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C++ポインタには何を代入すべき?NULL・0・nullptrの違いと正しい使い分け

C++では、NULL はマクロとして定義されており、その実体は整数値の 0 です。つまり、C++において NULL0 も、どちらも「整数」として扱われます。

ポインタに代入できる3つの書き方

ポインタ変数 p に対しては、次の3通りの書き方が可能です。

float* p = NULL;
float* p = 0;
float* p = nullptr;

この3つはいずれも「空ポインタ(null pointer)」として同じ結果になります。しかし、型の意味や安全性という点では重要な違いがあります。

nullptrとは?(C++11で導入されたキーワード)

nullptr は、C++11で導入された新しいキーワードで、従来の NULL の置き換えを目的としています。nullptr は専用の型 std::nullptr_t を持ち、任意のポインタ型へは暗黙的に変換できますが、整数型へは変換されません。

なぜnullptrが推奨されるのか

NULL0 は単なる整数であるため、関数オーバーロードの際に意図しない動作を引き起こす可能性があります。次の例を見てみましょう。

void func(int);
void func(char*);

func(NULL);     // func(int) が呼ばれる可能性がある
func(nullptr);  // func(char*) が正しく呼ばれる

NULL は整数 0 として扱われるため、ポインタを受け取るオーバーロードではなく int 版が選択されてしまうことがあります。一方、nullptr を使えば、ポインタ型のオーバーロードが確実に選ばれます。

まとめ:現代のC++ではnullptrを使う

3つの書き方は実行結果としては同じですが、型安全で意図が明確な nullptr を使うことが、現代のC++におけるベストプラクティスです。C++11以降の環境では、NULL0 の代わりに必ず nullptr を使用しましょう。

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