ネットワークセキュリティにおける盗聴攻撃とは?分類と種類を徹底解説
ネットワークセキュリティにおける盗聴とは?
盗聴(イーブスドロッピング/Eavesdropping)とは、あるデバイスから別のデバイスへ送信されるデータを、ハッカーが不正に傍受・削除・改ざんする攻撃手法のことです。「スニッフィング」や「スヌーピング」とも呼ばれ、セキュリティ対策が不十分なネットワーク上で、通信データを密かに取得しようとする行為を指します。
盗聴攻撃はどのカテゴリに分類されるのか
盗聴攻撃は、大きく「パッシブ型(受動的)」と「アクティブ型(能動的)」の2種類に分類されます。
パッシブ型盗聴
パッシブ型盗聴では、攻撃者はネットワーク上を流れるトラフィックを単に傍見するだけです。データの改ざんは行わず、検知されないよう自身の存在を隠しながら、ノードの識別番号やルーティング更新情報など、機微な情報を静かに収集します。
アクティブ型盗聴
一方、アクティブ型盗聴では、攻撃者が通信そのものに介入し、データの挿入や改ざんを行う場合があります。こちらは検知リスクが高い反面、与える被害も深刻になりやすいのが特徴です。
盗聴はパッシブ攻撃に該当するのか
盗聴(タッピング)は典型的なパッシブ攻撃であり、攻撃者は通信当事者間で交わされるメッセージを傍見するだけにとどまります。したがって、通信が適切に暗号化されていれば、たとえトラフィックを傍受されたとしても、その内容を読み取られることはありません。
盗聴は通信行為の一種なのか
私的な会話を盗み聞きする行為全般が盗聴にあたります。電子メールやインスタントメッセージ(SNSなど)のやり取りを不正に覗き見ることも含まれ、電話回線に対して行われる場合は「ワイヤータッピング(盗聴)」とも呼ばれます。
また、広義には電話通話、チャット、ビデオ会議、ファックス送信といった私的な通信を、正当な同意なくリアルタイムで傍受する行為すべてを指します。言葉の由来は、家の軒下(eaves)に立って室内の会話に耳を澄ます行為にあるとされています。
ネットワーク接続は盗聴される可能性があるのか
ネットワーク盗聴には、パッシブ型とアクティブ型の両方の手法が存在します。特にVoIP通話においては、ハッカーが侵害されたVoIP端末や、スイッチ・ケーブルなどのネットワーク構成要素を経由してネットワークに侵入し、暗号化されていないVoIP通話を盗み聞きする被害が実際に発生しています。
サイバー攻撃の主な4つのタイプ
コンピューター攻撃にはさまざまな形態がありますが、代表的なものは以下の4つです。
- マルウェア攻撃:スパイウェア、ウイルス、ワーム、ランサムウェアなど、悪意のあるプログラムコードによって引き起こされる攻撃。ユーザーが気づかないうちに感染するケースも多くあります。
- フィッシング攻撃:偽のサイトやメールで利用者を騙し、ID・パスワードなどの認証情報を窃取する攻撃。
- 中間者攻撃(MitM):攻撃者が通信の間に割り込み、データを傍受・改ざんする攻撃。
- DoS/DDoS攻撃:大量のリクエストを送り付け、サーバーやWebサービスを機能不全に陥れる攻撃。
このほかにも、SQLインジェクション、ゼロデイ脆弱性を悪用したエクスプロイト、ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)、DNSトンネリング、クロスサイトスクリプティング(XSS)など、多様な攻撃手法が知られています。
盗聴に使われるツールは何か
盗聴を目的として使用される代表的なソフトウェアは「スパイウェア」です。スパイウェアは、ユーザーに気づかれないまま端末へ侵入し、通信内容や個人情報を収集して外部へ送信します。正解を選ぶなら、盗聴用途に該当するのはスパイウェアです。
盗聴の具体例
日常的な例を挙げると、アパートで隣人の言い争いを聞いてしまうような行為も盗聴の一種といえます。デジタルの世界では、暗号化されていない公衆Wi-Fi上の通信を第三者に傍受されるケースなどが典型的な例として挙げられます。
まとめ
盗聴攻撃は古くから存在するセキュリティ脅威ですが、今なお大きなリスクとなっています。通信の暗号化(VPNやHTTPSの利用)、強固な認証の導入、セキュリティソフトの活用など、基本的な対策を講じることで、盗聴による被害のリスクを大幅に低減できます。
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