C++
 Computer >> コンピューター >  >> プログラミング >> C++

C++のclock()関数を使って処理時間を計測する方法

この記事では、C++におけるclock()関数の使い方について解説します。clock()関数は、time.hまたはctimeヘッダーファイルで定義されており、プログラムの処理にかかった経過時間を計測する際に活用できます。

経過時間を求めるには、処理の開始時点と終了時点でそれぞれclock()を呼び出して時刻を取得し、その差分を計算します。その後、差分をCLOCKS_PER_SEC(1秒あたりのクロックティック数)で割ることで、実際のプロセッサ時間(秒単位)を求めることができます。

サンプルコード

以下の例では、ユーザーがEnterキーを押すまでの時間をclock()を使って計測します。

#include <iostream>
#include <ctime>
using namespace std;
void take_enter() {
    cout << "Press enter to stop the counter" << endl;
    while(1) {
        if (getchar())
        break;
    }
}
main() {
    // take_enter()にかかった時間を計算
    clock_t t;
    t = clock();
    cout << "Timer starts\n";
    take_enter();
    cout << "Timer ends \n";
    t = clock() - t;
    double time_taken = ((double)t)/CLOCKS_PER_SEC; // 経過時間を計算
    cout << "The program took "<< time_taken <<" seconds to execute";
}

実行結果

Timer starts
Press enter to stop the counter
Timer ends
The program took 3.546 seconds to execute

使用時の注意点

clock()関数を利用する際には、以下の点に注意が必要です。

  • プロセッサ時間の計測: clock()が返すのはCPUが処理に費やした時間(プロセッサ時間)であり、実際の経過時間(ウォールクロック時間)とは必ずしも一致しません。入力待ちなどCPUがアイドル状態の時間は計測に含まれない場合があります。
  • マルチスレッド環境: マルチスレッドプログラムでは、全スレッドの処理時間が合算されて返されることがあります。
  • より高精度な計測: ナノ秒単位の高精度な計測や、実経過時間の計測が必要な場合は、C++11以降で利用可能なstd::chronoライブラリ(std::chrono::high_resolution_clockstd::chrono::steady_clockなど)の使用を検討しましょう。

このように、clock()関数は手軽に処理時間の概算を求められる便利な関数です。ベンチマークやパフォーマンス測定の入門として、まずはこの方法から試してみるのがおすすめです。

  1. ExcelのPI関数の使い方!円周率を使った計算方法を徹底解説

    Microsoft ExcelのPI関数は、数学/三角関数に分類される関数の一つで、円周率(π)の値を返します。書式は =PI() と非常にシンプルで、引数は一切必要ありません。 ExcelでPI関数を使う手順 以下の手順に従って、Microsoft ExcelでPI関数を使用してみましょう。 Microsoft Excelを起動する 新しい表を作成するか、既存のファイルから表を開く 結果を表示したいセルに関数(数式)を入力する Enterキーを押して結果を確認する まず、Microsoft Excelを起動します。 続いて、新しい表を作成するか、保存済みのファイルから既存の表を開きましょ

  2. ExcelのVLOOKUP関数の使い方を徹底解説!基本から応用まで

    大量のデータが入ったExcelスプレッドシートから、特定の情報だけを簡単に抽出したいと思ったことはありませんか?ExcelでVLOOKUPを使いこなせるようになれば、たった一つの強力な関数だけで、こうした検索・抽出作業を実現できます。 VLOOKUP関数は、引数が多く、使い方も複数あるため、多くの人にとってとっつきにくい存在です。この記事では、ExcelにおけるVLOOKUPのあらゆる使い方と、この関数がなぜそれほど強力なのかを、具体例を交えながら詳しく解説します。 ExcelのVLOOKUP関数の引数 Excelの任意のセルに=VLOOKUP(と入力すると、利用可能な引数の一覧がポップ