C++でN以下のすべてのプロス素数(Proth素数)を出力する方法
問題概要
この問題では、整数Nが与えられ、N以下のすべてのプロス素数(Proth Prime)を求めて出力することを目標とします。
プロス素数とは?
プロス数(Proth Number)とは、次の形式で表すことができる正の整数のことです。
N = k × 2p + 1
ここで、kは奇数の正整数、pは正の整数であり、さらに次の条件を満たす必要があります。
2p > k
そして、このプロス数の中で素数であるものをプロス素数と呼びます。代表例としては、3、5、13などが挙げられます。
具体例
入力:N = 23 出力:3, 5, 13, 17
解法の考え方
この問題は、以下の手順で解くことができます。
- エラトステネスの篩(Sieve of Eratosthenes)を使って、N以下のすべての素数を事前に列挙します。
- 各数値nについて、「n − 1」が奇数kと2の冪乗の積(k × 2p)として表せるかどうかを判定します。
- その条件を満たし、かつ素数である数値だけを出力します。
2の冪乗の判定には、ビット演算を利用した「x && !(x & (x − 1))」という定番のテクニックを使うことで、効率よくチェックできます。
C++による実装例
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int prime[1000];
void SieveOfEratosthenes(int n){
for (int i = 1; i <= n + 1; i++)
prime[i] = true;
prime[1] = false;
for (int p = 2; p * p <= n; p++) {
if (prime[p] == true) {
for (int i = p * p; i <= n; i += p)
prime[i] = false;
}
}
}
bool isTwosExponent(int n){
return (n && !(n & (n - 1)));
}
bool isaProthNumber(int n){
int k = 1;
while (k < (n / k)) {
if (n % k == 0) {
if (isTwosExponent(n / k))
return true;
}
k = k + 2;
}
return false;
}
bool isaProthPrime(int n){
if (isaProthNumber(n - 1)) {
if(prime[n])
return true;
else
return false;
}
else
return false;
}
int main(){
int n = 23;
cout<<"Proth Prime Numbers less than or equal to "<<n<<" :\n";
SieveOfEratosthenes(n);
for (int i = 1; i <= n; i++)
if (isaProthPrime(i))
cout<<i<<"\t";
return 0;
}
実行結果
上記のプログラムをN = 23として実行すると、次のような出力が得られます。
Proth Prime Numbers less than or equal to 23 are − 3 5 13 17
計算量と注意点
全体の計算量は、エラトステネスの篩の部分がO(N log log N)、各数値のプロス数判定がおおよそ√N程度のループになるため、Nがある程度大きくなっても高速に動作します。ただし、サンプルコードでは素数を管理する配列のサイズが固定されているため、より大きなNを扱いたい場合は配列サイズを適宜拡張してください。
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