サイトを多言語対応にするならこれ!おすすめWordPress翻訳プラグイン6選
多言語サイトを運営すると、より多くのトラフィックを見込めるだけでなく、各地域の検索結果でも上位表示されやすくなります。しかし、記事コンテンツを何カ国語にも手動で翻訳するのは、時間もコストも膨大にかかる現実的ではない作業です。そこで活躍するのがWordPressの翻訳プラグインです。プラグインを使えば、コンテンツの翻訳作業そのものや、翻訳済みコンテンツの管理を効率化できます。
「外国語の知識がなくても、世界中のどの言語でも高品質なコンテンツを公開できる」——翻訳プラグインは夢のような存在に聞こえますが、期待しすぎるのは禁物です。多くのプラグインは機械翻訳を採用しており、近年の技術進化は著しいものの、まだプロの翻訳者による本格的な翻訳には及びません。
そのため、機械翻訳の品質についてはある程度割り切った視点を持つことが大切です。メニューやボタンなどのインターフェース要素であれば機械翻訳でも十分実用的ですが、記事本文となると精度は大きく落ちますし、小説のような創作物では結果は壊滅的になりがちです。とはいえ機械翻訳が完全に無価値というわけではありません。「完璧な翻訳」ではなく「テキストの内容をおおよそ把握できればいい」という場面であれば、十分に役立ちます。
1. Google Language Translator
最も手軽かつスピーディーに多言語対応を実現したいなら、Google Language Translatorがおすすめです。ショートコードを使って、固定ページ・投稿・ウィジェットなどにGoogleの言語翻訳ツールを簡単に埋め込めます。設定はシンプルで直感的。実際の翻訳処理はGoogleの強力な翻訳エンジンが担当してくれるため、導入の手間をかけずに多言語サイトを構築できます。

2. Loco Translate
アクティブインストール数20万以上を誇るLoco Translateは、最も人気のあるWordPress翻訳プラグインの一つです。このプラグインの特長は、WordPress本体だけでなく、プラグインやテーマをブラウザ上で直接翻訳できる点にあります。管理画面内に組み込みの翻訳エディターを備えており、テーマやプラグインの画面からそのまま翻訳作業を進められます。また、自作のテーマやプラグインの多言語版を提供したい開発者にとって、ソースコードから翻訳可能な文字列を自動抽出できる機能は大きな助けになるでしょう。

3. GTS Translation Plugin
600以上のアクティブインストールと規模こそPolylangやLoco Translateに及びませんが、GTS Translation Pluginには魅力的な機能があります。それが「機械翻訳と人間によるポストエディット(クラウドソーシング)を組み合わせた、人間らしい品質の翻訳」です。翻訳の機械部分はGoogle TranslateではなくGTS独自の翻訳サーバーが担当し、その後GTS翻訳者コミュニティの人間の翻訳者がテキストを校正します。もちろん、外部の翻訳者に頼らず、自分専属の翻訳者にポストエディットを任せることも可能です。

4. Polylang
Polylangも非常に人気の高いWordPress翻訳プラグインで、アクティブインストール数は20万を超えています。翻訳機能はオプション扱いですが、文字列の翻訳や多言語サイトの構築に優れており、なんと管理画面までも多言語化できます。投稿・固定ページはもちろん、メディア、カテゴリー、タグ、メニュー、ウィジェットなど、サイト内のあらゆる要素を翻訳対象にできる点が強みです。さらに、RTL(右から左に読む)言語のスクリプトに対応しており、WordPressの言語パックも自動的にダウンロード・更新してくれます。ナビゲーションメニューに言語切り替え機能も標準搭載しています。
有料アドオンのLingotek Translationを追加すれば、実際の翻訳作業をLingotekに委ねることもできます。こちらはまず機械翻訳を行い、その後人間によるチェックや法的レビューまで含めた高品質なフローが特徴です。さらに多くの機能が必要になった場合は、Polylangの有料版へのアップグレードも検討するとよいでしょう。

5. qTranslate X
動的な多言語コンテンツを運営したいなら、qTranslate Xを試してみてください。アクティブインストール数10万の人気プラグインですが、文字列の翻訳機能は持っていません(その役割は使用中のWordPressローカライズフレームワークが担うという設計です)。代わりに、管理インターフェースに言語切り替えボタンを表示し、どの入力欄を多言語対応にするかを選択できるのが特長です。要するに、すでに翻訳済みのコンテンツをWordPressサイトに入力・管理しやすくするためのプラグインだと言えます。

6. Transposh WordPress Translation
Transposh WordPress Translationも試してみる価値のある翻訳プラグインです。92の言語をサポートし、コメントを含むすべてのコンテンツに対して自動翻訳モードを利用できるほか、One Hour Translationによるプロフェッショナルな人間翻訳にも対応しています。自動翻訳モードでは、Google Translate、MS Translate、Apertiumの3種類から翻訳エンジンを選択可能。さらに、外部のプラグインやRSSフィードの翻訳にも使える柔軟性の高いツールです。

これらのWordPress翻訳プラグインは、スピード重視の手軽な翻訳には非常に有用ですが、プロフェッショナルレベルの翻訳品質を求める場合には物足りないかもしれません。実際に試してみて結果に満足できない場合は、不完全な翻訳を公開するくらいなら、いっそ翻訳機能を使わないほうが賢明です。読者にとって母国語の不自然なコンテンツは、むしろサイト全体の信頼を損なうリスクがあることを忘れないでください。
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