HDDとSSD
 Computer >> コンピューター >  >> ハードウェア >> HDDとSSD

ハードドライブの異音(カチカチ・ガリガリ音)の原因と対処方法

ハードドライブは通常ほとんど無音ですが、データへのアクセス時やシャットダウン時に小さな「カチッ」という音が鳴ることがあります。これは正常な動作なので心配いりません。

一方で、これまで聞いたことのない音や、断続的に発生するカチカチ音、ガリガリ音、振動、キーキーという音が聞こえ始めたら、ハードドライブが故障に向かっているサインかもしれません。故障したハードドライブのサンプル音声を公開しているサイト(Datacentなど)もあるので、今聞こえている音と照らし合わせてみると良いでしょう。

以下の手順に従えば、本当にハードドライブが原因なのかを切り分けられます。もし故障であれば、大切なデータが完全に失われる前に次にとるべき行動も判断できます。

ハードドライブの異音(カチカチ・ガリガリ音)の原因と対処方法

ハードドライブが異音を発するときの対処手順

  1. ステップ1:ノイズの発生源がハードドライブかどうか確認する

    まず、異音の発生源が本当にハードドライブなのか、別のパーツではないのかを確認しましょう。例えば、ハードドライブから電源ケーブルとデータケーブル(SATAケーブル)を外してパソコンを起動しても音が鳴るなら、原因はハードドライブ以外にあることがわかります。

    さまざまなパターンを試して発生源を正確に特定してください。電源ケーブルを抜いているときは音が消えるのに、データケーブルを接続すると音が戻るのであれば、データケーブルの交換が必要でしょう。

    ヒント: パソコンの開け方がわからない場合は、「デスクトップPCのケースの開き方」ガイドを参考にしてください。

  2. ステップ2:無料の診断ソフトでハードドライブをチェックする

    ハードドライブ自体が原因だと確信できたら、多くのパソコンに最初から搭載されている無料の診断ソフトや、インターネット上で入手できるツールを使ってドライブをテストしましょう。より高度な機能を持つ有料の診断ソフトも各開発元から提供されています。

    ハードドライブの異音(カチカチ・ガリガリ音)の原因と対処方法

    診断を実行するときは、結果が歪まないよう、他のアプリをすべて終了し、テスト対象以外のドライブや周辺機器は取り外しておくのがベストです。

    注意: 診断ソフトにできるのは、せいぜい不良領域に「不良」の印を付けて、今後パソコンがそこを使用しないようにすることまでです。物理的に壊れかけているハードドライブを根本的に修復することはできません。

  3. ステップ3:改善しない場合はバックアップして交換する

    診断ソフトによる修復を行っても異音が一時的にも解消されない場合は、システム全体のバックアップを取ったうえで、ハードドライブを新しいものに交換しましょう。

  4. ステップ4:一時的な改善でも油断しない

    診断ソフトによってカチカチ音やガリガリ音、キーキー音が収まったとしても、それはあくまで一時的な対処にすぎません。多くの場合、ハードドライブは最終的に使い物にならなくなるまで徐々に劣化していきます。

    恒久的な解決策は、システムのバックアップを完了させてからハードドライブを交換することです。

    ただし稀に、ドライブ内の特定のデータにアクセスしたときだけ異音がするケースがあります。この場合は、そのセクタが原因である可能性があり、一部の診断ソフトなら修復できることもあります。

ハードドライブの異音トラブルシューティング:その他のポイント

故障しかけたハードドライブを修理する確実な方法はないため、定期的なバックアップでデータを守ることが何よりも重要です。最新のバックアップがあれば、ドライブが故障しても、新しいドライブを取り付けてデータを復元するだけで簡単に復旧できます。

データのバックアップにはオンラインバックアップサービスが最適です。ファイルがクラウド上に保存されるため、紛失や破損のリスクが低くなります。より手軽な方法としては、無料のバックアップソフトを使うのもおすすめです。中には、故障中のドライブから新しい正常なドライブへファイルを丸ごとクローンできるものもあります。

SSD(ソリッドステートドライブ)には磁気式ハードドライブのような可動部品がないため、回転式HDDのように故障音が聞こえることはありません。

外付けハードドライブも異音を発することがあります。これは主に、ドライブをパソコンに接続した際の電源やケーブルの接触不良が原因です。外付けドライブの異音対策としては、電源アダプターを電源タップではなく壁のコンセントに直接差す、短いUSBケーブルを使う、USB 2.0以上のポートを使う、前面ではなく背面のUSBポートに接続する、などの方法を試してみてください。

フラグメンテーション(断片化)が進んだハードドライブでは、ドライブの動作量が増えます。無料のデフラグソフトを使えばドライブの寿命を延ばせる可能性がありますが、異音の原因そのものを解消できることは少ないでしょう。

故障中のドライブからファイルを救出したい場合は、「ファイル復元FAQ」を参照してください。

珍しいケースですが、ハードドライブの異音がデバイスドライバーの不具合によることもあります。「Windowsでのドライバー更新方法」を参考に、ハードドライブのドライバーを更新してみましょう。

パソコンが発するその他の音

パソコンの中で音を出すのはハードドライブだけではありません。電源ユニット、冷却ファン、光学ドライブなども音源になり得ます。どこから音が来ているのかを見極めることで、何を点検すべきかが判断できます。

例えば、メモリを大量に消費するゲームなど負荷の高い処理をしているときにファンの回転音が大きくなるのは、ハードウェアを冷やすための正常な動作です。逆に、ファンの羽根にペットの毛などが絡まって変な音が出ていることもあります。

変な音の正体がファンだと思われる場合は、「パソコンのファンがうるさい・異音が出るときの直し方」を参照してください。

特定のプログラムやウィンドウを開いたときに音がだんだん大きくなり、それをハードドライブの音と勘違いすることがあります。これは多くの場合、光学ドライブに入っているディスクをパソコンが読み取れるように、以前より高速で回転させているだけで、正常な動作です。

また、スピーカーからのポップ音やノイズ(ケーブルがパソコンの端子にしっかり差さっていない可能性があります)、BIOSのビープ音、高音のうなりなども、ハードドライブの音と間違えやすいので注意しましょう。

  1. ハードドライブが0バイトと表示されたときのデータ復旧方法

    テクノロジーが発展した現代において、データの重要性と、データを失う苦痛は誰もが理解しているでしょう。コンピューターの電源を入れたら、ハードドライブが「0バイト」と表示されている——そんな経験はないでしょうか。ドライブにアクセスしようとするたびに「アクセスが拒否されました」というメッセージが表示され、ドライブを右クリックしてプロパティを確認すると、使用領域が0バイト、ファイルシステムはRAWになっているかもしれません。大切なデータがすべて取り出せなくなっていると知ったら、非常に苛立たしいものです。考えられる原因この問題が発生する原因としては、主に以下のようなことが挙げられます。正しい手順を踏まず

  2. RAMをハードディスクとして使う方法|RAMDiskで読み書き速度を無料で高速化する手順

    圧倒的な読み書き速度は、ゲーマーや開発者にとって永遠の憧れです。しかし、パソコンを使い続けるうちに不要なデータが蓄積され、必要なデータの読み書きに遅延が発生してしまうのは避けられません。 この問題への定番の対策がSSDへの換装ですが、SSDは価格が高額なため、購入前に二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、追加費用ゼロで高速な読み書きを実現できる裏技をご紹介します。その方法とは、RAM(メインメモリ)をディスクドライブとして活用する「RAMDisk」化です。頻繁に使うファイルを仮想RAM上に保存すれば、従来よりはるかに速い速度でデータを読み出せます。 この驚異的な速度