C++で配列データからヒストグラムを作成するプログラムの書き方
この記事では、C++を使って配列内のデータからヒストグラム(度数分布図)を作成するプログラムを解説します。
ここでは、配列に格納された整数値をもとに、縦軸・横軸の両方が配列の値と対応するヒストグラムをコンソール上に描画することを目標とします。
アルゴリズムの流れ
ヒストグラムの描画は、以下の手順で行います。
- 最大値の取得:
max_element関数を使って配列内の最大値を求めます。この値がヒストグラムの最上部(y軸の最大値)になります。 - 上の行から順に出力:最大値から0まで1ずつ減らしながら各行を処理し、その行の高さ(i)以上の値を持つ配列要素の位置に「x」を表示します。条件を満たさない位置は空白のままにします。
- 軸と元データの表示:すべての行を出力した後、区切り線を描き、その下に元の配列の値を横一列に並べて出力します。
サンプルコード
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
void make_histogram(int arr[], int n){
int maxEle = *max_element(arr, arr + n);
for (int i = maxEle; i >= 0; i--) {
cout.width(2);
cout << right << i << " | ";
for (int j = 0; j < n; j++) {
if (arr[j] >= i)
cout << " x ";
else
cout << " ";
}
cout << "\n";
}
for (int i = 0; i < n + 3; i++)
cout << "---";
cout << "\n";
cout << " ";
for (int i = 0; i < n; i++) {
cout.width(2);
cout << right << arr[i] << " ";
}
}
int main() {
int arr[10] = { 10, 9, 12, 4, 5, 2,
8, 5, 3, 1 };
int n = sizeof(arr) / sizeof(arr[0]);
make_histogram(arr, n);
return 0;
}
実行結果
12 | x 11 | x 10 | x x 9 | x x x 8 | x x x x 7 | x x x x 6 | x x x x 5 | x x x x x x 4 | x x x x x x x 3 | x x x x x x x x 2 | x x x x x x x x x 1 | x x x x x x x x x x 0 | x x x x x x x x x x --------------------------------------- 10 9 12 4 5 2 8 5 3 1
出力の見方
この例では、配列の値が {10, 9, 12, 4, 5, 2, 8, 5, 3, 1} であり、最大値は12です。そのため、12行分のバーが上から順に描画されます。
各列は配列の各要素に対応しており、その要素の値が現在の行番号(左端の数字)以上であれば「x」が表示されます。たとえば、最初の要素である10は、行番号が10以下の行で「x」として現れます。
一番下の行には元の配列の値がそのまま表示されるため、どの列がどのデータに対応しているのかがひと目でわかるようになっています。cout.width(2)による桁揃えを行うことで、数値のずれを防ぎ、見やすい出力を実現しています。
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