Skypeのホーム画面と広告を消す方法まとめ
はじめにお断りしておきますが、この記事は100%の解決策を保証するものではありません。Skypeをアンインストールせずに快適に使い続けるための、いくつかの回避策を紹介するにとどまります。無駄な期待を持たせて読者をイライラさせないため、最初にはっきり伝えておきます。それを踏まえた上で、Skypeの最も厄介な機能への対処法を見ていきましょう。
技術的な観点から見れば、Skypeはそれなりに優れたプログラムです。しかし、ユーザー体験の観点から見ると、広告を押し付けることに徹した設計の、非常にストレスの多い製品です。Skypeは当初、暗号化や高音質通話、そして後にビデオ会議機能まで備えた優秀なIMクライアントでした。ところが、ソーシャルネットワーク的な要素を詰め込んだ迷走路線に転換し、昼夜を問わず、しかも通話ウィンドウの中にまで広告を表示し始めたのです。そこで本題ですが、PCからSkypeを完全に追放することなく、どうすれば本来の快適さを取り戻せるのでしょうか。
最良の解決策:Linux版を使う
意外に思われるかもしれませんが、MicrosoftはLinux向けにSkypeバージョン4をリリースしています。これはWindows版よりも大幅に洗練されており、ホーム画面も煩わしい広告も一切含まれていません。環境が許すのであれば、この選択肢を採用する価値があります。余計なものを確実に排除できる、唯一の100%効果的な方法です。
代替案:Skype 5.Xを避ける
Windows版の場合、迷惑な仕様はメジャーバージョン5の登場とともに始まりました。思い当たる方は、旧バージョンへのダウングレードを検討してもよいでしょう。ただし注意が必要です。公式のSkypeインストーラーは、たとえ古いバージョンのものを保存していても、常に最新版をダウンロードしようとするか、そもそも動作しません。
そこで活用したいのが、oldapps.comなどのアーカイブサイトから入手できる旧バージョンのフルインストーラーです。ダウンロードの際は、お使いのWindowsのバージョンとの互換性や、クラッシュの有無を必ず確認してください。セキュリティ面が気になる場合は、見知らぬ相手から送られてきた不審なリンクを開かなければ、実用上大きな問題はありません。
ホーム画面を表示させない方法
まず試したいのが、シンプルな設定による対処です。Skypeを「クラシック表示」モードに切り替えると、連絡先ウィンドウとホーム画面ウィンドウが分離されます。その状態でホーム画面ウィンドウを閉じ、Skypeを終了すれば完了です。
しかし、何らかの理由でこの方法がうまくいかない場合は、カスタム起動スクリプトの利用を検討しましょう。Skypeの起動後にホーム画面ウィンドウを自動的に閉じるというものです。いくつかのコマンドをバッチファイルにまとめる必要があります。
START C:\"Program Files (x86)"\Skype\Phone\Skype.exe ->
-> /minimized /legacylogin
TIMEOUT 5
CMDOW "Skype Home" /CLS
矢印部分は、実際には1行のコマンドが折り返されていることを示しています。このスクリプトを実行すると、Skypeがレガシーログインオプション付きで最小化状態により起動し、5秒の待機時間の後にSkypeホームウィンドウが自動的に閉じられます。動作の遅いマシンでSkypeの起動に時間がかかる場合は、タイムアウト値を大きめに調整してください。閉じる対象となるホーム画面が先に表示されている必要があるためです。
この手法については、pingコマンドでlocalhostへ応答を待たせる元祖バージョンなど、いくつかのバリエーションがフォーラム等で紹介されています。個人的にはTIMEOUTコマンドを使う方がすっきりしていて好みです。専用の小規模ユーティリティを使う方法もありますが、こちらは慎重に扱ってください。また、WMICを使ってWindowsのプロセスを制御するという選択肢もあります。
Skypeの広告を消す方法
