論として、両者に体感できるほどの速度差はほとんどありません。WPA2はTKIPとAESのアルゴリズムでデータを暗号化しますが、実際のWi-Fi速度への影響はごく僅かです。それでいてWEPよりはるかに強固なセキュリティを得られるため、速度を理由にWEPを選ぶメリットは一切ありません。

WPA2とWPA3、どちらを選ぶべき?

2018年登場のWPA3は、WPA2より高度なセキュリティ機能を備え、総当たり攻撃に強いため、脆弱なパスワードによる情報漏えいを防ぎやすくなっています。ただし、現時点ではWPA3に非対応の無線機器も依然として多く、古いWi-Fi機器の中にはWPA2までしか扱えないものもあります。そのため当面はWPA2(AES)が安全性と互換性のバランスに最も優れた選択肢であり、対応環境が整えばWPA3へ移行するのが理想的です。

家庭のWi-Fiに推奨されるセキュリティ対策

米国政府が機密文書の保護に用いるのと同じ暗号標準がAESです。自宅のWi-Fiにも可能な限り最高レベルの保護を施しましょう。具体的には次の点を心がけてください。

  • セキュリティモードはWPA2-PSK(AES)、または対応機器ならWPA3を選ぶ
  • ルーターのファームウェアを常に最新の状態に保つ
  • 推測されにくい長く複雑なパスワードを設定する

ほとんどのルーターは基本から高度なものまで複数のセキュリティレベルを提供しています。安全性の高い順に選べば、まずWPA2(AES)以上を選ぶことになります。今日からでも設定を見直してみてはいかがでしょうか。

  1. Wi-Fiネットワークセキュリティの種類とは?WEP・WPA・WPA2・WPA3の違いと確認方法を徹底解説

    自宅やオフィスで無線LAN(Wi-Fi)を使う際、不正アクセスからネットワークを守るために「セキュリティ方式」が設定されています。しかし、「自分のWi-Fiはどの方式なのか」「WEPとWPAの違いは何か」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 この記事では、Wi-Fiで使われる代表的なセキュリティプロトコルの種類と特徴、そしてスマートフォンやパソコンで自分の接続方式を確認する方法をわかりやすく解説します。 Wi-Fiセキュリティプロトコルの主な種類 家庭用Wi-Fiルーターで広くサポートされている無線セキュリティ規格には、主に以下の4つがあります。いずれも通信データを暗号化して第三者から

  2. ネットワークセキュリティにおけるWEPとWPAとは?違いと選び方を徹底解説

    Wi-Fiを利用していると、「WEP」「WPA」「WPA2」といった言葉を目にすることがあります。これらは無線LANの通信を暗号化し、第三者による盗聴や不正アクセスから守るためのセキュリティ規格です。本記事では、WEPとWPAの基本的な意味から、両者の違い、自分のネットワークでどの規格が使われているかの確認方法まで、わかりやすく解説します。 WEPとWPAの基本概要 WEP(Wired Equivalent Privacy)とは WEPは「有線と同等のプライバシー」を意味するプロトコルで、IEEE 802.11規格の一部として定義された、初期のWi-Fi暗号化技術です。有線LANと同等のセ