保証チェックでデバイスの修理費用を節約!確認方法と手続きの流れを徹底解説
現在、パソコンや各種デバイスは数年前と比べて格段に信頼性が高まっています。それでも、故障や不具合が起こる可能性はゼロではありません。そんなときに頼りになるのが「保証(ワランティ)」です。保証が有効であれば、トラブルシューティングや修理を追加費用なしで受けられるうえ、金銭面の負担だけでなく精神的なストレスも大きく軽減できます。
しかし、「自分のスマホやパソコンがまだ保証期間内かどうか」を正確に把握している人は意外と少ないものです。この記事では、さまざまなデバイスの保証状況を確認する方法から、実際の保証請求の手順までをわかりやすく解説します。
保証チェックはなぜ役立つのか?
どんなに大切に使っていても、お気に入りのデバイスは時として故障します。だからこそ保証は非常に価値のある存在です。保証が有効なら、自己負担なしでデバイスを修理できる可能性があります。
修理費用は場合によっては桁違いに高額になることもあります。デバイスに問題が起きたとき、「まだ保証が残っている」と知っていることが、適切な解決策への第一歩となります。
パソコン、タブレット、スマートフォンがまだ保証期間内だと思われる方は、次のセクションへ進んでください。すでに保証切れの場合は、サードパーティの修理業者を検討するか、新しいデバイスの購入を視野に入れる必要があるかもしれません。
デバイスの保証状況を確認する方法
まず最初にやるべきことは、デバイスがまだ保証の対象かどうかを確かめることです。幸い、この確認作業は簡単で、所要時間は5分以内。動作に不具合があるデバイスの選択肢を正しく判断するために、必ず最初に行いましょう。
パソコンの保証を確認する
パソコンの保証有効性を確認するには「シリアル番号」が必要です。シリアル番号は本体のラベルに記載されている場合と、macOSやWindows 10/11の設定画面から確認できる場合があります。シリアル番号を各メーカーの保証確認ページに入力すれば、保証が有効かどうかがすぐわかります。
- Acer
- Apple
- ASUS
- Dell
- HP
- Lenovo
- Microsoft
Macでシリアル番号を確認する方法
画面左上のAppleメニューをクリックし、一番上の項目「このMacについて」を選択します。ポップアップした画面にシリアル番号が即座に表示されます。購入時の外箱にも記載されているので、そちらでも確認可能です。
Windowsでシリアル番号を確認する方法
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」または「コマンド プロンプト(管理者)」を選択します。
wmic bios get serialnumberと入力してEnterキーを押し、コマンドを実行します。- シリアル番号が表示されます。
なお、最新のWindows 11環境では wmic コマンドが非推奨になっている場合があります。その際はPowerShellで Get-CimInstance Win32_BIOS を実行すると、同じようにシリアル番号を取得できます。
また、コマンド操作が苦手な場合は、本体側面や底面のラベル、購入時の外箱、オンライン購入の場合は注文確認メール、付属の書類などからもシリアル番号を探せます。
スマートフォン・タブレットの保証を確認する
スマホやタブレットの保証確認は、基本的に各メーカーの公式サイトから行えます。パソコンと違って手順がほぼ統一されているわけではなく、メーカーごとに方法が異なる点に注意が必要です。
たとえばAppleはすべてオンラインで完結する一方、AmazonやGoogleはカスタマーサポートへの電話を案内されることがあります。Samsungの場合はアカウントを作成して製品を登録したうえで、保証状況を確認する流れになります。どのメーカーの場合でも、以下の情報を事前に準備しておくとスムーズです。
- 購入日
- シリアル番号
- 製品モデル名(iPad、Pixel 5、Galaxy S21など)
主な確認先は以下の通りです。
- Amazon
- Apple
- Google Pixel
- Motorola
- Samsung
iPhone / iPadのシリアル番号の調べ方
- iPhone・iPadともに「設定」→「一般」を開き、「情報」をタップします。
- 画面上部あたりにシリアル番号が表示されます。
Androidスマホ・タブレットのシリアル番号の調べ方
- 一般的なAndroid端末では「設定」→「システム」を開きます。
- 「デバイス情報」→「状態(端末の状態)」と進み、画面下部あたりにある「シリアル番号」を確認します。