2つ目の悩みの種は、質の低い広告群です。Skypeの画面だけでなく、通話ウィンドウ内にも表示され、非常に侵入的で役に立ちません。たとえば筆者の場合、居住地域をもとに「周囲の人々と同じような大衆車(しかもオートマ限定)」を勧められたことがあります。残念ながら、6速MTのドイツ車に乗りたい人間には無縁の提案です。
さらに、通話ウィンドウを開いて通話が始まると、そこにも広告が表示されます。内容はほとんどが「広告のないSkypeプレミアム」への加入勧誘です。つまり、課金すれば嫌がらせが和らぐ、というわけです。
さて、具体的な対策ですが、鍵となるのは「言語設定」です。Skypeは言語情報をもとに広告を配信しています。そのため、存在しない言語に切り替えてしまえば、対応する広告を読み込めなくなるのです。
手順は以下の通りです。まず「ツール > 言語の変更」を開き、下部にある「Skype言語の編集」を選択します。言語ファイルエディタが起動するので、「名前を付けて保存」をクリックし、任意の名前(例:「広告なし設定」など)でファイルを保存します。次に、同じく「ツール > 言語の変更」から、今保存した言語ファイルを読み込みます。Skypeを再起動すれば、広告のない状態で起動するはずです。唯一の副作用として、エコーテスト通話サービスなどが選択した言語ではなく、実際の居住地域に基づいて設定される点がありますが、快適な使用環境と引き換えなら小さな代償と言えるでしょう。
チャットウィンドウを小さくする
もうひとつ有効なのが、通話・チャットウィンドウを極力小さくする方法です。広告の多くはサイズが大きいため、狭いスペースには表示されません。広告対策のもうひとつのレイヤーとして活用できます。
その他の高度な対策
hostsファイルやファイアウォールでSkypeの広告配信ネットワークをブロックする方法もあります。ただし、これは上級者向けの手順であり、該当サービスやWebサイトと通信するすべてのプログラムに影響が及ぶ可能性があります。この手段は最終手段として取っておくことをおすすめします。
もうひとつのアクション
また、Skypeが広告を表示するたびに、公式サイトにログインしてサポートへ苦情のチケットを送る、という方法もあります。侵入的な広告がどれほど不快か、率直に伝えましょう。無料製品だからといって、黙って耐える必要はありません。無料であってもユーザーを尊重してくれる企業は数多く存在します。声を上げることが、改善への第一歩です。
さいごに
ここまでの対策を施した結果、ホーム画面のFacebook連携や、的外れな広告に対して筆者が思うことは、かつてAndroidスマートフォンで感じたのと同じです。ユーザーの意向を無視した設計は、いつかユーザー離れを招くということを。
参考情報
お好みの検索エンジンで「Skype ホーム画面 削除」「Skype 広告 非表示」などのキーワードで検索すれば、多数のヒントが見つかります。Skypeフォーラムには数百ページに及ぶ長編スレッドも存在します。以下はその一部です。
・Skype Homeの自動起動を無効化する方法
・ホーム画面の無効化
・起動時のSkypeホーム画面を止める方法
・Skype広告スパムの無効化
・Skype 5のポップアップ広告対策
まとめ
筆者が知る限りの対策をできるだけ網羅しましたが、環境によっては期待通りに動作しないかもしれません。奇跡は約束できませんので、その点はご容赦ください。Skypeほど頑固で、あらゆる場所に食い込んでくるソフトウェアは稀です。技術に詳しくない友人たちがSkypeに依存していなければ、別のツールへ移行する余地もあるのですが、現状では、他の通話・メッセージアプリを知らない相手と連絡を取るために、どうしても使わざるを得ないのが実情です。
この記事では、ホーム画面を無効化する複数の方法と、広告を除去するテクニックを紹介しました。Linux版の活用、旧バージョンの導入、メニューからの設定変更、コマンドラインとスクリプトの利用、言語ファイルの編集、さらにはファイアウォール設定まで、組み合わせ次第で快適な環境が手に入るかもしれません。
この記事が皆さんの助けになれば幸いです。ユーザーを軽んじない、大規模に使えるIM・通話ツールを見つけたら、改めて紹介したいと思います。
それでは、また。
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