オンラインプライバシーを守りたい人必見!おすすめFirefoxアドオン9選
現代のブラウザは、脆弱性やネット上の危険からユーザーを守る能力において、かつてのブラウザより格段に進化しています。しかし、大手ブラウザでも「プライバシー保護」となると必ずしも万全とは言えません。Firefoxはこの点で比較的優秀なブラウザであり、トラッキング対策機能も一定水準で備えていますが、さらに強固な防御を求めるなら、アドオンの導入を検討する価値があります。
ここでは、不要なトラッキングや広告など、ネット上の「余計なもの」をブロックしてくれる、厳選したFirefoxアドオンをご紹介します。
1. ClearURLs
近年人気が高まっているシンプルな拡張機能がClearURLsです。各種サイトのURLに紛れ込むトラッキング要素を自動的に除去します。
URLが異常に長く、「=」や「?」などの記号が大量に含まれている場合、そこにトラッキングコードが仕込まれていることがよくあります。ClearURLsはこうしたトラッキング部分をすべて切り捨て、サイトを閲覧するために本当に必要な部分だけに整えてくれるのです。
250以上のルールにより、トラッキングやその注入、Googleによる検索結果書き換え(トラッキング要素の埋め込み)などをブロックします。プライバシーを最優先したい人にとっては必須のアドオンと言えるでしょう。
2. LocalCDN
長年にわたりFirefoxプライバシー界の定番として親しまれてきたDecentraleyesですが、最近ではLocalCDNへ移行するユーザーが増えています。LocalCDNはDecentraleyesのフォーク版で、更新が滞りがちなオリジナルよりも新しい状態を保っています。
では、LocalCDNは何をしてくれるのでしょうか。簡単に言えば、さまざまなコンテンツデリバリー(CDN)フレームワークをエミュレートし、外部への通信を横取りして、拡張機能内に保存されたローカルリソースに置き換えます。これにより、GoogleやFacebookといった企業が、サイト間をまたいであなたの閲覧習慣を追跡することができなくなります。
さらにLocalCDNは、対応するアセットやCDNの種類が多く、前身であるDecentraleyesよりも広い範囲でプライバシー保護を実現しています。
3. HTTPS Only(HTTP Everywhereの代替)
2020年、Firefox 83に「HTTPSのみモード」が搭載されました。これはHTTPS Everywhere拡張機能とほぼ同じ役割を果たすもので、HTTPSへの対応が限定的なサイトでも、可能な限り完全なHTTPS接続を強制します。これにより、機密情報を入力する際に、情報が暗号化されないまま送信される心配がなくなります。
有効化するには、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開き、ページ最下部までスクロールして「すべてのウィンドウでHTTPS-Onlyモードを有効化する」を選択します。
どうしてもアドオンを使いたいという方は(好みの問題ですね)、従来どおりHTTPS Everywhereをインストールすることも可能です。Firefox標準のHTTPS-Onlyモードとほぼ同等の機能を提供します。
4. Cookie AutoDelete
クッキーは甘い名前とは裏腹に、ネット上で最も陰湿なプライバシー収集ツールの一つです。悪質なものばかりではありませんが、プライバシーを重視する人には好まれません。クッキーとは、ウェブサイトがPC上に保存する小さなデータのかたまりで、そのサイトでのあなたの行動を記録します。
買い物かごに入れた商品を覚えておくなど便利な一面もありますが、「トラッキングクッキー」はあなたのネット上の行動プロファイルを作成してしまうこともあります。それは避けたいところです。
Cookie AutoDeleteは、クッキーを完全にコントロールできるようにする拡張機能です。デフォルトでは、特定のサイトやタブを閉じた時点で、すべてのクッキーを自動削除します。残しておきたいクッキーはホワイトリストに登録できるため、オンライントラッキングに対して厳格な管理体制を敷けます。
5. DuckDuckGo Privacy Essentials
DuckDuckGo Privacy Essentialsは、検索エンジンDuckDuckGoの開発元が提供するブラウザ拡張機能です。主な機能は以下の通りです。
- サイト訪問時にブラウザに付着し、後から行動を追跡するサードパーティ製トラッカーを自動ブロック
- 可能な場合、サイトにHTTPS接続を強制
- 訪問先サイトごとの「プライバシーグレード」を表示
それぞれ革新的な機能というわけではありませんが、「プライバシー:ON」というスイッチをブラウザに付けたい人にとって、これほど手軽なソリューションはありません。
6. NoScript
JavaScriptは、動画、アニメーション、画像ギャラリー、ショッピングカートなど、ネット上の動的コンテンツを支える技術です。しかし一方で、広告表示、サイト利用状況の追跡、さらにはブラウザの脆弱性を突いてPC内データへのアクセスを試みるといった、私たちが望まない挙動の原因にもなっています。