機種によってメニュー構成が異なるため、見つからない場合は設定アプリ内の検索機能で「シリアル番号」と入力するのがおすすめです。
Amazon Fireタブレットのシリアル番号の調べ方
- 「設定」→「端末オプション」→「Fireタブレットについて」の順に進みます。
- 「シリアル番号」を探して控えておきます。
保証請求(クレーム)の手順
上記のサイトで保証状況を確認したら、次は実際に保証を利用するために何が必要かを把握しましょう。統一された要件があるわけではなく、メーカーごとに求められるものが異なります。共通して求められやすいのが「購入証明」で、紙のレシートやメールでの注文確認書などが該当します。
メーカーから直接購入した場合は、取引履歴をもとにシリアル番号をこちらから照会してもらえることもあります。タブレット、スマホ、パソコンといった高額商品については、レシートを保管しておき、コピーを取っておくと、いざ保証手続きを行う際にとても役立ちます。
保証手続きの具体例
Lenovoの場合
Lenovoでは、シリアル番号と保証確認ページから手続きを始めます。シリアル番号の確認は簡単で、デスクトップやオールインワン型であれば背面のステッカーに記載されています。ノートパソコンの場合はバッテリーの下に貼られていることが多く、前述の wmic bios get serialnumber コマンドでも調べられます。
シリアル番号を入力すると、Lenovoのページに保証状況と利用できるサポートレベルが即座に表示されます。折れ線グラフ形式で保証の開始日と終了日がひと目でわかるのが特徴です。さらに、保証内容に応じた「Good」「Better」「Best」の各オンラインサポートサービスの一覧も確認できます。
また、保証のアップグレードという選択肢もあります。基本保証の期限内であれば「少額の料金」で保証を再延長できるとのことです。費用は条件によって異なりますが、上位の保証ほど補償範囲が広がり、液体こぼれや落下による破損に対応するアクシデント保護が含まれる場合もあります。
Amazonの場合
詳細な保証サイトを持つLenovoとは対照的に、Amazonの保証ページは非常にシンプルです。できることは、カスタマーサポートに電話する前に保証詳細ページで対象デバイスの保証内容を確認することくらいです。Amazonが提供しているのは、適用される保証情報と「保証対象デバイスのトラブルシューティングや交換についてはサポート窓口へ連絡を」という案内のみです。これはFireタブレット全シリーズ、Kindle電子書籍リーダー、Fire TVデバイスなど、Amazon製デバイスすべてに共通しています。
Appleの保証(AppleCare)の仕組み
予想どおり、Appleの保証は他社とは少し異なる仕組みになっています。基本となる保証期間自体は標準的ですが、Apple製品の購入時に付いてくる基本保証は「AppleCare」と呼ばれます。AppleCareでは、1年間の限定保証と、電話による90日間の無料テクニカルサポートが提供されます。
Appleの保証手続きは、すべて保証確認ウェブサイトから始まります。シリアル番号を入力すると、次の3つの項目が表示されます。
- 購入日の有効性: Appleが製品の購入日を確認できるかどうかがわかります。
- 電話でのテクニカルサポート: 購入日から90日間の無料サポートが適用されます。
- 修理およびサービスの補償: Apple製品が1年間の限定保証の対象かどうかを確認できます。
製品がまだAppleCareの対象であれば、補償内容とともに修理を申し込むためのリンクが表示され、以下のような選択肢が提示されます。
- 配送で修理に出す: Appleから prepaid(着払い)の配送ラベルが送られ、修理センターへ発送できます。ただし、この選択肢は製品によっては表示されません。たとえばiMacのように大型で配送コストが高い製品では、このオプションが出ないことがあります。
- 持ち込み修理: Apple Store直営店または正規サービスプロバイダで修理を受けられます。
- チャット: サポート担当者とチャットでやり取りしながらトラブルを解決できます。
- 今すぐAppleサポートに電話: チャット同様に、電話でトラブルシューティングを受けられます。
これらいずれかの方法でAppleの保証プロセスを利用できます。最大のメリットは、正規販売店やApple Storeに持ち込めばその場でサポートを受けられる点でしょう。ほとんどの場合、デバイスを郵送で修理に出さなければならない競合メーカーと比べて、大きな強みといえます。
AppleCare+とは?
