Google Classroomに代わるおすすめLMS 9選【無料ツールから法人向けまで】

Google Classroomは十分に使いやすいサービスですが、すべての人にとって最適な学習管理システム(LMS)とは限りません。幸い、Google Classroomの代替となるLMSは数多く存在します。他の無料・有料ツールと連携できる完全無料のシステムから、多機能なプレミアム製品まで、この記事を読めばきっと理想の一つが見つかるはずです。
学習管理システム(LMS)とは?
「学習管理システム(LMS)」という言葉に馴染みがない方のために説明すると、これは教育コンテンツを一元管理するためのシステムです。学校や大学向けのものと思われがちですが、企業の社員研修にも広く活用されています。
機能はシステムによって異なりますが、基本的には教材(動画、ドキュメント、テストなど)のアップロードと閲覧、課題の配布、フィードバックの受け取り、コミュニケーション、成績管理などの進捗トラッキングが含まれるのが一般的です。お知らせ機能を追加できる場合もあります。
リモート学習への移行をスムーズにするため、LMSを導入する教育機関や企業が増えています。LMSは「協働型のオンライン学習コミュニティ」と考えると分かりやすいでしょう。
Google Classroomのメリット
Google Classroomは、最も有名な学習管理システムの一つです。教師と生徒がデジタル環境でより効果的に学べるよう設計されたツール群で、課題のアップロード・配布・採点を一箇所で行ったり、学習ガイドを作成したり、グループや個別でのオンラインミーティングまで可能です。
ブラウザベースで動作するため、ほぼすべてのデバイスから簡単にアクセスできます。最大のメリットは基本無料であること(一部プレミアム機能あり)で、学校側は登録してメンバーを追加するだけで利用開始できます。さらに、Docs、Sheets、Slides、Calendar、Gmail、EarthといったGoogleの多彩なツール群もそのまま活用できます。
教師も生徒もすでにGoogleのツールに慣れている人が多いため、初めてLMSを使う際の入り口として選ばれやすいのも特徴です。ただし、Google Classroom以外のLMSには、より高度な機能や包括的な仕組みを備えたものもあります。結局のところ、どれを選ぶかは好みの問題になることも少なくありません。
1. Microsoft Teams
概要:GoogleよりもMicrosoftツール派の方に最適な、高機能なLMS兼コラボレーションツール。
メリット:
- 他のMicrosoftツールとの連携が優秀
- セキュアなコミュニケーション環境
- パーソナライズされた学習プランを作成可能
- 学生・教育者は無料で利用可能
デメリット:
- 無料プランでは企業用途に不足する可能性あり
- 有料プランは1ユーザー月額5ドル〜で、年間契約が必要

Microsoft Teamsはビジネス向けのコラボレーションツールと思われがちですが、実は見落とされがちな優れたLMSでもあります。すでに業務の大部分をMicrosoft製品で行っている学校や企業にとって、Teamsは理想的な選択肢です。
教育機関であれば、Teamsを含むOffice 365 Educationを無料で利用できるのは大きな魅力です。また、多くの教師や生徒はすでにMicrosoft Officeに慣れています。Google Classroomからの移行先としても、操作性が似ているためベストな選択肢と言えるでしょう。
読解力向上のための「Reading Progress」など、教育向け機能も標準搭載されています。OneNote Class Notebookを使えば、一人ひとりに専用のデジタルノートを配布することも可能。さらに内蔵チュートリアルのおかげで、誰でも短期間で使いこなせるようになります。
2. Moodle LMS
概要: あらゆる教育目的に対応できる、完全オープンソースでカスタマイズ性の高いLMS。
メリット:
- 自由自在にカスタマイズ可能
- 自社サーバーでのホスティングもクラウド版も選べる
- MOOC(大規模公開オンライン講座)との相性が良い
デメリット:
- ソフトウェアを自分でダウンロード・ホストする場合のみ無料
- クラウド版は50ユーザーまで年額110ドル〜(全校規模だと高額になりがち)
- 初期セットアップが複雑

Moodle LMSの最大の強みは、あらゆる要素をニーズに合わせてカスタマイズできることです。十数人規模の利用から大規模な大学まで柔軟に対応でき、細部まで設定して独自の教育サイトを構築できます。各コースにはすべての教材が一箇所にまとめられ、アクセスも簡単です。
自前でMoodleサーバーをホストする場合は、プラグインや外部連携を追加して機能を拡張できるのも魅力です。有料のクラウド版か無料のセルフホスト版のどちらを選んでも、モバイルアプリとブラウザアクセスの両方が利用可能です。初心者には「Moodle Academy」という学習リソースが非常に役立ちます。
3. Beneylu School
概要: デジタルクラスルームの構築を手間なく素早く行えるよう設計されたLMS。
メリット:
- セットアップがシンプル
- ブログ、宿題プランナー、録音ツール、カレンダーなど26種類の教育アプリを統合
- ファイル保存容量無制限
デメリット:
- K-8(幼稚園〜中学2年生相当)専用設計
- 学校向け料金は年額250ドル〜で、最安プランでは全アプリを使えない

