C++で配列を最大K個に分割して平均の合計を最大化する方法
問題概要
数値の配列 A が与えられます。この配列を最大 K 個の隣接する(空でない)グループに分割し、スコアを「各グループの平均値の合計」と定義します。このとき、達成できる最大スコアを求めるのが本問題です。
入力例
入力配列が {9, 2, 5, 3, 10} の場合、たとえば次のように分割できます。
{9} {2, 5, 3} {10}
このときの平均の合計は次のとおりです。
9 + (2 + 5 + 3) / 3 + 10 = 22.33
アルゴリズム(メモ化再帰)
この問題は、メモ化(記憶化)再帰を使うことで効率よく解くことができます。
- memo[i][k]:A[i]〜A[n-1] を最大 K 個の部分に分割したときの最高スコアを表します。
- 最初のグループとして A[i]〜A[j-1] を切り出し、残りの A[j]〜A[n-1] をさらに分割することを考えます。このときの候補スコアは average(i, j) + score(j, k-1) です。ここで average(i, j) = (A[i] + A[i+1] + … + A[j-1]) / (j - i) です。
- 考えられるすべての分割位置 j を試し、その中で最も高いスコアを採用します。
- 一般形の再帰式は次のように表せます。
memo[n][k] = max(memo[n][k], score(i, arr, k-1) + average(i, j))
C++での実装例
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
#define MAX 1000
double memo[MAX][MAX];
double score(int n, vector<int>& arr, int k) {
if (memo[n][k] > 0) {
return memo[n][k];
}
double sum = 0;
for (int i = n - 1; i > 0; i--) {
sum += arr[i];
memo[n][k] = max(memo[n][k], score(i, arr, k - 1) + sum / (n - i));
}
return memo[n][k];
}
double getLargestSum(vector<int>& arr, int K) {
int n = arr.size();
double sum = 0;
memset(memo, 0.0, sizeof(memo));
for (int i = 0; i < n; i++) {
sum += arr[i];
memo[i + 1][1] = sum / (i + 1);
}
return score(n, arr, K);
}
int main() {
vector<int> arr = {9, 2, 5, 3, 10};
int K = 3;
cout << "Largest sum = " << getLargestSum(arr, K) << endl;
return 0;
}
出力
上記のプログラムをコンパイルして実行すると、次の出力が得られます。
Largest sum = 22.3333
計算量
状態の総数は n × K、各状態で分割位置を最大 n 通り試すため、時間計算量は O(n² × K)、空間計算量は O(n × K) となります。また、大きな値ほど単独のグループに分離したほうが平均の合計が大きくなりやすい、という性質を意識すると、この問題の構造がより理解しやすくなります。
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