C++で配列内のk番目ごとの素数の積を求める方法
問題概要
n個の素数を含む配列arr[n]と整数kが与えられたとき、配列内のk番目ごとの素数の積を求めることが本記事の課題です。
例えば、配列arr[] = {3, 5, 7, 11}、k = 2が与えられた場合、2番目ごとの素数である「5」と「11」を取り出し、その積(5 × 11 = 55)を計算して結果を出力します。
素数とは?
素数とは、1とその数自身以外のどの数でも割り切れない自然数のことです。素数の例としては、2、3、5、7、11、13などが挙げられます。
入出力例
入力: arr[] = {3, 5, 7, 11, 13}、k = 2
出力: 55
説明: 配列の2番目ごとの要素は「5」と「11」であり、その積は55になります。
入力: arr[] = {5, 7, 13, 23, 31}、k = 3
出力: 13
説明: 配列の3番目ごとの要素は「13」であるため、出力は13になります。解決のためのアプローチ
- n個の要素を含む配列とkを入力として受け取り、k番目ごとの要素の積を求めます。
- 素数を高速に判定するためのふるい(エラトステネスの篩)を事前に作成します。
- 配列を先頭から走査し、k番目ごとの素数を見つけるたびに、積を保持する変数に掛け合わせていきます。
- 最終的な積を出力します。
アルゴリズム
開始
Step 1-> MAXを1000000として定義・初期化
Step 2-> bool型配列 prime[MAX + 1] を定義
Step 3-> 関数 createsieve() 内で
memset(prime, true, sizeof(prime)) を呼び出す
prime[1] = false を設定
prime[0] = false を設定
ループ: p = 2 から p * p <= MAX まで p++
もし prime[p] == true ならば、
ループ: i = p * 2 から i <= MAX まで i += p
prime[i] = false を設定
Step 4-> 関数 productOfKthPrimes(int arr[], int n, int k)
c = 0 を設定
product = 1 を設定
ループ: i = 0 から i < n まで i++
もし prime[arr[i]] ならば、
c を 1 増やす
もし c % k == 0 ならば、
product = product * arr[i] を設定
c = 0 にリセット
積を出力
Step 5-> main() 関数内で
createsieve() を呼び出す
n = 5、k = 2 を設定
arr[n] = { 2, 3, 11, 13, 23 } を設定
productOfKthPrimes(arr, n, k) を呼び出す
終了C++での実装例
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
#define MAX 1000000
bool prime[MAX + 1];
void createsieve() {
memset(prime, true, sizeof(prime));
// 0と1は素数ではない
prime[1] = false;
prime[0] = false;
for (int p = 2; p * p <= MAX; p++) {
if (prime[p] == true) {
// pの倍数をすべて合成数としてマークする
for (int i = p * 2; i <= MAX; i += p)
prime[i] = false;
}
}
}
// 答えを計算する関数
void productOfKthPrimes(int arr[], int n, int k) {
// 素数の個数をカウント
int c = 0;
// 素数の積を求める
long long int product = 1;
// 配列を走査
for (int i = 0; i < n; i++) {
// 要素が素数の場合
if (prime[arr[i]]) {
c++;
if (c % k == 0) {
product *= arr[i];
c = 0;
}
}
}
cout << product << endl;
}
// メイン関数
int main() {
// ふるいを作成
createsieve();
int n = 5, k = 2;
int arr[n] = { 2, 3, 11, 13, 23 };
productOfKthPrimes(arr, n, k);
return 0;
}出力結果
39
コードの解説
このプログラムでは、まずcreatesieve()関数がエラトステネスの篩を用いて、1000000以下のすべての素数を事前に判定します。これにより、任意の数が素数かどうかをO(1)の計算量で確認できるようになり、全体の処理が大幅に高速化されます。
続いてproductOfKthPrimes()関数が配列を先頭から走査し、各要素が素数であるかどうかを判定します。素数であればカウンタcをインクリメントし、cがkの倍数に達した時点でその要素を積に掛け合わせた後、カウンタをリセットします。
上記の実行例では、配列{2, 3, 11, 13, 23}の中から2番目ごとの素数である「3」と「13」が選ばれ、3 × 13 = 39が出力されます。なお、積が大きくなる可能性を考慮し、product変数にはオーバーフロー対策としてlong long int型を使用している点にも注目してください。
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