C++で隣接要素を埋める最小反復回数により配列を1で満たす方法
この問題では、0または1のいずれかで構成されるn個の要素を持つ配列arrが与えられます。求められているのは、「隣接要素を埋める」という操作を最小の反復回数で実行し、配列全体を1で満たすことです。
例で問題を理解する
入力:arr[] = {0, 1, 1, 0, 0, 1}
出力:1
この場合、インデックス3〜4に連続する2つの0は、両側の1から同時に伝播することで1回の反復で埋められるため、答えは1となります。
解法アプローチ
この問題を解くうえで重要なのは、「ある位置に1が存在すれば、その両隣の2つの0を1に変換できる」という性質です。
もし arr[i] が 1 ならば、
arr[i-1] と arr[i+1] は 1 に変換されます。
この性質を利用すると、配列を「0が連続する区間(ブロック)」ごとに分割し、ブロックごとに必要な反復回数を求めて、その最大値を答えとすればよいことが分かります。ブロックの状態に応じて、次の3つのケースに分けて考えます。
ケース1:ブロックの両側に1がある場合
ブロックの先頭と末尾が1で、それ以外がすべて0のケースです。まず0の個数(zeroCount)を数えます。両側から同時に伝播が進むため、1回の反復で2つの0を埋められます。
- zeroCount が偶数の場合:反復回数 = zeroCount / 2
- zeroCount が奇数の場合:反復回数 = (zeroCount + 1) / 2
ケース2:ブロックの片側にしか1がない場合
ブロックの先頭または末尾にだけ1があり、残りがすべて0のケース(配列の端に0が連続している場合)です。伝播が一方向からしか進まないため、0の個数ぶんの反復が必要になります。
反復回数 = zeroCount
ケース3:ブロック内に1がひとつもない場合
配列全体が0の場合、1を新たに生み出すことはできません。この場合は -1 を出力し、「1で埋めることは不可能」であることを示します。
解法の動作を示すプログラム
#include <iostream>
using namespace std;
int countIterationFill1(int arr[], int n) {
bool oneFound = false;
int iterationCount = 0;
for (int i = 0; i < n; ) {
if (arr[i] == 1)
oneFound = true;
// 連続する1を読み飛ばす
while (i < n && arr[i] == 1)
i++;
// 連続する0の個数を数える
int zeroCount = 0;
while (i < n && arr[i] == 0) {
zeroCount++;
i++;
}
// 配列全体が0の場合は1で埋められない
if (!oneFound && i == n)
return -1;
int itrCount;
if (i < n && oneFound) {
// ケース1:両側が1に囲まれた0のブロック
itrCount = (zeroCount + 1) / 2;
} else {
// ケース2:片側だけに1がある(配列の端の)ブロック
itrCount = zeroCount;
}
iterationCount = max(iterationCount, itrCount);
}
return iterationCount;
}
int main() {
int arr[] = {0, 1, 1, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 1};
int n = sizeof(arr) / sizeof(arr[0]);
cout << "1で埋めるために必要な反復回数: " << countIterationFill1(arr, n);
return 0;
}
出力
1で埋めるために必要な反復回数: 2
実行結果の解説
サンプル配列 {0, 1, 1, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 1} には、0のブロックが2つあります。インデックス3〜4の「00」は両側が1に囲まれているため 2 / 2 = 1 回、インデックス6〜8の「000」も両側が1に囲まれているため (3 + 1) / 2 = 2 回かかります。配列全体が1になるのは、最も時間のかかるブロックが埋まりきったときなので、答えは最大値の2となります。
計算量
- 時間計算量:O(n) ― 配列を一度走査するだけで済みます。
- 空間計算量:O(1) ― 追加の配列は不要です。
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