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アマゾンのネットワークセキュリティ徹底解説|AWSのセキュリティ体制とデータ保護の仕組み

アマゾンはどのようにネットワークセキュリティを行っていますか?

世界最大級のクラウド事業者であるアマゾンは、自社プラットフォームとAWS(Amazon Web Services)を守るために、多層的なネットワークセキュリティ体制を構築しています。本記事では、アマゾンが採用する主要なセキュリティサービスや暗号化技術、ハッカー対策、そして利用者自身ができるアカウント保護の方法までをわかりやすく解説します。

アマゾンが使用している主なセキュリティサービス

アマゾンは、用途に応じて複数のAWSセキュリティサービスを組み合わせて運用しています。

カテゴリ用途AWSサービス
検出IoTデバイスのセキュリティ管理AWS IoT Device Defender
インフラ保護ネットワークセキュリティAWS Network Firewall
DDoS対策大規模攻撃からの防御AWS Shield
通信の保護悪意あるウェブトラフィックのフィルタリングAWS WAF(Web Application Firewall)

例えば、AWS IoT Device Defenderは接続されたIoTデバイスの設定ミスや異常な動作を検知し、AWS Network Firewallはネットワークトラフィックを監視・制御するマネージド型ファイアウォールです。また、AWS ShieldはDDoS(分散型サービス妨害)攻撃からアプリケーションを自動的に保護し、AWS WAFはSQLインジェクションやXSSなど悪質なウェブ通信をブロックします。

アマゾンはデータをどのように安全に保っているのか

アマゾンでは、送信中のデータを保護するため、TLS/SSLなどの暗号化プロトコルと各種セキュリティツールを使用しています。さらに、製品には不正アクセスからデータを守るセキュリティ機能が標準で組み込まれており、利用者は自分の好みに合わせてこれらの設定をカスタマイズ・管理できます。

SSL/TLS暗号化によるハッカー対策

SSL(Secure Sockets Layer)はウェブ上の通信を暗号化する仕組みで、鍵を持つユーザーやWebサイトだけが送受信データを読み取れるようにするものです。これにより、第三者が通信を盗み見ても、内容は暗号化されたままのため読み取ることはできません。

サイバーセキュリティ企業「FireEye」との連携

アマゾンは、クラウド特有の脅威を検知するためにサイバーセキュリティ企業FireEyeの技術を活用しています。FireEyeはAWSのアドバンストテクノロジーパートナーとして、パブリック・ハイブリッド・プライベートの各クラウド環境を対象としたセキュリティソリューションをAWS上で提供しています。

AWSはハッキングされたことはあるのか?

アマゾンのシステムそのものが直接侵入されたという公式な報告はありません。ただし、米国史上最大級のサイバースパイ作戦とされる大規模サイバー攻撃(いわゆるSolarWinds事件)では、攻撃の一部がAWSに接続された巨大なクラウド環境を経由して実行されたと指摘されています。この事例は、クラウドを利用するすべての事業者にサプライチェーン攻撃の危険性を示すものとなりました。

AWSは安全?「責任共有モデル」を理解しよう

AWSのセキュリティは万全無欠ではありません。AWSは「責任共有モデル」という考え方を採用しており、インフラ部分のセキュリティはアマゾンが担う一方、利用者側も自らのデータやアプリケーションを守るセキュリティ対策を実施する責任があります。

  • アマゾンの責任範囲:データセンター、ハードウェア、ネットワーク基盤など物理・基盤レイヤーの保護
  • 利用者の責任範囲:OSやアプリケーションの更新、アクセス権限の管理、データの暗号化設定など

AWSのインフラが安全とされる理由

AWSでは、高いセキュリティ水準を誇るグローバルインフラを土台に、データを柔軟に暗号化・移行・保持できます。顧客とサービス間のすべてのTLS接続には追加の暗号化レイヤーが施され、VPCピアリングなどによるネットワーク分離によっても安全性が高められています。

AWSは利用者のデータを見られるのか?

AWSでは、APIを使って開発・デプロイしたあらゆるサービスに対し、アクセス制御権限を細かく設定できます。利用者が同意しない限り、アマゾンがコンテンツへアクセスしたり使用したりすることはなく、コンテンツがマーケティングや広告目的で使われることも一切ありません。

AWSの従業員はデータにアクセスできるのか?

まれに人手によるアクセスが必要となるケースはありますが、厳格な管理統制のもとで行われます。例えば、AWSの顧客資産に物理的にアクセスできる従業員には、論理的に顧客データへアクセスする権限は付与されないようになっています。

アマゾンは個人のプライバシーを守ってくれるのか

アマゾンは、すべてのシステムとデバイスをデータ保護を前提に設計するとともに、事業ネットワーク全体でデータの安全を確保する措置を講じています。コンピュータやデータベース間でやり取りされるデータはすべて暗号化されており、顧客情報の保護はビジネスの中核です。個人に関する情報を第三者に販売することはありません。

アマゾンでデータ漏えいは起きたのか?

アマゾンによれば、顧客データの流出や侵害情報が開示されたことはないとしています。一方でEU当局は、アマゾンが第三者(出品者)の商品に関する数量や価格などの情報を利用し、消費者の購買判断に影響を与えていないかに関心を寄せてきました。

アマゾンのセキュリティは優秀なのか

内部者によるインシデントという観点では、アマゾンは比較的安全な水準にあるといえます。サイバーセキュリティは難しく複雑な分野ですが、オンラインビジネスが成功するのは、データが適切に守られ、利用者が安心して信頼できる場合に限られます。

アマゾンアカウントは乗っ取られる?2段階認証で防ごう

2段階認証(2SV)を有効にしていれば、ハッカーがアカウントへアクセスすることは格段に困難になります。見慣れないパソコンやスマートフォン、タブレットからサインインしようとすると、追加のセキュリティコード入力が求められます。

また、アマゾンは資格のあるAWSのお客様に多要素認証(MFA)デバイスを無償で提供すると発表しており、環境のさらなる強化とサイバー攻撃の防止を図っています。

2段階認証の設定手順

  1. Amazon.co.jpにログインし、「アカウント&リスト」から「アカウントサービス」を開きます。
  2. 「ログインとセキュリティ」を選択します。
  3. 「高度なセキュリティ設定」の「編集」をクリックします。
  4. 「開始方法」をクリックして画面の案内に沿って設定を完了させます。

従業員向けのセキュリティ教育も充実

アマゾンは、従業員がセキュリティリスクを予見し低減できるよう、読みやすく簡潔なカリキュラムを開発しています。この「セキュリティアウェアネストレーニング」は、10月から個人・団体向けに無料で提供されています。

そもそもサイバーセキュリティとは?

サイバーセキュリティとは、ソフトウェアやネットワークを活用してコンピュータをハッカーから守る取り組みです。サイバー攻撃の多くは、機密情報の窃取・破壊・改ざん、金銭の恐喝、通常業務の妨害などを目的としています。

まとめ

アマゾンはAWS ShieldやWAF、Network Firewallといった多彩なセキュリティサービス、通信の暗号化、外部セキュリティ企業との連携など、多層的な防御体制を整えています。ただしAWSのセキュリティは「責任共有モデル」に基づくため、利用者自身もアクセス権限の管理や2段階認証の設定など、できる対策を積極的に実践することが重要です。

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