Androidでカスタムインテントフィルターをブロードキャストレシーバーに登録する方法
インテントフィルターとは
例に入る前に、Androidにおける「インテントフィルター」について確認しておきましょう。インテントフィルターはIntentFilterクラスのインスタンスであり、暗黙的インテント(Implicit Intent)を扱う際に活躍します。Javaコード内で直接処理するものではなく、AndroidManifest.xmlに設定する必要があります。Androidシステムは起動しようとしているインテントの種類を把握しておく必要があるため、インテントフィルターがインテントやアクションに関する情報をシステムに伝える役割を担っています。
インテントを起動する前に、Androidは「アクションテスト」「カテゴリテスト」「データテスト」の3つの検証を実行します。この記事では、カスタムインテントフィルターを使ってブロードキャストレシーバーを登録する方法を解説します。
実装手順
ステップ1:新規プロジェクトの作成
Android Studioで新しいプロジェクトを作成します。「File」⇒「New Project」を選択し、必要な項目をすべて入力してプロジェクトを作成してください。
ステップ2:レイアウトファイルの準備
res/layout/activity_main.xmlに以下のコードを追加します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android"
xmlns:app="https://schemas.android.com/apk/res-auto"
xmlns:tools="https://schemas.android.com/tools"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
android:gravity="center"
android:orientation="vertical"
tools:context=".MainActivity">
<Button
android:id="@+id/buton"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="intent filter Register button" />
<Button
android:id="@+id/buton1"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="send Data" />
</LinearLayout>
上記のコードでは2つのボタンを配置しています。1つはインテントフィルターを登録するためのもので、もう1つはブロードキャストへデータを送信するためのものです。
ステップ3:MainActivity.javaの実装
package com.example.andy.myapplication;
import android.content.BroadcastReceiver;
import android.content.Context;
import android.content.Intent;
import android.content.IntentFilter;
import android.os.Bundle;
import android.support.v7.app.AppCompatActivity;
import android.view.View;
import android.widget.Button;
import android.widget.Toast;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
final Button button = findViewById(R.id.buton);
final Button send = findViewById(R.id.buton1);
send.setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View v) {
Intent intent=new Intent("com.example.andy.CUSTOM_INTENT");
sendBroadcast(intent);
}
});
button.setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View v) {
registerReceiver(mMessageReceiver,new IntentFilter("com.example.andy.CUSTOM_INTENT"));
}
});
}
private BroadcastReceiver mMessageReceiver = new BroadcastReceiver() {
@Override
public void onReceive(Context context, Intent intent) {
// インテントに含まれるデータを取り出す
String message = intent.getAction();
Toast.makeText(MainActivity.this,message,Toast.LENGTH_LONG).show();
}
};
@Override
protected void onPause() {
super.onPause();
unregisterReceiver(mMessageReceiver);
}
}
コードのポイント
ボタンをクリックすると、以下のようにカスタムブロードキャストアクションを指定してレシーバーを登録します。
registerReceiver(mMessageReceiver,new IntentFilter("com.example.andy.CUSTOM_INTENT"));これは動的ブロードキャストレシーバーであるため、メモリリークを防る観点からも、onPause()で必ず登録解除を行う必要があります。
unregisterReceiver(mMessageReceiver);
もう1つのボタンはブロードキャスト送信用です。クリックすると、登録済みのレシーバーに対してアクションとデータを送信します。
Intent intent=new Intent("com.example.andy.CUSTOM_INTENT");
sendBroadcast(intent);今回は動的にレシーバーを登録しているため、レシーバー専用の新しいクラスファイルを作成する必要はありません。同じアクティビティ内でブロードキャストレシーバーを宣言できます。
private BroadcastReceiver mMessageReceiver = new BroadcastReceiver() {
@Override
public void onReceive(Context context, Intent intent) {
// インテントに含まれるデータを取り出す
String message = intent.getAction();
Toast.makeText(MainActivity.this,message,Toast.LENGTH_LONG).show();
}
};上記のコードでは、インテントからアクション名を取得し、その内容をToastで表示しています。
注意点
ターゲットAPI 34以降でアプリをビルドする場合、システムブロードキャスト以外を受信する動的レシーバーには、セキュリティ保護のためContext.RECEIVER_EXPORTEDまたはContext.RECEIVER_NOT_EXPORTEDフラグの指定が必要になる場合があります。最新の環境で開発する際はContextCompat.registerReceiver()の利用を検討してください。
アプリの実行と動作確認
それではアプリを実行してみましょう。実機のAndroidデバイスがパソコンに接続されているものとします。Android Studioでプロジェクトのアクティビティファイルを開き、ツールバーの「Run」アイコンをクリックしてください。デバイスを選択してアプリを起動すると、まず次のような初期画面が表示されます。

最初に「intent filter Register button」をタップしてレシーバーを登録し、続いて「send Data」ボタンをタップすると、以下のようにToastが表示されます。

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