C++でshort型のリテラルを書く方法を解説
この記事では、C++におけるshort型のリテラルの書き方について解説します。C言語やC++では、データ型ごとに異なるリテラル(サフィックス)が用意されています。主なデータ型とリテラルの対応は以下の通りです。
| 番号 | データ型とリテラルの例 |
|---|---|
| 1 | int 5 |
| 2 | unsigned int 5U |
| 3 | long 5L |
| 4 | long long 5LL |
| 5 | float 5.0f |
| 6 | double 5.0 |
| 7 | char '\5' |
上記の表を見ると、int、long、float、doubleなどにはリテラル(サフィックス)が存在しますが、short型専用のリテラルは用意されていません。そのため、short型のデータに対して直接リテラルを指定することはできません。
明示的な型キャストによる解決方法
しかし、この問題は明示的な型キャスト(explicit typecasting)を使うことで解決できます。以下のように記述すると、値はshort型に変換されます。
int x; x = (short)5; // short型に変換される
実際のコード例を見てみましょう。以下のプログラムでは、整数値65700をshort型にキャストしています。short型は多くの環境で2バイト(16ビット)であるため、変換後は値が切り詰められます。
サンプルコード
#include <iostream>
using namespace std;
main() {
int x;
x = 65700;
cout << "x is (as integer):" << x << endl;
x = (short)65700; // 2バイトを超えた分は切り捨てられる
cout << "x is (as short):" << x << endl;
}実行結果
x is (as integer):65700 x is (as short):164
実行結果からわかるように、65700をshort型にキャストすると164になります。これは、short型が16ビットで表現できる範囲(-32768~32767)を超えたため、上位ビットが切り捨てられた結果です。このように、short型にはリテラルが存在しない代わりに、キャストを使って明示的に型変換を行う必要があります。
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