C++で偶数値の祖父母を持つノードの合計を求める方法
二分木が与えられたとき、「偶数値の祖父母」を持つノードの値の合計を求める問題を考えてみましょう。ここでいうノードの祖父母とは、その親の親のことを指します(存在しない場合もあります)。もし偶数値の祖父母を持つノードが一つも存在しない場合は、0 を返します。
例として、次のような二分木を考えます。

この場合の出力は 18 になります。図の赤いノードが「偶数値の祖父母を持つノード」であり、青いノードが「偶数値の祖父母」となるノードです。
解法のアプローチ
この問題を解くために、以下の手順に従います。
- 各ノードの親を記録するためのマップ parent を定義します。
- ノードとその親を受け取るメソッド solve() を定義します。
- ノードが null の場合は何もせずに return します。
- 親 par が null ではなく、parent マップに par が存在し、かつ parent[par] が null でなく、その値が偶数である場合は、現在のノードの値を結果 res に加算します。
- parent[node] に par を登録します。
- 左の子ノードに対して solve(left, node) を再帰的に呼び出します。
- 右の子ノードに対して solve(right, node) を再帰的に呼び出します。
- メインの処理では res を 0 に初期化し、solve(root, NULL) を呼び出した後、res を返します。
C++での実装例
理解を深めるために、以下の実装例を見てみましょう。
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
class TreeNode{
public:
int val;
TreeNode *left, *right;
TreeNode(int data){
val = data;
left = NULL;
right = NULL;
}
};
void insert(TreeNode **root, int val){
queue<TreeNode*> q;
q.push(*root);
while(q.size()){
TreeNode *temp = q.front();
q.pop();
if(!temp->left){
if(val != NULL)
temp->left = new TreeNode(val);
else
temp->left = new TreeNode(0);
return;
}
else{
q.push(temp->left);
}
if(!temp->right){
if(val != NULL)
temp->right = new TreeNode(val);
else
temp->right = new TreeNode(0);
return;
}
else{
q.push(temp->right);
}
}
}
TreeNode *make_tree(vector<int> v){
TreeNode *root = new TreeNode(v[0]);
for(int i = 1; i<v.size(); i++){
insert(&root, v[i]);
}
return root;
}
class Solution {
public:
int res;
map <TreeNode*, TreeNode*> parent;
void solve(TreeNode* node, TreeNode* par = NULL){
if(!node)return;
if(par && parent.count(par) && parent[par] && parent[par]->val % 2 == 0){
res += node->val;
}
parent[node] = par;
solve(node->left, node);
solve(node->right, node);
}
int sumEvenGrandparent(TreeNode* root) {
res = 0;
parent.clear();
solve(root);
return res;
}
};
main(){
vector<int> v = {6,7,8,2,7,1,3,9,NULL,1,4,NULL,NULL,NULL,5};
TreeNode *root = make_tree(v);
Solution ob;
cout << (ob.sumEvenGrandparent(root));
}入力
[6,7,8,2,7,1,3,9,null,1,4,null,null,null,5]
出力
18
まとめ
この解法では、マップを使って各ノードの親を追跡しながら木を再帰的に走査することで、偶数値の祖父母を持つノードを効率的に特定できます。計算量は木の全ノードを一度ずつ訪問するため O(n)、必要な追加メモリは親マップ分の O(n) となります。
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