C#で選択ソートを実装する方法|初心者向けにコード例と解説
選択ソート(Selection Sort)とは?
選択ソートは、ループを1回まわるごとに配列の中から最小値を探し出し、その最小値と現在の要素を入れ替えることで並べ替えを行うソートアルゴリズムです。この手順を配列が整列されるまで繰り返します。
計算量は O(n²) と決して高速ではありませんが、アルゴリズムがシンプルで理解しやすいため、ソート処理の学習には最適な題材です。
ここでは、C#で選択ソートを実装したプログラムを紹介し、その仕組みを順を追って解説していきます。
C#による選択ソートのサンプルコード
using System;
public class Example {
static void Main(string[] args) {
int[] arr = new int[10] { 56, 1, 99, 67, 89, 23, 44, 12, 78, 34 };
int n = 10;
Console.WriteLine("Selection sort");
Console.Write("Initial array is: ");
for (int i = 0; i < n; i++) {
Console.Write(arr[i] + " ");
}
int temp, smallest;
for (int i = 0; i < n - 1; i++) {
smallest = i;
for (int j = i + 1; j < n; j++) {
if (arr[j] < arr[smallest]) {
smallest = j;
}
}
temp = arr[smallest];
arr[smallest] = arr[i];
arr[i] = temp;
}
Console.WriteLine();
Console.Write("Sorted array is: ");
for (int i = 0; i < n; i++) {
Console.Write(arr[i] + " ");
}
}
}実行結果
上記のプログラムを実行すると、次のような結果が出力されます。
Selection sort Initial array is: 56 1 99 67 89 23 44 12 78 34 Sorted array is: 1 12 23 34 44 56 67 78 89 99
それでは、このプログラムの内容を詳しく見ていきましょう。
① 配列の初期化と初期状態の表示
まず、ソート対象となる整数型の配列を初期化し、forループを使ってその値をコンソールに出力しています。該当するコードは以下の部分です。
int[] arr = new int[10] { 56, 1, 99, 67, 89, 23, 44, 12, 78, 34 };
int n = 10;
Console.WriteLine("Selection sort");
Console.Write("Initial array is: ");
for (int i = 0; i < n; i++) {
Console.Write(arr[i] + " ");
}変数 n には配列の要素数(10)を格納しており、以降のループ処理で範囲の指定に使います。
② ネストされたforループによるソート処理
実際の並べ替えは、二重(ネスト)構造のforループによって行われます。外側のループが1回まわるたびに、未ソート部分から最小値を探し、現在位置の要素と入れ替えます。
for (int i = 0; i < n - 1; i++) {
smallest = i;
for (int j = i + 1; j < n; j++) {
if (arr[j] < arr[smallest]) {
smallest = j;
}
}
temp = arr[smallest];
arr[smallest] = arr[i];
arr[i] = temp;
}処理の流れを整理すると以下の通りです。
- 外側のループ変数 i は、現在ソート対象となっている要素の位置を表します。
- 内側のループ変数 j は、i の次の要素から配列の末尾までを走査し、より小さい値が見つかるたびに最小値のインデックス smallest を更新します。
- 内側のループが終わった時点で smallest が指すのは未ソート部分の最小値です。これを i 番目の要素と交換(スワップ)します。
- 外側のループが最後まで完了すれば、配列全体が昇順に整列されます。
③ ソート結果の表示
最後に、整列が完了した配列をコンソールに出力して表示します。該当するコードは以下の部分です。
Console.Write("Sorted array is: ");
for (int i = 0; i < n; i++) {
Console.Write(arr[i] + " ");
}まとめ
選択ソートは「最小値を探す → 先頭側と交換する」という単純な操作を繰り返す直感的なアルゴリズムです。実行時間はデータ量の増加に対して O(n²) で増えるため大規模データには不向きですが、仕組みを理解しやすいことから、ソートアルゴリズム入門として多くの場面で取り上げられています。ぜひ実際にコードを動かしながら、その挙動を確認してみてください。
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