だからこそNoScriptは導入する価値のある拡張機能です。スクリプトの実行許可を、サイト単位・ドメイン単位で細かくオン/オフできます。
ただし注意点として、NoScriptはかなり厳格に動作するため、使い勝手が煩わしく感じられることがあります。見たいサイトの表示が崩れてしまい、ホワイトリストに登録するまで正常に見られないこともあるでしょう。それでも、プライバシーのために払う小さな代償と言えますし、使い込むほど許可設定が整って問題はほぼ解消されます。
7. uBlock Origin
uBlock Originは、多くの競合製品よりも軽量かつ効率的に動作し、訪問先ページから不要なコンテンツを一掃してくれます。
公式の説明にある通り、これは単なる「広告ブロッカー」ではなく「広範囲対応のコンテンツブロッカー」です。広告やトラッキングコードを消すだけでなく、ページ要素など自分が好まないコンテンツを選択的に除去することもできます。
8. Privacy Badger
もう一つの優秀なアンチトラッキング拡張機能がPrivacy Badgerです。他の多くの類似ツールとは異なるアプローチを採用しています。「良質なサイト」「悪質なサイト」の既定リストに頼るのではなく、トラッカーの実際の挙動を学習して検出するのです。
Privacy Badgerは非常に使いやすいのが特長です。サイトが正しく表示されない場合は、ブロックされた要素を一つずつ許可していきます。
サイトが正しく表示されるようになったら、必要最小限の要素だけを残し、それ以外は再びブロック状態に戻せばOKです。
9. Decentraleyes
まず前提として、この拡張機能の開発は停止しているようです。それを受けてLocalCDNの開発者が立ち上がり、より新しく保守されたフォーク版を作成しました。Decentraleyesの開発が停滞し続けるようであれば、本リストから除外し、LocalCDNの利用をおすすめします。
Web大手企業は、ブラウザに典型的なトラッカーを仕掛けなくても、あなたの動きを監視できます。JavaScriptライブラリ、フォント、「シェアボタン」などのコンテンツを他サイトに提供し、あなたのPCがそれらを読み込みに来る瞬間を検知しているのです。
理論上は、こうしたコンテンツもブロックできますが、それらに依存するサイトは崩れた表示になってしまいます。このジレンマを解決するため、Decentraleyesは「必要なコンテンツの複製をローカルに持つ」という方法で回避しました。
コンテンツのローカルコピーを提供することで、ブラウザは外部に取りに行く必要がなくなります。jQueryなどに依存するWebアプリを訪問しても、GoogleやMicrosoft、Baiduへ通信が発生しなくなるのです。
Firefox本体のプライバシー設定を見直そう
サードパーティ製拡張機能に頼るだけでなく、Firefox自身のセキュリティ設定も確認しておきましょう。ブラウザ右上のハンバーガーボタン(三本線アイコン)をクリックし、「設定」から以下の項目をチェックしてください。
ホーム
左メニューから「ホーム」を選択し、Pocket関連の項目や「スニペット」を無効化します。これで、Firefoxが勝手に独自コンテンツを押しつけてくることがなくなります。
検索
「検索」カテゴリでは、検索候補の表示をすべてオフにしましょう。アドレスバーに入力した内容が、アクティブな検索エンジンへ送信されるのを防げます。
プライバシーとセキュリティ
「プライバシーとセキュリティ」セクションに移動し、トラッキング防止を「厳格」に設定します。「カスタム」を選べば、ブロック内容をより細かくコントロールできますが、詳細はそれだけで一つのチュートリアルになるほど奥深いため、ここでは省略します。
「Do Not Track」オプションは「常に」に設定し、少し下のアドレスバーの項目では「検索エンジン」を無効にして、入力内容が検索エンジンへ送られないようにしましょう。
MozillaによるFirefox改善のためのデータ共有(利用状況の送信)を望まない場合は、「Firefoxのデータ収集と利用」の項目をすべて無効にします。
「セキュリティ」の項目がすべて有効になっていることを確認し、ページ内のその他のオプションにも目を通しておくと良いでしょう。保存済みCookieの確認・削除、位置情報・カメラ・マイクへのアクセス許可の管理、全ウィンドウでのHTTPS強制などが行えます。
Sync(同期)
同期機能は便利であり、Mozillaの信頼性を疑う理由も特にありません。ただし、セキュリティに徹底的にこだわりたい方は、Firefox内蔵のSync機能を使わないという選択肢もあります。あるいは、アドオンと設定だけを同期対象にし、ブックマーク、履歴、開いているタブ、クレジットカード情報は同期しないよう設定することも可能です。
あなたは他にどんな方法でプライバシーを保護していますか?Chromeユーザーの方は、Google Chromeでプライバシーを守る方法も併せてチェックしてみてください。
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