Beneylu Schoolの特長は、K-8世代の子どもたちの興味を引くことに特化して設計されている点です。カラフルなグラフィックや楽しいフォントが、低学年の生徒にとって学習への意欲を高めてくれます。Google Classroomの代替としてはシンプルな部類に入り、複数アプリを行き来する必要もありません。
3つのプランが表示されていますが、実際に有効なのは2つだけです。全アプリへのアクセスには年額699ドルのプランへの加入が必要です。大きな弱点はモバイルアプリが存在しないことですが、ほぼすべてのデバイスやブラウザからウェブサイトにアクセスできます。
4. Otus
概要: K-12(小中高)の生徒が学習の旅の中で成長できるよう支援するプラットフォーム。
メリット:
- 基準準拠型の成績評価に対応
- 進捗モニタリング機能を提供
- サードパーティ製テストのデータ分析が可能
デメリット:
- 主にK-12向け設計(企業でも利用可)
- モバイルアプリがない
- 明確な料金体系が公開されていない

Otusは、教師の業務負担を軽減することを目指した洗練されたLMSです。特に際立った機能が、授業・テスト・宿題・サードパーティ評価のデータを分析し、生徒一人ひとりに最適な教育戦略を立案できる点です。
共通テスト機能も備えており、生徒の学習到達度を測るのに役立ちます。成長の分析という点では理想的なツールです。主な欠点はK-12向け中心で、コラボレーションやリアルタイム交流の機能が乏しいこと、そしてデータ分析や評価機能のために習熟に時間がかかることです。
料金情報は非公開で、デモの予約が必要になります。
5. Edmodo
概要: 教師・生徒・保護者を一箇所につなぐ強力な学習管理システム。
メリット:
- Facebookに似た親しみやすいUIながら、プライバシーの懸念がない
- コミュニケーション機能に重点を置いた設計
- 生徒や保護者が情報を見つけやすい整理された画面
デメリット:
- 高等教育や企業向けには不向き
- SNSっぽく感じられる場合がある
- 料金情報が見つけにくい

Edmodoは、よりソーシャルな教室体験を作りたい教師にぴったりのLMSです。一見するとSNSプラットフォームのような印象があり、それが生徒のエンゲージメントを高める効果も期待できます。保護者がログインして子どもの成績、課題の締め切り、進捗状況を確認できるのも大きな利点です。
MicrosoftおよびGoogleと連携できるため、Google Classroomからの移行先としても相性抜群です。プランは2種類あり、無料版はファイル容量に制限があります。Pro版は1ユーザー月額8ドル〜(詳細は非公開)で、無制限ストレージ、Zoom連携、充実したサポートが含まれます。
トレーニングリソースが非常に充実しているため、すぐに導入を始められる点も嬉しいポイントです。モバイルアプリこそありませんが、ほぼすべてのデバイスのブラウザからアクセス可能です。
6. Schoology
概要: 生徒のパフォーマンスを追跡し向上させるために作られた総合LMS。
メリット:
- 多様な評価形式に対応した生徒のパフォーマンス追跡ツール
- Microsoft、Google、成績管理・教員研修・出席管理等の多数のツールと連携
- 自作コースアプリの作成や、数百種類の公式アプリの利用が可能
デメリット:
- コンテンツやリソースの多さに最初は圧倒されがち
- エンタープライズ(法人)プランは1生徒10ドル〜

Schoologyは主にK-12教育向けのLMSですが、企業での導入も可能です。大学を含む学校はプラットフォームを無料で利用できます。Googleとの連携により、ファイルや教材をそのまま同期できるので、Google Classroomからの移行もスムーズです。
Schoologyを際立たせているのは、授業とオンライン学習の改善を目的とした300以上のアプリです。さらに教師同士がリソースを共有しながら交流できるアカデミックコミュニティツールも備えています。
7. Tovuti LMS
概要: 学校・企業・あらゆるオンライン講座に対応する、最も包括的なLMSの一つ。
メリット:
- ほぼあらゆる種類のコースに対応し、高いカスタマイズ性
- 学習意欲を高めるゲーム化(ゲーミフィケーション)要素
- ライブ配信授業を含む本格的なバーチャルクラスルームを構築可能
デメリット:
- 高価格帯で、セットアップ費用として2,500ドルが必要
- 初期セットアップに時間がかかる