Appleの保証をさらに手厚くしたいなら、拡張保証プログラム「AppleCare+」の加入がおすすめです。保証期間が延びるだけでなく、画面割れなどの保証外修理にかかる交換費用が大幅に軽減されます。加入期間はプランによって異なり、当初から2年間のプランを購入でき、価格はデバイスによって変わります。
- 比較的新しいiPhoneのAppleCare+は、モデルにより129ドル〜199ドル(約19,000円〜約30,000円)程度です。
- Macの場合は99ドル〜299ドル(約15,000円〜約45,000円)で、ノート型とiMacで価格が異なります。
初期費用以外に、AppleCare+について押さえておきたいポイントが2つあります。1つ目は、落下や誤使用などによらないハードウェアの故障とみなされるトラブルであれば、無償で交換・修理に対応してもらえることです。
2つ目は、画面割れやヒンジ破損といった偶発的な損傷の場合です。この場合は追加料金が必要ですが、AppleCare+未加入の場合よりはるかに安く抑えられます。たとえばiPhoneの画面割れ修理は、AppleCare+加入なら29ドル(約4,400円)程度で済むのに対し、未加入では最高279ドル(約42,000円)かかることもあります。
よくある質問(FAQ)
1. 保証で通常カバーされるのはどのような内容ですか?
一般的な保証の対象は、ユーザーのコントロール外で発生する機械的・電気的な不具合です。たとえば画面が映らなくなる、バッテリーが充電できなくなる、キーボードの入力が反応しなくなる、などが挙げられます。落下や衝撃といった物理的な破損に関連しない故障は、初期保証期間内であればカバーされます。
2. 保証期間はどのくらいですか?
多くの場合、標準保証は購入日(またはアクティベーション日)から1年間です。ただし、ほぼすべてのパソコン・デバイスメーカーが、有料の延長保証を用意しています。LenovoやDellはパソコン向けに、Appleは製品ラインナップ全体に対して延長保証を販売しており、AmazonもFireタブレットシリーズ向けに延長保証を提供しています。
3. 保証期限を少し過ぎてしまった場合はどうなりますか?
実はこれは思っている以上によくあるケースです。メーカーによっては保証期間に多少の融通を利かせてくれることもありますが、大半の企業は1年間の期間を厳守します。AppleとAmazonは伝統的に柔軟に対応してくれることの多い企業ですが、あくまで個別のケースごとの判断です。
4. 保証外の修理にはどれくらいの費用がかかりますか?
一概には答えられない難しい質問です。費用は企業や状況によって大きく異なります。たとえばノートPCのヒンジの破損は、バッテリー交換よりも高額になりやすいでしょう。何が、どのように壊れたかによって費用は変動します。
5. メーカー保証以外にサードパーティの保証はありますか?
はい、あります。SquareTradeなど一部のサードパーティ保証は、メーカー保証に匹敵する強力な代替手段として高い評価を受けています。また、ビッグカメラやヨドバシカメラといった大手量販店、Best BuyやTargetなどの海外大手小売店も、独自の店頭・オンライン保証プログラムを提供しており、追加の補償を受けることができます。
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