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Amazon・AWSのネットワークセキュリティ対策を徹底解説|仕組みと責任分担のポイント

AmazonやAWSを利用するうえで気になるのが、「データは本当に安全なのか」「セキュリティの責任はどこまで自分にあるのか」という点ではないでしょうか。本記事では、AmazonとAWSのネットワークセキュリティに関するよくある質問をテーマ別に整理し、暗号化技術、ファイアウォール、責任共有モデルなどの要点をわかりやすく解説します。

Amazonのデータセキュリティとプライバシー保護

Amazonはデータのセキュリティをどう守っている?

Amazonでは、情報伝送時に暗号化プロトコルや各種ソフトウェアツールを活用し、ユーザーの情報を保護しています。また、製品には不正アクセスからデータを守るためのセキュリティ機能が標準搭載されており、これらの機能はユーザーの好みに合わせてカスタマイズや制御が可能です。

Amazonはプライバシーを保護している?

Amazonのコンピュータおよびデータベース間を移動するデータは、すべて暗号化されることで安全性が確保されています。顧客情報の保護はAmazonの事業の根幹を成すものであり、個人情報を第三者に販売することはありません。

Amazonのセキュリティは優れている?

いくつかの課題はあるものの、内部者によるインシデントという観点では、Amazonは比較的安全な水準にあると言えます。サイバーセキュリティは複雑で難易度の高い分野ですが、オンラインビジネスが成功するためには、データの安全性と信頼できる情報源が何よりも重要です。

Amazonのサイバーセキュリティへの取り組み

多要素認証(MFA)デバイスの無償提供

Amazonは、環境のさらなる安全確保とサイバー攻撃の防止を目的として、対象となるAWS(Amazon Web Services)顧客に対し、多要素認証(MFA)デバイスを無料で提供すると発表しました。多要素認証を導入することで、パスワードだけでは不正ログインが完了しない仕組みが実現し、アカウント乗っ取りのリスクを大幅に低減できます。

社員向けセキュリティ研修プログラム

Amazonは、従業員がセキュリティリスクを予測・軽減できるよう、読みやすく簡潔なカリキュラムを開発し、社内教育に活用しています。さらに10月からは、個人および組織を対象に、この「Security Awareness」トレーニングを無料で提供開始しました。

FireEyeとの連携

クラウド固有の脅威の検出には、FireEye(現Trellix)のセキュリティ技術が活用されています。FireEyeはAWS Advanced Technology Partnerとして、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、プライベートクラウドを保護するクラウドソリューションを提供しており、そのソリューション自体もAWS上でホストされています。

AWSのネットワークセキュリティ機能

AWS Network Firewallの仕組み

AWS Network Firewallは、柔軟かつ高度に設定可能なルールエンジンを備えており、ビジネスニーズに合わせたファイアウォールルールを自由に定義できます。IPアドレス、ポート番号、プロトコル、ドメイン、パターンマッチングなど、複数の方法でルールを適用でき、いずれも共通のオープンソース形式で記述できる点が特徴です。

ネットワークファイアウォールの基本的な仕組み

ファイアウォールは、通信パケットをスキャンして悪意のあるコードや攻撃ベクトルを検出することで、既知の脅威を識別します。セキュリティリスクがあると判断されたデータパケットはブロックされ、ネットワークへの侵入やコンピュータへの到達が未然に防がれます。

VPCセキュリティグループはファイアウォールの一種

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)インスタンスでは、VPCセキュリティグループが仮想的なステートフルファイアウォールとして機能し、環境に出入りするトラフィックを細かく制御します。

AWSファイアウォールのテスト方法

AWSマネジメントコンソールで「Services」からVPCを選択し、作成したコードによるソリューションを指定してルールグループを作成します。その後、テストイベントで指定した送信元から宛先IPアドレスへのトラフィックが、作成したルールによって実際にブロックされていることを確認しましょう。

AWSにおけるセキュリティの責任共有モデル

クラウドのセキュリティ責任は誰にある?

一般的に、ストレージ、コンピューティング、ネットワークセキュリティを含むクラウドインフラストラクチャ「自体」のセキュリティは、クラウドプロバイダーの責任です。一方、クラウドを安全に利用するためのセキュリティ確保は、利用する企業自身の責任となります。

AWSはセキュリティに責任を持つ?

セキュリティとコンプライアンスについては、AWSとその顧客が責任を分担する「責任共有モデル」が採用されています。このモデルでは、ゲストOSの更新・管理(セキュリティパッチの適用を含む)、関連アプリケーションの管理、そしてAWSが提供するセキュリティグループファイアウォールの設定などが、顧客側の責任範囲となります。

顧客側に委ねられるセキュリティ責任の具体例

クライアント側でのデータの認証、認可、暗号化は顧客の責任です。また、ファイルシステム経由またはストレージデバイスへの直接保存といったデータ管理も、利用者が適切に行う必要があります。

AWS上のデータは安全?

AWSでは、最高水準のセキュリティおよびプライバシー基準への準拠によってデータを保護しています。AWSにとってお客様のプライバシーは最優先事項であり、最も安全なグローバルインフラストラクチャの上で、暗号化、移動、保持といったあらゆる柔軟性をもってデータを管理することが可能です。

また、AWSのデータ保護機能により、アカウントやワークロードは常時監視され、暗号化とキー管理によって保護されます。クラウド上でのアカウントの利用状況や動作を継続的に監視することで、潜在的な脅威を早期に特定できる体制が整っています。

セキュリティに関わる主なAWSサービス一覧

カテゴリユースケースAWSサービス
検出IoTデバイスのセキュリティ管理AWS IoT Device Defender
インフラストラクチャ保護ネットワークセキュリティAWS Network Firewall
インフラストラクチャ保護DDoS攻撃からの保護AWS Shield
インフラストラクチャ保護悪意あるWebトラフィックのフィルタリングAWS Web Application Firewall(WAF)

まとめ

AmazonとAWSは、暗号化、多要素認証、ファイアウォール、脅威検出など多層的なセキュリティ対策を提供しています。ただし、クラウドのセキュリティは「責任共有モデル」に基づき、インフラ部分はAWS、OSやアプリケーション、データ管理は利用者側が担います。両者の役割を正しく理解し、それぞれの責任範囲で適切な対策を実施することが、安全なクラウド活用の鍵となります。

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