Tovutiは、企業・学校・自身の講座を販売したい個人など、ほぼあらゆるタイプのコースに合わせてカスタマイズできます。コースデザインを完全にコントロールでき、コース数も無制限。特別研修イベントの開催や受講料の徴収まで可能で、ゲーム化要素によって楽しく魅力的な学習体験を実現します。
Tovutiが他と一線を画すのは、K-12校や大学向けではなく「個別コースの作成」に焦点を当てている点です。ただし料金もそれを反映しており、50ユーザーまでの最安プランが月額700ドル、カスタム見積りなしの最高位プランは10万人まで月額30,000ドルとなっています。
8. Showbie
概要: コラボレーションとエンゲージメントを重視し、クラス全体をまとめるLMS。
メリット:
- 課題に対する成績やテキストコメントに加え、音声フィードバックが可能
- Google Drive、Dropbox、iPadアプリからドキュメントの作成・共有が可能
- Web・iPadアプリ上で指やスタイラスペンによる書き込み・描画に対応
デメリット:
- ドキュメント整理など主要機能の多くが有料
- Androidアプリがない

Showbieは、Google Classroomの代替の中でも特にインタラクティブ性の高いLMSです。生徒はアプリ内で直接手書きの練習ができ、教師は課題にメモ・成績・コメントを書き込めます。生徒が重要部分をハイライトして復習しやすくすることも可能です。
コミュニケーション機能も充実しており、共同担任の追加、保護者への最新情報の共有、教師専用のスタッフルーム作成、個別グループの編成など、際立った機能が揃っています。生徒の作品を紹介するポートフォリオ作成機能もあり、特に保護者への報告に便利です。無料版でも始めるのに必要な基本機能は揃っていますが、Showbie Pro(月額16.99ドル)やShowbie Complete(見積り制)にアップグレードすると、さらに有用なプレミアム機能を利用できます。
9. TalentLMS
概要: ビジネスや企業研修をこれまで以上に効果的にするために設計されたLMS。
メリット:
- 数分でコースを作成可能
- 企業ブランドに合わせたデザインや体験のカスタマイズ
- オンボーディング、営業研修、新ソフトウェア導入研修など幅広い研修に対応
- Salesforce、Zoom、Zapierなどの主要ビジネスアプリと連携
デメリット:
- 学校や大学での利用には一切向いていない

TalentLMSは、企業研修向けLMSとして唯一無二の存在です。企業ブランディングを施したセットアップを完了すれば、直感的なドラッグ&ドロップ操作でまったく新しいコースを短時間で作成できます。医療、小売、コンサルティング、製造業など、幅広い業界で活用されています。
従業員のオンボーディングからコンプライアンス研修まで、従業員が学ぶべきことがあればこのプラットフォームが学びやすくしてくれます。クイズ、ビデオ通話、カスタマイズ可能な組織管理により、快適で魅力的なユーザー体験を提供します。まずは5ユーザー・10コースまで無料で試せ、以降はユーザー数に応じて月額59ドル〜429ドルの料金体系となっています。
よくある質問
1. Google Classroomからの移行に使えるインポート機能を持つLMSはありますか?
上記のLMSで、Google Classroomからの完全な直接インポート機能を提供しているものはありません。ただし、多くのサービスがGoogle Driveとの連携に対応しているため、ドキュメント、スプレッドシート、スライドなどを取り込むことは可能です。
2. Google Classroomに最も近い使用感のLMSはどれですか?
GoogleとMicrosoftのツールは非常によく似ているため、Microsoft Teamsが最も近い選択肢となります。例えばGoogle Docsに慣れている方なら、Microsoft Wordの操作感はほぼ同じです。ただし、「アプリを行き来しなければならない」など、同じ不満に直面する可能性もある点には注意しましょう。Teamsを選ぶなら、ショートカットキーの一覧を手元に置いておくと便利です。
3. Google Classroomからの移行にはどれくらい時間がかかりますか?
移行が必要なリソースの量によりますが、切り替えにはある程度の期間を要します。とはいえ、上記の多くのシステムはユーザーを素早く追加できるインポート機能を備えているので安心してください。
4. 上記のLMSの使い方はどうやって覚えればいいですか?
このリストにあるすべてのLMSは、何らかの形でトレーニングリソースを提供しています。動画チュートリアル、スクリーンショット付きガイド、さらには電話やチャットによるライブサポート(一部プレミアムユーザー限定)などが含まれます。
リモートワーク中のチーム向けに追加のツールをお探しの企業担当者の方は、リモートチームに役立つオンラインツールの記事もぜひご覧ください。
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